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お兄ちゃんのせつなさ
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投稿日:2006/11/29 |
わんぱく坊主を描かせたら、福田岩緒さんがいい。大好きです。
「ぼくは一ねんせいだぞ」や「ぼくはオニじゃない」もよかったけど、これもなかなかです。
お兄ちゃんのたかしは、弟のたかしが大嫌い。
気にいらないことがあると、いつも、ゴツンとなぐってしまうのです。
お父さんやお母さんは、何かと言えば「おにいちゃんなんだから...」とそればかり。
お兄ちゃんっていったい何なの?たかしが生まれなかったら、ぼくは、お兄ちゃんになんかならなかったんだ、と思っている。
でもある日、たかしが行方不明になってしまうんですね。チンドン屋に着いていってしまったのです。あんなに嫌いだと思っていた弟だけど、「ばかなやつだ」と思うけれど、やっぱり、お兄ちゃんは弟が心配なのです。
遠足に持っていくおやつを勝手に食べたり、おもちゃを壊したり、ノートに落書きしたり、弟は確かにどうしようもないヤツだけど...たかしは何も知らないのです。悪気があってやっているんじゃなく、ただ遊んでるだけなんだということにふと気付く。
それからです。今までは、腹がたったら、何度でもたかしをたたいていたけれど、お兄ちゃんは、弟のたかしを、1回たたいて我慢できるようになったのです。どうしてなのかな、お兄ちゃんだからかな?と、ゆういちは作文に書きます。
「お兄ちゃん」の気持ちが実によく書かれていて、楽しいです。
弟をかわいがるようになりました、じゃなくて、「1回たたいて我慢できるようになった」っていうのがいいよね。
長男の主人は、これを見て、「わかる、わかる。お兄ちゃんだからって。わかるよ、その気持ち。」とひと言。
そして、娘に「なっちゃんも、お姉ちゃんだから、いっつもいろいろ我慢してるもんな。」と2人で、なぜか意気投合しているのです(^^ゞ
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この発想がすばらしい!
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投稿日:2006/11/29 |
「せんたくかあちゃん」は、うちの子が大好きな絵本です。
本屋で、その「せんたくかあちゃん」の続き?を見つけました。今度は、「くもりのちはれ」?
「せんたくかあちゃん」では、洗濯好きのかあちゃんが、雲の上から降ってきた雷さまをごしごし洗って、目や口まで消えてしまい、子供たちが、雷さまの顔を書いてあげた。
この「くもりのちはれ せんたくかあちゃん」では...
曇りの日、大だこに洗濯物をつけて、空たかく干しているのを見て、雷さんたちが自分たちも干してほしいと言うんですね。そこで、一緒に大だこに吊るして雷さまを干してあげる。今度は、雷さん、干されすぎて、ごわごわになってしまうんです(^^ゞ
この発想がすばらしいよね。
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幼い子供のかわいらしさ
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投稿日:2006/11/29 |
ロンパーちゃんは、町で黄色い風船をもらうんですね。飛んでいってしまわないように、指にくくってもらって、おうちに帰るんです。でも、風船は、すぐに天井までのぼっていってしまい、ロンパーちゃんの手の届かないところに行ってしまう。
そこで、お母さんは、ちょっと工夫して、風船のひもに、スプーンを結んでくれるんです。
浮いていながら飛んでいかない、微妙な高さになるように。
ちょうど、ロンパーちゃんの頭より少し高いくらい。
ロンパーちゃんは、その風船に、花をつんで見せ、自分と同じきれいなかんむりを作ってあげ、一緒にままごとをする。
小さい子って、何でも、誰でも、お友達にする名人ですよね。
作者の酒井駒子さんは、『よるくま』や『ぼく おかあさんのこと』『きつねのかみさま』などを書いた人です。
不思議な魅力的な絵でロンパーちゃんの表情がとてもいいんですね。
子供のかわいらしさ、純粋さ、子供の心って素敵だな、と思う1冊です。
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心が癒されます
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投稿日:2006/11/29 |
写真絵本を時々借りる。
絵ではない、写真ならではのよさがある。
「ねんね」は、いろいろな動物たちの寝ている姿に、ひと言、ふた言、文章がついている、小さい子むけの本。
うちは、もう4歳と7歳なので、どうかな?と思ったけれど、けっこうくいいるように見ている。
寝ている時というのは、どんな動物も、ほんとに安心しきったなごやかなよい顔をしているもので、どのページをめくっても、気持ちがやすらぐ。
「キリンさんって、こうやって首を丸めて寝るんだね。」とか「カバさんって水に浮いて寝るの?」「わぁ、これ飼いたい。」「かわいいねぇ。」と、お話しながら、写真を見ている。
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いいところをついてる!
