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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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自信を持っておすすめしたい クラシックな絵柄が魅力的  投稿日:2010/12/11
どろんこのおともだち
どろんこのおともだち 作・絵: バーバラ・マクリントック
訳: 福本友美子

出版社: ほるぷ出版
『ないしょのおともだち』で知られるバーバラ・マクリントック作品。
新作かと思いきや、2002年の作品でした。
相変わらず、クラッシックな感じの絵柄は、やはり見ていて心落ち着くものです。

物語は、主人公の女の子シャーロットと、クマの人形ブルーノが、庭でどろんこ遊びをしているシーンから始まります。
そこに届いたのが、人形の贈り物。
ドレスを着た人形なんて欲しくないと言っていたシャーロットですが、外で一緒に遊ぶうちに、仲良くなっていきます。

この仲良くというのが、この絵本の面白いところで、ブルーノと人形のダリアとも、意志をもって動くのです。
だから、ダリアが木から落ちた時なんて、足に包帯を巻いて、ベットに寝かしてと、まるで人間そのもの。

そして、この絵本の圧巻は、人形を贈ってきてくれたエズメおばさまの、ダリアを見たときに言った言葉。
外で遊んで欲しかったというのですから、シャーロットの本当の理解者なのでしょう。

全体を通じて、シャーロットの元気一杯な姿に、共鳴できました。
文章量が多いので、一寸読み聞かせするには年齢対象は高くなると思います。
特に、女の子を対象に読み聞かせして欲しい作品です。
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ふつうだと思う 分かりやすい絵  投稿日:2010/12/11
わたしほんがよめるの
わたしほんがよめるの 作・絵: ディック・ブルーナ
訳: まつおか きょうこ

出版社: 福音館書店
2010年の今年は、うさこちゃん生誕55周年。
福音館書店では、これを記念して全点新装版を2010年4月1日に発刊しました。
また、今回から対象年齢を全点に表示したというのは、とてもGoodです。

1969年が初版で、1972年には続編が出版されています。
自分の顔、家族といった身近な物、人が登場して、これは○○というセリフの繰り返しだけなのですが、確かに本を読んでいることには違いありません。

本が読めるというよりも、何だかわかるというのが正しいと思うのですが、本が読めると言えることは、本人にとっては誇らしいこと。
一寸違和感があるのですが、本を読む楽しさは充分に伝わってくると思います。
字を覚えると言う点でも、教材として良いと言えると思います。
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なかなかよいと思う 心に染みいる作品  投稿日:2010/12/11
こりゃ まてまて
こりゃ まてまて 作: 中脇 初枝
絵: 酒井 駒子

出版社: 福音館書店
こりゃ まてまての次に、○○○という擬音があって、よちよち歩きのあかちゃんが、何かを追いかける姿が登場します。
酒井駒子さんの描く赤ちゃんが、実にリアリティに富んだもので、どのおかあさんも、あるあると頷きながら読まれたことではないでしょうか。

二人の息子達にも、こんな時代があったなと思うと懐かしいし、最後のページの肩車のシーンは、ジーンとくるものがあります。
上の子には、してやらなかったし、下の子は怖がってさせてくれなかったしと、今思えば、もっと向き合えたはずだと思います。
子供の成長は早いもの。
是非、パパに読み聞かせして欲しいし、ここに登場するおとうさんのようになって欲しいものです。
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なかなかよいと思う 抒情詩  投稿日:2010/11/06
ちいさなこまいぬ
ちいさなこまいぬ 作・絵: キム・シオン
訳: 長田 弘

出版社: コンセル
キム・シオンは、中国で絵画と散文詩で知られる作家。
この作品は、アメリカやカナダで翻訳されているようです。

絵本の舞台は、中国。
主人公の石像は、日本の狛犬の元祖。

こまいぬの目線で見た人の世界を描いています。
故郷を守っているのは、わたしだという自負があって、人は年をとり故郷を捨ててしまっても、わたしはみんなのことを覚えているのです。
文章は少ないのですが、どのページの言葉も染み入るもの。
抒情詩のような文です。
絵も色合いは暗いのですが、どこか暖かみが感じられるものです。

