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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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なみ@えほん

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なみ@えほんさんの声

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なかなかよいと思う だれかと一緒に過ごす時間の温かさ  投稿日:2016/07/12
ぼくの ベンチに しろいとり
ぼくの ベンチに しろいとり 作・絵: 葉 祥明
出版社: 至光社
 グリーンのバックに 小鳥とジェイクの白い色が映えています。

 一口にグリーンと言っても、小鳥が迷子の場面ではくすんでいます。そして、ジェイクと出会ってからは明るい色に変化するというように いろんなグリーンが使われています。

 お気に入りのベンチに闖入者がいて、一瞬、「ぼくんだぜ」と自己主張したけれど、事情がわかれば すっかり頼りになるお兄さんみたいなジェイク。小鳥の仲間を一緒に探してあげるのです。

 大きな起承転結はない 静かな印象の絵本ですが、工夫した文字の配列が 画面に変化と面白さを与えています。

 「また きてくれてもいいな」というジェイク。小鳥と一緒に過ごす時間が楽しかったのですね!頼り 頼られる相手がいる嬉しさ、だれかと一緒に過ごす時間の温かさが伝わってきました。
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自信を持っておすすめしたい みんな大好き すべりだい  投稿日:2016/07/09
す〜べりだい
す〜べりだい 作: 鈴木 のりたけ
出版社: PHP研究所
 「すべりだい って知ってる?知ってるよねー。もちろん。でもさ、こーんなすべりだい知ってる?」と子どもたちと一緒に読みたい絵本です。

 とっても変わった形の滑り台が、次から次へとでてきます。その変わった形が「すーーべりだい」とか「すべりだいーー」とか「するする べりべり だいーん」と、言葉でも表現されていて、面白さ倍増です。

 私は最後の、ものすごく高いところからすべって、さらに間が途切れている滑り台に「身の危険!」を感じたのですが、皆さん、けっこうあれが好きなのですね!?ジェットコースターの気分かな?

 「すぅー・・・すべりだいすき」「もっと すべりた〜い」で滑り台の魅力がぐんぐん伝わってきて、いますぐ、滑り台のところに走っていきたくなります^^。あっ、でも 普通の滑り台しかなかったら、ちょっと物足りなく思っちゃうかな?

 とても 楽しい絵本です。
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なかなかよいと思う 「いいもの」は、違う世界への扉  投稿日:2016/07/09
いいものみーつけた
いいものみーつけた 文・絵: レオ二ード・ゴア
出版社: 新日本出版社
 「いいもの」ってなんでしょう?

 赤い色のすてきなものを見つけた うさぎは、おうちに。クマは、ぼうしに。ネズミのかぞくはテーブルに。キツネはベッドにしてみます。

 こんなに いろんなものにできるなんて、これはいったい何?これは、本当は「本」なのでした。書かれている文字を読むと、お話が始まる。男の子が読みはじめると、さっきの動物たちがみんな集まってきました。

 お話が始まると、心は 時と場所を超えて知らない世界に行き、いろんな体験をします。知らない人と出会います。ワクワク、ドキドキ、うれしくなったり、時には悲しくなったり・・・。本は違う世界への扉。魔法の扉。

 こんな「いいもの」があることを、たくさんの子どもたちに「みつけて」もらいたいですね。
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なかなかよいと思う 読むたびに 違う時間が・・♪  投稿日:2016/07/07
FEELINGS(フィーリングス) きもち・かんじの えほん
FEELINGS(フィーリングス) きもち・かんじの えほん 制作: コローロ
出版社: 赤ちゃんとママ社
 色や形、大きさや物の名前の赤ちゃん絵本はよくありますが、この絵本のように気持ちや感じをテーマにした赤ちゃん絵本は珍しいなと思いました。絵はとても可愛くて、センスがいい絵本です。

 ストーリーはありません。ページをめくるごとに赤ちゃんとおしゃべりしたり、動作をしたり、表情をつくったり・・・と読み手と聞き手が一緒に楽しい時間を作り上げていく絵本です。読むたびに違う時間・世界が広がります^^
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なかなかよいと思う 大人も ドキッ!  投稿日:2016/07/05
むしばあちゃん
むしばあちゃん 作: 苅田 澄子
絵: おかべ りか

出版社: 佼成出版社
 タイトルを見て、歯を虫歯にする 怖いおばあさんの話かと思いましたが、口の中をお掃除してくれる優しいおばあさんのお話だったのですね!

 なるほど、表紙のおばあさんは、割烹着をきて、箒と雑巾を持って、お掃除まかせとけ!って感じです。「働き者オーラ」がすごい。

 ところが、その親切なおばあさんも根を上げるほど いいかげんなことを続けると大変な目にあってしまうのです。さすがに歯医者さんの出番です。歯を削る「チュリーン、チュリーン」の音がリアルでした(笑) そして、大人になっても歯磨きしないと今度は「いればあちゃん」がやってくるとは・・・(怖)

 子どもへ「歯磨きは大事だよ!」と伝える絵本ですが、いればあちゃんが登場する辺りで大人もちょっと、ドキッとします。大人は虫歯だけじゃなくて、歯ぐきの健康にも気を配らないといけませんからね〜(苦笑)
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なかなかよいと思う 新たな出会いと歩みに向けて  投稿日:2016/07/04
ウォールズ
ウォールズ 著: ありま 三なこ
出版社: 扶桑社
 「かべ」にも色々な意味や役割があったのでした。そして、それは、人によってそれぞれ違う。

