新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

  • 笑える
  • 盛り上がる

TOP500

さみはさみ

ママ・50代・東京都、男の子16歳 男の子12歳

  • Line

さみはさみさんの声

2028件中 1751 〜 1760件目最初のページ 前の10件 174 175 176 177 178 ... 次の10件 最後のページ
自信を持っておすすめしたい 恐竜ではなく「どうつぶ」!  投稿日:2010/10/28
へんなどうつぶ
へんなどうつぶ 作・絵: ワンダ・ガアグ
訳: 渡辺 茂男

出版社: 瑞雲舎
題名に惹かれて借りてきました。

久々に(私に)ヒットした絵本でした。ただの恐竜のように見えなくもありませんが、これは恐竜ではなく、へんな「どうつぶ」(原語ではそんな題名ではないようですが、訳が見事です)。子供の人形しか食べないというへんな「どうつぶ」に、何とか別のものを食べさせようと賢いおじいさんが一計をめぐらします。そして、色々な美味しい物をこねてまるめて作った、じゃむ・じるを食べさせることに成功します。ここまでは、おじいさんがへんな「どうつぶ」の容姿を褒めることでその気にさせたという何てことない展開なのですが・・・。

この絵本の魅力は、そんな両者のやりとりよりもむしろ、そのじゃむ・じるを食べたへんな「どうつぶ」のしっぽが本当に長くなり、青いとげが光るようになったという部分かと思います。しかも、へんな「どうつぶ」は、それによってとても幸せそうな顔をしているのです。

おじいさんはへんな「どうつぶ」を言わば騙したはずだったのに、なぜか嘘は現実になっています。そしてへんな「どうつぶ」は山のてっぺんに住み、長く長く伸びたしっぽを山に巻き付けて満足し、もう人形は食べなくなったということです。どこかにそんな山があるのかも?

2歳半の息子には話が少し長いようで、まだじゅうぶんに理解していませんが、「なんじゃこれ?」というような怪訝な顔をして聞いています。お気に入りの1冊になりそうな予感がします。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 黄土色の世界  投稿日:2010/10/28
オッベルと象
オッベルと象 作: 宮澤 賢治
画: 小林 敏也

出版社: 好学社
他の画家による絵本を読んだのをきっかけに、いくつか読み比べてみたうちの1冊です。話の内容は同じなので、絵についてのみ書きます。

この絵本は全体が黄土色と黒と赤で構成されています。白い象は真っ白ではなく、ベージュのような色です。何となく砂っぽい世界を連想しやすい色合いですが、象の印象が弱いような気がしました。

また、一部に折り込んだページがあり、広げてみられるようになっているのですが、図書館で借りてきた時にはそこがくしゃくしゃになってしまっていました。普通の装丁でも良かったのではないかと思いました。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 繊細な絵です  投稿日:2010/10/28
オツベルと象
オツベルと象 作: 宮沢 賢治
絵: 三木由記子

出版社: 講談社
他の画家の絵本でこの話を読んだのをきっかけに、いくつか読み比べてみたうちの1冊です。
文章は基本的にどれも同じなので、絵についてのみ書きますが、私が見た中では一番繊細で、何が描かれているのか、わかりやすい絵でした。他の絵本は、話の内容のせいかもしれませんが、強いタッチで描かれており、インパクトは強いのですが、ちょっとわかりにくいものもありました。しかし、この点は同時にこの絵本の短所でもあるのかもしれません。話の強烈さの割に絵が柔らかすぎてアンバランスであるような印象も受けます。結局は好みの問題かもしれませんね。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 種から人参  投稿日:2010/10/28
うさこちゃんのはたけ
うさこちゃんのはたけ 作・絵: ディック・ブルーナ
訳: まつおか きょうこ

出版社: 福音館書店
都会に住んでいますが、おばあちゃんの家の畑が大好きな息子が興味を持つかと思って借りてきました。

種を蒔くところが一つ目のお気に入りで、「やりたい!」とねだります。楽しそうですね。そして水をやるところも芽が出るところも素通りして、見事な人参ができたところで大喜びします。

しかし、うさこちゃんのおかあさんのいう「ごちそう」がにんじんを洗っただけとは予想していませんでした。息子は分かりやすいのでその場面も気に入っているようです。

話もリズミカルでちょっと古くさいところがかえって気に入っています。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい わんわん鳴かないくんくん  投稿日:2010/10/28
こいぬのくんくん
こいぬのくんくん 作・絵: ディック・ブルーナ
訳: まつおか きょうこ

出版社: 福音館書店
ディック・ブルーナさんの絵本はどれも好きです。

くんくんは鼻でかぐ音でもあり、犬の名前でもあるようです。犬は鼻が良いということを題材にしたお話ですが、すっきりシンプルにまとまっています。すーきーちゃんが何者かわからなかったのですが(ぽっくるとんのおくさんの子供だということは分かりましたが)、人間のようですね。

動物好きな息子も楽しそうに聞いていました。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う がんばる絵本は好きではないのですが  投稿日:2010/10/28
がんばれ さるの さらんくん
がんばれ さるの さらんくん 作: 中川 正文
絵: 長 新太

出版社: 福音館書店
個人的には何かを頑張る絵本はあまり好きではありません。絵本からは、そんな現実的なことではなく、別の世界の何かを感じてほしいと考えています。(同じ理由でトイレトレーニング用の絵本とか、泣かずに幼稚園に行けるようになる絵本とかも好みではありません。)

