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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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自信を持っておすすめしたい 素晴らしい科学の絵本  投稿日:2010/11/03
こんちゅうって なんだ?
こんちゅうって なんだ? 作: アン・ロックウェル
絵: スティーブ・ジェンキンス
訳: あべ けんいち

出版社: 福音館書店
福音館書店の「みつけよう かがく」シリーズの一冊。
絵のスティーブ・ジェンキンズは、2004年に「こんなしっぽで なにするの」でコールデコット賞オナー賞を受賞しています。
他にも、「どうぶつ いちばん だあれ」等の科学の絵本で知られています。

分かりやすい昆虫の例からスタートします。
最初の問いは、「それじゃあ、テントウムシは 昆虫?」
体の外に殻があるから昆虫という定義は、カニ、エビ、サソリとかに当てはまらないので不可。
段々掘り下げて、足が6本、体が3つに分かれるのが昆虫と定義しているのですが、こうして考えると実に分かりやすいです。
長男が、中学受験の時に、昆虫の体の部分の名前とかを覚えるような授業がありましたが、よほどこの絵本の方がためになります。

次に「じゃあ、クモは どうだろう。クモは、昆虫だろうか?」という問いがありますが、ここまで読み進めてくると、結論はたやすく出てくるはず。
昆虫の口の形、足の形とかにも注目して比べるページもあって、昆虫好きにはたまらない絵本です。
最後に、虫嫌いのお母さんのための解説まである、手の込んだつくりです。
訳者の阿部健一氏によると、この絵本は良くできた昆虫分類学の本だそうで、成る程、知らず知らずのうちに、分類していたことに気付きます。

絵は貼り絵でできていて、昆虫のポイントが良く分かるもの。
節の区分が貼り絵にすることによって、明確になっているのは、狙ったからだと思います。

素晴らしい科学の絵本です。
昆虫好きだけでなく、多くの子供に読み聞かせをオススメします。
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なかなかよいと思う しっぽのはたらきが良く分かります  投稿日:2010/11/03
しっぽのはたらき
しっぽのはたらき 作: 川田 健
絵: 薮内 正幸

出版社: 福音館書店
科学の絵本が最近のマイブームなので、薮内正幸さんの作品は良く読んでいます。
最初のページで、
「これは くもざるです。
しっぽで くだものを 
もぎとっています。
べんりな しっぽですね」
とあって、尻尾の先が見えません。
前のページを見てもないので、腑に落ちなかったのですが、ふと読み終えて表紙をみると、尻尾の先が果物に巻きついています。
それを、オオハシが見ているというのが表紙だったのですが、色鮮やかなオオハシに気を取られて気付きませんでした。

本の構成は、右のページに動物の尻尾があって、「なんの しっぽでしょう?」という質問があり、めくると正体が判明するというもの。
クイズ形式というのは、やはり楽しいものなので、盛り上がることは間違いありません。
ただ、イルカとかトカゲとか登場するので、一寸統一感がないかなという感じがします。
しっぽということがテーマですから良いのですが、陸上の動物に限定して比較した方が、理解が進んだと思います。

専門家が監修しているだけあって、説明は非常に分かりやすいもの。
科学の絵本として年少くらいからを対象にオススメします。
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なかなかよいと思う 身を守ることの理解が難しいかも  投稿日:2010/11/03
どうやってみをまもるのかな
どうやってみをまもるのかな 作・絵: やぶうち まさゆき
出版社: 福音館書店
動物画の第一人者として知られる薮内正幸さんの作品です。
「どうぶつのおやこ」「どうぶつのおかあさん」等の精緻な動物の絵が、とても気にいっています。

今回のテーマは身を守ること。
登場する動物の身の守り方は、大体知っていたものですが、それを小さい頃にこんなに分かりやすく見せてあげることが出きるのは、とても贅沢なことのような気がします。
自分が知っているのは、様々な媒体を通しての情報が集約した結果だと思うからです。

ただ、身を守るという行為がどうして必要なのかが理解できないと、単なる変身する姿と捉えられてしまうかも知れません。
人間はそれだけ強い生き物なのだから、仕方のないことなのでしょう。
「どうやってねるのかな」は、自分の身に置き換えることができるので、もっと興味を持って聞いてくれるのではないかと思いました。

薮内さんの動物の絵本は、シリーズとして読み聞かせをしてあげると、効果絶大だと思います。
動物園に行く前に是非読み聞かせして欲しい一冊です。
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自信を持っておすすめしたい 1級の科学の絵本  投稿日:2010/11/02
ホネホネ絵本
ホネホネ絵本 作・絵: スティーブ・ジェンキンズ
訳: 千葉 茂樹