 ある人には、励まし。
 ある人には、目標。
 ある人には、守ってくれるもの。
 ある人には、出会いの場。

 みんな、感謝の気持ちを伝えようと集まってきました。
 だって、壁がなくなるから。

 「なくなる=取り壊す」と思っていたら、なんと鳥になって羽ばたいていくとは・・・!!役目を終えたからなのかな?と思えました。

 そして、壁がなくなったあとには、また新たな出会い、そして 新たなそれぞれの歩みがあるのでしょう。

 「壁がある」というと、遮るもの、隔てるもの、越えられないものという否定的なイメージを持ってしまいますが、いろんな壁に出会えて良かったです。
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自信を持っておすすめしたい トヤたちの暮らしは、一つの指針  投稿日:2016/07/03
トヤのひっこし
トヤのひっこし 文: イチンノロブ・ガンバートル
絵: バーサンスレン・ボロルマー
訳: 津田 紀子

出版社: 福音館書店
 トヤはモンゴルの遊牧民の男の子。トヤの一家が引越しをします。

 日本で引越しというと、トラックに荷物を積み込み、建物から建物へと移動しますが、トヤの引越しは違います。家(ゲル)をたたみ、他の荷物を一緒にラクダの背に乗せて運びます。自分たちも ラクダや馬に乗ります。

 果てしない草原、砂漠、そして山を越えて着いたところは、美しい緑と青い湖のあるところ。ここで、新しい暮らしが始まるのです。

 大いなる自然の中の人々や動物が愛らしく描かれていて心が和みました。特に、動物の親子の様子が何ともいえません。作者のお二人の優しさ、温かさが表れていると思いました。色使いもとても美しく、また、広い草原に大きくかかった虹は圧巻です。

 いつのまにか溜まった持ち物に息苦しくなり、「すっきりした暮らし」「断捨離」「ミニマリスト」という言葉が脳裏をめぐる昨今、トヤたちの暮らしは私にとって、一つの指針です。暮らしに必要なほんの少しの物以外、あたり一面、人工的なものは何もありません。質素ですが貧しいということとは違う。同じ暮らしはできませんが、心に留めていたいです。
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なかなかよいと思う だじゃれ、オンパレード♪  投稿日:2016/07/02
おまつり!おまツリー!!
おまつり!おまツリー!! 作: 林 木林
絵: 山口 亜耶

出版社: 絵本塾出版
 次から次へのだじゃれ!すごいですね。一度に、これだけたくさんのだじゃれに接して、とっても新鮮でした。

 ふだん使わない部分の脳を使って読んだ感じ。頭の体操みたい。そして、クスッと笑わせていただきました。

 自分から手にとらないタイプの絵本ですが、たまにはこんな絵本も良いなと思いました。だじゃれネタを仕入れたい「おやじさん」に オススメするのも良いかもしれません。

 
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自信を持っておすすめしたい お豆腐が食べたくなる絵本  投稿日:2016/06/29
おとうふやさん
おとうふやさん 作: 飯野まき
出版社: 福音館書店
 表紙は、ずっしりと重く、しっかりと豆の味がしていそうな木綿豆腐。美味しそうです^^

 この絵本では、みっちゃんが町のお豆腐屋さんの豆腐つくりを見学させてもらいます。朝、まだ暗いうちから、お仕事開始。絵の中の時計は、4時45分です。

 大豆を水につけておいて、すりつぶして、煮て、絞って、にがりを入れて固める。なんとなくは知っていても、こんなにきちんと豆腐作りの過程を見たことがなかったので、興味深かったです。

 栄養価が高く、ヘルシーな豆腐はすぐれもの。もっともっと 日々の食事に取り入れていきたいもの。そして、町のお豆腐屋さんを応援していきたいなーと思いました。
 
 親しみやすい絵で手に取りやすく、わかりやすい絵本です。子どもたちとこの絵本を読んで、夕食はぜひ、豆腐料理を!きっと会話も弾み、楽しい夕食になると思います。

 (この絵本を読んだら、次は、幼年童話の『すずめのおくりもの』(安房直子/作)をおすすめします。お豆腐屋さんのお話です。)
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自信を持っておすすめしたい 写本を作るって、たいへん!  投稿日:2016/06/28
ユーゴ修道士と本を愛しすぎたクマ
ユーゴ修道士と本を愛しすぎたクマ 文: ケイティ・ビービ
絵: S.D. シンドラー
訳: 千葉 茂樹

出版社: 光村教育図書
 クマが、聖アウグスティヌスの言葉が書かれた本をお腹の中に入れてしまった!おかげで修道士がその本の写本をつくることになります。なんだか変なお話だなぁーと思ったら、実話をもとにして作られたお話だとか・・・。びっくりです。

 写本を作る過程が面白かったです。ただ書き写せば良いというものではありません。紙(羊皮紙)もペンもインクも、一から作ります。まずは、それぞれを作って用意し、間違いのないよう、さらに美しく書き写し、最後に革の表紙をつけて綴じるのです。気の遠くなるような作業です。この時代、本がいかに貴重なものだったかが、よくわかります。

 そして、心をこめて本を作ればつくるほど、装飾性も増していくのでしょう。それがこの絵本のイラストに表れていました。

 今でも、本は大切なもの、敬意を払うべきものという印象があると思うのですが、それは知識や楽しみが詰まっているというだけでなく、こんな風に時間と手間をかけて伝えられてきた、長い歴史を持った「本」というものへの敬意では?と思いました。

 それにしても、「絵描きのユーゴ」修道士も、自分のいたずら描きが何百年もたって人の目に留まり、自分の名前がタイトルについた絵本ができるとは夢にも思っていなかったことでしょう。愉快です(笑)
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