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投稿日:2006/11/29 |
ゾウ君も、ネズミちゃんも、カエル君も、はなをほじほじするのが大好き。
でも、お母さんに、ほじほじしてはいけないと言われる。
カエル君のお母さんは、「指が鼻の穴にささったまま抜けなくなってしまうから。」だと言い、ネズミちゃんのパパは、「鼻が真っ赤になって腫れあがってしまうからだ。」と言い、ゾウくんのお母さんは、「鼻がポキッと折れてそれっきりはえてこないから。」だと言う。
そこで、おじいちゃんたちに聞いてみようと出かけるのだけれど、なんと、おじいちゃんたちも、鼻をほじほじしている。パパやママが言ったことは、うそだとわかって、安心して、鼻をほじほじ、気持ちいいなぁってお話(^^ゞ
いいところをついてる絵本だと思う。うちの子は、けっこう気にいっています。
「鼻をほじほじしても、なんにもならないから、安心なんだよね、お母さん?」
と妙にうれしそうにしています(^^ゞ
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兄弟っていいな
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投稿日:2006/11/29 |
お姉ちゃんのあさえが、妹のあやちゃんの入院をきっかけに、大きく成長する話。
あさえは、お人形のほっぺこちゃんを大切にしていて、妹がそのほっぺこちゃんで遊ぶことをいやがっている。
でも、妹が盲腸で急に入院することになり、お母さんと妹のいない寂しい一夜を迎え、一生懸命考えるんですね。
明日、あやちゃんのお見舞いに何を持っていこうかと。
あやちゃんがほんとに喜ぶものは、何だろうって。
よくよく考えて、折り紙と手紙と一緒に、大切にしていたほっぺこちゃんを紙で包み、妹へのプレゼントにすることに。
まだ自分も幼い姉のあさえの、妹を思いやる姿に、とてもやさしい気持ちになれる本です。
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何気ない日常の幸せ
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投稿日:2006/11/29 |
シジミは公園に捨てられていた猫です。なぜシジミか?小さくて、貝のシジミの殻の模様に似ているから。お母さんの友達が来て、寝ている僕を見て「シジミが落ちているみたいね。」と言ったその時から、そういう名前になりました。
でも、お母さんは、シジミなのに、フジミと呼ぶようになり、フジオさんとか、フジサキさんとか、そういうふうにシジミを呼びます。
僕は、朝、お父さんを起します。ほかの用事といえば「ご飯」「水」「トイレ」ご飯は、「ポリポリ」と「かんづめ」で同じ種類のものが続くと飽きます。トイレは外で。出る時と帰ってきた時に、戸をかりかりして合図します。寝るのは大好きです。
僕は、ネズミを見たことがない。鳥や虫は庭にいるけれど、鳥もとらないし、虫もとりません。犬やザリガニや、時々、不思議な動物が来て、びっくりすることもあります。家に泥棒が入ってきたこともありました。
僕を拾ってくれた小学生のショウちゃんは、今では二十歳になり、僕も年をとりました。でもまぁ、幸せな毎日かな、と思います。
これは、猫の目から見た、毎日の生活を淡々と書いた絵本です。
ただただ、猫のありふれた、普通の毎日が書かれている。
感動ものでもなく、泣ける話でもなく、びっくりするような事件もおきない。
でも「まぁ、幸せな毎日」なのです。
でも、まぁ、幸せな毎日っていうのはいいもんです。なんだか、これを読むとほっとします。
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原色の色使いがきれいです。
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投稿日:2006/11/27 |
娘が2歳の時に、本屋さんで見つけて一目ぼれ、購入しました。愛子様が読んでいる絵本としてすっかり有名になったけれど、それがなくても、この本は、お勧めです。
うずらちゃんとひよこちゃんがかくれんぼ。
「もういいかい」「まあだだよ」の繰り返し、いつも、うちの子はマネして、次のページをめくるのを楽しみにしていました。
「かくれんぼ」という子供に親しみやすい題材もいいし、2人が隠れる木の実やキノコ、お花の、色鮮やかな絵がとても魅力的な絵本です。
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なぜタコにナス?
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投稿日:2006/11/27 |
「だれのじてんしゃ?」以来、高畠純さんの絵のファンです。
これは、お父さんタコ、お母さんタコのために、タコのオクト君が、海から陸にあがり、畑のナスを取ってくるというお話です。
なぜナスなのか?しかも、タコにナス?
息をすって思いっきり吐き出す勢いでロケットみたいに海の上に飛び出したり、足を広げてパラシュートになって崖を飛び降りたり、タコならではの大冒険で、最後には、たくさんのナスを結んでイカダにして、海へ戻っていくオクト君。
4歳の息子は、このお話をとても気にいっているのですが、なぜ、タコにナスの組み合わせなのか?やっぱりちょっと気になる私だけでしょうか?
けっこうお話は長いので、あまり小さい子には向かないかな。
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いじめられっ子、大逆襲!
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投稿日:2006/11/24 |
表紙の女の子のいじわるそうな顔。そして、『いじわるブッチー』の題名。
何かやってくれそうな予感!!というわけで、図書館で借りてきました。
ブッチーのママとあたしのママは、大のなかよし。だから、ブッチーのママがうちに遊びにくる時には、ブッチーもやってくる。でも、あたしは、いつもブッチーにいじめられっぱなし。
あたしは、夜になると、いろんな夢を見ます。ブッチーのママが、ブッチーを連れて、どこか遠くへ引越しちゃう夢...ブッチーが地球の端っこからうっかり落っこちちゃう夢...ブッチーがロケットで宇宙のはしまで飛んでっちゃう夢...
私だって、いつまでもやられっぱなしではいられない。大逆襲に出ます。
いじめられっ子の、ひそかに夢みる、いじめっ子がいなくなればいいのになぁの夢。
笑い事ではないけれど、ちょっと笑えてしまうお話です。
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