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新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし

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おるがん

ママ・40代・愛知県

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おるがんさんの声

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なかなかよいと思う 本当の居場所  投稿日:2013/02/18
ロバのおうじ
ロバのおうじ 作: グリム童話
絵: バーバラ・クーニー
訳: もき かずこ

出版社: ほるぷ出版
グリムの昔話には、本来の姿から醜い姿に変えられた主人公の話が多くあります。
本来の姿に戻るきっかけはさまざまです。

このお話は、親の悪行のためにロバの姿で生まれてきて、だれからも愛されず孤独な王子が、精一杯の努力をして両親の愛情を得ようとします。
しかし両親は現実から逃避して、王子を見ようともしません。
王子はそんな両親を自分から見切ります。

自分が努力しても変えられないなら、新しい居場所を探しに行く。
そんな逞しい王子を応援したくなります。

クーニーの絵はやわらかく、あたたかく、ロマンチックですてきです。
残酷なおはなしを和らげてくれます。

一つ残念なのは、一番悪い王子の両親がどうなったのか触れてもらいたかったです。
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自信を持っておすすめしたい 賢いマウルス  投稿日:2013/02/02
マウルスとマドライナ
マウルスとマドライナ 作・絵: アロイス・カリジェ
訳: 大塚 勇三

出版社: 岩波書店
山で暮らすマウルスは、都会に住むいとこから招待されます。
山肌の崩れそうな細い道を通って、雪原を越えて山を下って、やっと駅までたどり着きます。
それから大きな駅に着いていとことおじさんが迎えに来てくれていました。
マウルスは山にはない市場や動物園や飛行場に連れて行ってもらって大満足です。
でも心残りはヘリコプターに乗れなかったこと。

帰りはおじさんといとこと一緒です。
のんびりしている二人に、マウルスは雪原は日のあるうちに渡らなければ危険だと急き立てます。
山ではマウルスがひっぱっています。
雪原は霧がかかって、道が分かりません。
でもマウルスの知恵で助かるのです。さすが逞しいですね。

しかし、その後にもっと大変なことが起きます。
そのおかげでマウルスの願いが叶うのです。
 
読み終わると小説を読んだような満足感があります。
本の苦手な男の子に楽しんでもらいたいです。
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自信を持っておすすめしたい 最後までがんばりました  投稿日:2013/02/02
マウルスと三びきのヤギ
マウルスと三びきのヤギ 作・絵: アロイス・カリジェ
訳: 大塚 勇三

出版社: 岩波書店
マウルスは夏の間は村のヤギたちを預かって、山の牧場へ連れて行く仕事をしています。
マウルスがその間に泊まっている家には、三匹のヤギがいますが、ちょっとやんちゃのようです。
でも、マウルスは油断してしまうのです。
その結果・・・大変なことに・・・

この絵本は大きくて文章も多いのですが、読み始めるとぐいぐいと引っ張られて、次の展開が気になって長さを感じさせません。
 
マウルスがヤギたちを数える時の歌(?)が面白いのです。
こういうリズムのある文章は、子どもたちを飽きさせないですね。

けがをしてしまったけど、無事にかえってきたマウルスを、村の人々が温かく迎えてくれます。
しかし、仕事は最後まできちんと責任を持ってさせます。
読み手も自分が達成したような気持ちになれるでしょう。

最後の絵にほっとします。がんばったからこその休息です。
男の子におすすめです。
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自信を持っておすすめしたい 飽きない絵本  投稿日:2013/02/01
マンヒのいえ
マンヒのいえ 作・絵: クォン・ユンドク
訳: みせ けい

出版社: らんか社
韓国の一般的な家の様子がよく分かる絵本です。
とても興味深く読みました。
日本の家と間取りなどよく似ていますが、まったく違ったところも多いです。
まず家の周りをぐるりと高い塀で囲んであるのは、日本とは違います。
庭にはかまどがあって、大勢で作業ができるようになってます。
というのも、キムチはもちろんみそやしょうゆや酢などの調味料も自家製なんですね。
それらの入った瓶がずらりと並んでいます。
屋外で大丈夫なのかと思ってしまいますが、醗酵させるためなんだそうです。
お風呂とトイレと洗面所は一部屋です。ちょっと不便そうです。
床暖房なので布団は薄っぺらいです。布団の柄が華やかできれいです。家具や壁紙も華やかですね
こどもたちのおもちゃは日本と同じようなものです。
最後の全体図が分かりやすくてとてもいいと思います。
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自信を持っておすすめしたい 愛らしいこびとたち  投稿日:2013/01/31
もりのこびとたち
もりのこびとたち 作・絵: エルサ・ベスコフ
訳: おおつか ゆうぞう

出版社: 福音館書店
子どもたちの間でこびとブームになっているそうですが、特殊な感じのこびとではなく、この絵本のこびとたちを知ってもらいたいです。

左右で違う絵が描かれていて、メインの絵はカラーで色合いがシックで素敵ですし、黒だけで描かれたほうもペンだったりえんぴつだったり、影絵だったりと工夫されています。

こびとの生活が丁寧に描かれているので、絵だけでも想像が膨らみます。

小さい体でも勇敢にしかもはつらつとしているこびとたち。
子どもにとっても、大人の世界はとても大きく感じていると思うので、こびとたちに共感できると思います。
だから自分に重ねて、自分が経験しているように読めると思います。
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自信を持っておすすめしたい みんなちがうかお  投稿日:2013/01/31
みんなのかお
みんなのかお 作: とだ きょうこ
写真: さとう あきら