出版社: あすなろ書房
スティーブ・ジェンキンズは、2004年に「こんなしっぽで なにするの」でコールデコット賞オナー賞を受賞しています。
他にも、「どうぶつ いちばん だあれ」等の科学の絵本で知られています。

今回の作品は、骨がテーマ。
原題は、そのものズバリBones。

おおきな骨とちいさな骨、腕のつくり、足のつくりとか、様々な動物の骨を比較することによって、その機能を明快に示しています。
ページ毎にテーマがあるので、興味を持って見比べることができて、さり気無く学習しているそんな感じの絵本です。

圧巻なのは、見開きで大きく描いた小型のニシキヘビの骨格。
背景が赤に白に近い色の骨格が浮き上がる絵は、美しいものです。
最後には、人の骨格の見開きもあって、読み手を飽きさせることはありません。

巻末には、骨に関する面白い豆知識も掲載しています。
こういう見せ方は、子供にとってたまらないはず。
いろいろなエピソードが満載なので、ワクワクして読むことができました。

1級の科学の絵本です。
見せ方に創意工夫があって、必ず満足できる一冊だと思います。
特に小学校低学年あたりで、こうした良質な絵本に出会うと、科学が好きになったりするのではないでしょうか。
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ふつうだと思う 落語のようなオチ  投稿日:2010/11/02
おかのうえのギリス
おかのうえのギリス 作: マンロー・リーフ
絵: ロバート・ローソン
訳: こみや ゆう

出版社: 岩波書店
2010年10月の新刊だったので読んでみましたが、何と、初版は1938年。
このマンロー・リーフとロバート・ローソンのコンビは、1936年に「はなのすきなうし」を世に送り出しています。

主人公のギリスのおかあさんは、谷間の村の生まれ。
毛のもしゃもしゃした牛を飼っています。
ギリスのおとうさんは、山の村の生まれ。
狩でシカを仕留めて暮らしています。

どうも、その2つのコミュニティは、仲が良さそうには見えません。
理由は分かりませんが、ギリスは何れどちらかで暮らさないとならないというのが伏線となっています。

話は進み、どちらに住むかを選択をするシーンで、ある出来事が起こります。
何か落語のようなオチで、ギリスは山と谷間のまん中にある丘に住むことになるのですが、そんなに愉快というストーリーではない気がしました。

モノクロの絵は、味わい深いもの。
今風の派手な色合いの絵本からすると、物足りないと感じる人もいるとは思いますが、逆に新鮮な感じがしました。
文章量は多いので、読み聞かせというよりは、自分で読んで楽しむという類の作品だと思います。
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自信を持っておすすめしたい マーカス・フィスターの新シリーズ  投稿日:2010/11/01
パパとニルス おやすみなさいの そのまえに
パパとニルス おやすみなさいの そのまえに 作・絵: マーカス・フィスター
訳: 那須田 淳

出版社: 講談社
マーカス・フィスターの新作です。
言わずと知れた「にじいろのさかな」シリーズで知られていますが、我家でも大人気。
何と、「にじいろのさかな」シリーズは、既に全世界で2000万部突破だそうで驚愕の数字です。
パパとニルスは、2010年7月に「もっとおおきくなったらね!」が発刊されており、この作品は第2弾となります。

主人公のニルスは、カバの子。
ようやく歯磨きが1人でできる位の年齢という設定です。
その寝る前の、パパとの心暖まるやり取りを描いたものです。
最初に、ゾフィーのためにと但し書きがありましたが、マーカス・フィスターと末娘のゾフィーとの実話がかなりあるのではないかと思います。
読めば分かるのですが、どのシーンもあるあると頷けるものばかりのはず。
寝るなんて勿体無い、という子供の気持ちが全面に出ています。

でも、何と言っても良いのが、寝かしつけるために歌ってくれたパパが先に寝入ってしまうシーンです。
仕事で疲れたパパならではのシーンに、大いに共感できると思います。

親子の素敵な関係が、とても上手く描かれているので、是非、パパに読み聞かせして欲しい作品です。
普段から読み聞かせをするパパは、きっとこんな関係を子供と築いていることでしょう。
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自信を持っておすすめしたい 絵本の楽しさが満喫できます  投稿日:2010/10/31
ラッセルとクリスマスのまほう
ラッセルとクリスマスのまほう 作・絵: スコットンロブ
訳: とき ありえ