でも、この絵本は、そんな頑張る絵本の中ではちょっと異色な気がしました。まず、さらんくんが、トランペットを割り当てられたのに、音が出ないことにすぐに飽きて昼寝して過ごすというという不真面目さが、ちょっととぼけた感じがしていいです(他のこの手の絵本では、「なんで僕だけできないんだろう」とまじめに落ち込んだりしますよね)。また、女の子に手伝ってもらって夜中に練習したトランペットが音が出るようになって以降、うれしくて楽しくてすっかりそれが趣味のようにになっています(他のこの手の絵本では、頑張って皆に追いつきましたという展開が多いように思います)。苦手を克服したというマイナスな感じではなく、趣味ができたというプラスな感じがいいのかもしれません。動物園が火事になった時に、そんな大事にしていたトランペットを置き忘れてきてしまっているダメさもまたいいです。

そんな出来事の中で自然に女の子との友情が芽生えているところも素敵です。

2歳半の息子には、まだ何かができないとか、練習するとかいうことは分かっていませんが、小さなさらんくんを探すことに熱中していました。ちょっと早すぎた感じがしますが、もう少し大きくなったらまたじっくり読んでみたい絵本です。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 野菜も作る植木屋さん!  投稿日:2010/10/26
うえきやのくまさん
うえきやのくまさん 作: フィービ・ウォージントン ジョーン・ウォージントン
絵: フィービ・ウォージントン ジョーン・ウォージントン
訳: 間崎 ルリ子

出版社: 福音館書店
『パンやのくまさん』『ぼくじょうのくまさん』がすっかり気に入った息子に借りてきました。

表紙を見るなり、息子が「あ、のうふのくまさんのほんだね」と言ったので嬉しくなりました。先に読んでいた『ぼくじょうのくまさん』はそう表現されているからです。パンやのくまさんとは思わなかったのですね。確かに植木屋さんと牧場の仕事は雰囲気が似ています!

くまさんは働き者で、それが淡々と描かれているところがとても好感が持てます。でも息子は『ぼくじょうのくまさん』の方が良かったようでした。動物に餌をやる場面が好きなようです。

私は植木屋のくまさんが、野菜も育てて売っているというところに着目してしまいました。日本の植木屋さんとはちょっと違いますね。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 長く楽しめそうです  投稿日:2010/10/26
こねずみとえんぴつ 12のたのしいおはなしとえのほん
こねずみとえんぴつ 12のたのしいおはなしとえのほん 作・絵: ステーエフ
訳: 松谷 さやか

出版社: 福音館書店
ロシアの絵本は良質のものが多いような気がします。この本は、絵本集になっていて12の話が収められていますが、どれも身近な動物が登場し、奇抜な内容はありませんが、こころにじんわりくるような展開になっています。子供たちをあたたかく見守っているような、そんな絵本です。

収められている話のうち、「にゃーおといったのはだれ?」と「三びきのこねこ」は、同じステーエフの絵で『ニャーンといったのはだーれ』として出版されています。また、「ひよことあひるのこ」は、同名で別の国の別の作家が出したものがあります。(ということは創作絵本ではなく、またロシアの話でもないのでしょうか。)

12の話の長さは色々で、小さい頃から少し大きくなるまで楽しめる本だと思います。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 少し早かったようです  投稿日:2010/10/26
11ぴきのねこ
11ぴきのねこ 作: 馬場 のぼる
出版社: こぐま社
なんとも素朴で素直な猫たちで、すっかり私がファンになりそうです。

ただ息子には少し早かったようです。11匹でわけることや、大きな魚に猫が食べられそうになるおかしさ、暗いところで皆つまみ食いをしてしまったオチなどをまだ理解できなかったようです。

もう少し先にまた読みたい絵本です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい きつねとにわとりの関係  投稿日:2010/10/26
ロージーのおさんぽ
ロージーのおさんぽ 作: パット・ハッチンス
訳: 渡辺 茂男

出版社: 偕成社
舞台は秋で、全体が実りの色で描かれています。そんな中をめんどりがゆうゆうと散歩しています。めんどりを狙ったきつねは痛い目にあうのですが・・・。

文章は少なめですが、細部まで丁寧に描かれていて、何度見ても新しい発見があります。私は特にたわわにりんごや梨の実をつけた木が気に入っています。

ただ、息子には少し言葉を補ってやらないといけませんでした。読むというより、一緒に絵を見ながら話をしました。

ところでこの絵本は、たまたま『ぼくじょうのくまさん』という絵本と一緒に借りてきました。『ぼくじょうのくまさん』では、くまさんが夕方、きつねに食べられないように、にわとりを小屋に入れるという場面があるのですが、それと関連づけて楽しみました。ヨーロッパではきつねがいつもにわとりを狙っているというイメージなんでしょうか。

一方で『もりのともだち』『きつねとうさぎ』『うさぎとおんどりときつね』などに描かれているきつねは、力でうさぎを困らせていますが、おんどりの一声で逃げ出すという設定になっています。

日本の絵本ではきつねはまた違ったイメージで描かれているのもおもしろいですね。
参考になりました。 1人

2028件中 1751 〜 1760件目最初のページ 前の10件 174 175 176 177 178 ... 次の10件 最後のページ

絵本ナビがこの冬イチオシ! 『一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション』レビュー大募集

出版社おすすめ

  • ライオン
    ライオン
    出版社:瑞雲舎 瑞雲舎の特集ページがあります!
    美しい絵と素敵な物語の古典絵本! 百獣の王となる完璧などうぶつ「ライオン」が作り出されるまでのお話。

全ページためしよみ
年齢別絵本セット