出版社: 福音館書店
同じ種類の動物の顔がこんなにも違っているなんて驚きました。
人間ならほぼ見分けられるますが(最近は若いタレントの顔が見分けが付かなくなってますが)こうやって写真で見ると動物も見分けられますね。

行った事のある動物園名が書いていると、もしかしたら会っているのかもと親近感がわきます。
地元や近くの県の動物園名だと、なかには亡くなっているとニュースで聞いた子かもと懐かしくなります。

わが子が幼い時に一緒に会いに行った動物たち。
その時の思い出が溢れてきます。

飼育員さんたちの愛情も感じられます。

大人には大人の楽しみがある絵本だと思いました。

子どもたちのも、おはなし会で紹介してみたいと思います。
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自信を持っておすすめしたい くまくんはキューピット  投稿日:2012/12/20
だいじなとどけもの
だいじなとどけもの 作: E・H・ミナリック
絵: モーリス・センダック
訳: 松岡 享子

出版社: 福音館書店
くまくんのシリーズで一番心に残る作品です。

くまくんは、おじいちゃん、おばあちゃん、両親から愛情をたっぷりもらって、周りを幸せにするかわいいこぐまなんです。
そのくまくんが、素晴らしい幸せをサポートしちゃいます。
というのも、おばあちゃんに絵をプレゼントするのですが、それをめんどりさんに「おばあちゃんにとどけて」と頼みます。
絵を受け取ったおばあちゃんは、めんどりさんにキスをすると「これは、くまくんへのお礼のキスです。くまくんにとどけてくれませんか」と頼みます。
めんどりさんは、途中でかえるさんにキスを渡します。かえるさんはねこさんに、ねこさんはスカンクくんに、という具合に、キスがリレーされます。
ところが、途中でキスリレーが次に届かなくなっちゃうのです。
どうしてかは、読んでのお楽しみ。
それが、とってもハッピーなことに繋がるのです。

くまくんが起こした奇跡でしょうか。
そんな大袈裟なことではないかもしれませんが、背中を押したことには違いないでしょう。

子どもに愛情をかけることが、周りの人々の幸せにつながると感じられる本です。
子どもはみんなの宝物ですね。
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自信を持っておすすめしたい 自慢のおとうさん  投稿日:2012/12/19
かえってきたおとうさん
かえってきたおとうさん 作: E・H・ミナリック
絵: モーリス・センダック
訳: 松岡 享子

出版社: 福音館書店
くまくんとおかあさんの関係も微笑ましいのですが、おとうさんとの関係も素敵なんです。

くまくんにとっておとうさんが憧れの存在なんです。
父親なら息子から尊敬される存在になりたいでしょうね。

くまくんが、もしかしたらおとうさんが人魚を連れて帰るかもしれないと期待して、つい友だちに言ってしまいます。
子どもって話しているうちに、嘘がだんだんと本当になってしまいますよね。
それをおとうさんはちっとも叱らず、ちゃんとフォローしてくれます。
ほんとに素敵なおとうさん!

くまくんのしゃっくりを止めてやるところも、さりげなくて自分の手柄にしないところも男らしくて素敵です。

息子もお父さんってすごいと自慢だったのですが、数年前からおなかが出てきた姿を見て「ぼくは絶対おなかがでないようにするんだ」と言い始めました。
それを悲しそうに聞いていた夫でした。。
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自信を持っておすすめしたい 初めての手紙  投稿日:2012/12/19
くまくんのおともだち
くまくんのおともだち 作: E・H・ミナリック
絵: モーリス・センダック
訳: 松岡 享子

出版社: 福音館書店
くまくんに新しい友だちができます。
夏休みに遊びに来ていた女の子エミリーです。
いつも一緒に友だちと新しい友だちと、楽しく過ごします。

でも夏休みが終わり、エミリーとの別れが来ます。
くまくんにとってお友だちとの初めての別れなのでしょうね。
おとうさんもおかさんも、その寂しさに寄り添っているのがいいですね。

字が書けないくまくんが、おかあさんに教えてもらってエミリーに手紙を書くところが泣けますね。

くまくんがエミリーの人形を直してあげるところは、くまくんがエミリーを大事に思っていることが伝わります。
くまくんが両親は祖父母から大切にされているから、くまくんもエミリーを気遣えるのでしょうね。
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自信を持っておすすめしたい 男の子ってこうですよね  投稿日:2012/12/19
こぐまのくまくん
こぐまのくまくん 作: E・H・ミナリック
絵: モーリス・センダック
訳: 松岡 享子

出版社: 福音館書店
わが家にも男の子がいますが、母親から見ると理解できないことがたくさんあります。
こぐまくんのおかあさんは、男の子への接し方が上手!

さむがりのくまくんが「毛皮のマントがほしい」というと、服を脱がして、くまくんの体をぽんぽんしながら「ここにありますよ」と言うのです。
くまくんは納得します。(これが男の子ですよね。)

くまくんが月に飛んでいくと出かけて、帰った時には「地球からいらしたくまさんですか?」とのってくれます。
決してばかにしたり、否定したりしないのです。

男の子を持つお母さんにおすすめです!
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