出版社: 文化出版局
「ひつじのラッセル」がとても良く、次回作を楽しみにしていたのですが、表紙を見た瞬間に、出ていたんだと思わず読みました。
作者のロブ・スコットンは、イギリスで今もっとも注目を集めるイラストレターでテキスタイルデザイナーのこと。
彼の描く絵は、テキスタイルデザイナーというところに起因するのか、羊毛の感じなんか正にフワフワです。

ケロケロくぼちのクリスマス前夜のシーンから始まります。
ラッセル意外は寝ているのですが、ひつじ達の寝相が最高です。
ラッセルはというと、ランタンに火を灯していますが、近くに流れ星が落ち、見に行くと、何とそれはサンタのソリが落下したもの。
今回、トナカイが登場するのですが、その姿は、一見の価値ありです。

ラッセルは、ソリを修理してあげるのですが、その発想も予想だにしないもの。
書いてしまうと楽しみが半減するので、ここまでとしますが、絵・物語・構成とどれをとっても高い水準にある絵本です。

特に絵の美しさ、楽しさは、別次元のもので、誰が見ても納得できるものだと思います。
絵本の楽しさが満喫できる作品なので、クリスマスの時期に是非読み聞かせして欲しい一冊です。

ロブ・スコットンの次回作が待ち遠しいです。
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なかなかよいと思う 正統派のしりとり絵本  投稿日:2010/10/31
どうぶつしりとりえほん
どうぶつしりとりえほん 作・絵: 薮内 正幸
出版社: 岩崎書店
「はじめて知る動物だからこそ、正しい姿を知らせたい。」という想いが込められたという言葉が、全てを物語っている絵本です。

表紙にらっこの親子が描かれ、→つぎはなにかなのコメントがあります。
次ページは、こあらの親子。
このしりとりが続きますが、登場する動物がみんな家族だということがGood。
驚いたのは、だちょうに15羽の子供が描かれていたこと。
くじゃくの5羽は納得なのですが、だちょうがこんなに子沢山だとは初めて知りました。
また、ばくの子供にうりぼうのような縞が縦に入っているのも、興味深いものでした。

読み聞かせには、うってつけの絵本です。
それにしても、らっこの次にこあらが続くのは、定番中の定番なのですが、どうしてなのか不思議です。
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なかなかよいと思う 読後感が心地よい  投稿日:2010/10/31
けいちゃんのくすりゆび
けいちゃんのくすりゆび 作・絵: あきやま ただし
出版社: 佼成出版社
我家で大人気のあきやま ただしさんの2003年の作品です。
主人公のけいちゃんはいつも元気。
その理由は、何にでも良く効く薬をもっているからなのですが、それは、けいちゃんの薬指。
薬指をくわえると、病気が治ってしまうという設定です。

これって指しゃぶり そのもの。
指しゃぶりを何とか止めさせたいと思っているお母さんにとっては、あまり良いテーマではないかも知れません。

それでも、けいちゃんが、動物のお医者さんになるという物語は、充分に楽しめるもの。
最後もおかあさんが登場して、ほっとさせられるもので、やはり、あきやまさんの描く絵本は一味違います。

指しゃぶりを助長させるのではないかという危惧も若干ありますが、それを抜きにすれば、文句なしに楽しめる絵本です。
読後感が心地よい作品です。
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なかなかよいと思う 絵本ならではの世界が展開します  投稿日:2010/10/31
ぼくが犬のあとをつけた夜
ぼくが犬のあとをつけた夜 作・絵: ニーナ・レイデン
訳: 加島葵

出版社: カワイ出版
原題は「The Night I Followed The Dog」

ぼくは犬を1ぴき飼っているという文章で始まります。
何処にでもいる普通の犬。
隣家にいる犬は、歌うしTVのチャンネルもかえることができるし、金メダルも受賞しているので、世界一だと思っていたという設定です。

ところが、夜あとをつけてみると、何と犬専用のナイトクラブで、ボスと呼ばれていたことが判明。
あり得ないことの連続ですが、犬専用のナイトクラブという発想が○。
「なにしろ、犬の1日は大変だからね」
とぼくの犬は発言するのですが、確かに、こんな想いを犬が持っていても不思議ではないと思いました。

ページの右側に絵、左側に文なのですが、その文は絵文字を多用した手書きのもの。
原作ではどうなって記載していたのか?見てみたくなりました。

絵本ならではの世界が展開しますので、気軽に安心して読み聞かせできる作品だと思います。
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