読んで感じる絵本なので、対象年齢は難しいところ。
むしろ、大人が読んで故郷に思いをはせるといった類の絵本と言った方が良いかも知れません。
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ふつうだと思う 分かりやすい絵本  投稿日:2010/11/06
もっとほんがよめるの
もっとほんがよめるの 作・絵: ディック・ブルーナ
訳: まつおか きょうこ

出版社: 福音館書店
「わたしほんがよめるの」の続編にあたり、1972年が初版です。
家にある身近なものが登場して、これは○○というセリフの繰り返しだけなのですが、確かに本を読んでいることには違いありません。

本が読めるというよりも、何だかわかるというのが正しいと思うのですが、本が読めることは、本人にとっては誇らしいこと。
一寸違和感があるのですが、本の楽しみは伝わる絵本だと思います。
字を覚えると言う点でも、教材として良いと言えると思います。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う サーカスの楽しさが伝わってきます  投稿日:2010/11/06
さーかす
さーかす 作・絵: ディック・ブルーナ
訳: いしい ももこ

出版社: 福音館書店
さーかすは、1964年の作品です。
サーカスと言えば、「キグレサーカス」「木下大サーカス」「ポップサーカス」が日本三大サーカス。
しかし、近年は娯楽の多様化に伴い、集客力が低下が囁かれていて、「キグレサーカス」が倒産したのは、ついこの間の出来事です。

そんな環境下ですが、サーカスを知らなくても楽しめる絵本ではないかと思いつつ読みました。
見るだけで、何となく楽しくなってくると言えば良いのでしょうか。
ワクワク感が伝わってくる作品だと思います。

勿論それを可能にしているのは、ブルーナの鮮やかな色合いの絵。
オットセイのフォルムなんかは、秀逸です。
ストーリーも、サーカスの演出を分かりやすく説明しています。

読む前は、サーカスっていうテーマがどうかなと思いましたが、セカンドブックあたりにオススメします。
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なかなかよいと思う うずらちゃんのかくれんぼの次回作  投稿日:2010/11/06
ピーのおはなし
ピーのおはなし 作・絵: きもとももこ
出版社: 福音館書店
あの「うずらちゃんのかくれんぼ」のきもとももこさんの2作目。
評価の非常に高い作品で、私も絶賛のレビューを残しています。
レビューでは、「次回作のプレッシャーというのも大変なものではないかと心配になってしまうくらいの秀作だと言えると思います」と書いたのですが、あながち誤りでなかったのではないかと思える今回の作品です。

主人公のピーは、作者宅で飼っているボストンテリアがモデル。
あかちゃんが生まれる寸前のおかあさんが、朝から苦しそうな姿を見て、ピーちゃんが、大好きないちごを取ってきてあげようというシーンから始まります。
いろんな冒険があって、いちご畑に到達し、何とかいちごを持ち帰ります。
さなかや小鳥に助けられながらの生還で、なかなかの展開です。
最後には、サプライズもあります。

でも、やはり、デビュー作と比較してしまうと、物足りなさだけが残ります。
いちごを首輪や王冠にするのは、何の意味があるのか理解できません。
特徴のあるうねるような技法で描かれた川は、おどろおどろしさを感じました。
うずらちゃんや、かえるさんも登場する楽しさもありますが、期待が大きかっただけに次に期待したいところです。
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あまりおすすめしない 作者の真意を量りかねます  投稿日:2010/11/06
だんふねにのる
だんふねにのる 作・絵: ディック・ブルーナ
出版社: 福音館書店
この作品の初版は、1984年。
主人公のだんが、悪天候にも関わらず、船を出すシーンから物語は始まります。
防波堤にいた救助隊のおじさんの「遠くに行くな」という忠告を無視してどんどん沖に出てしまいます。
荒海で転覆してしまい、最後は助けられるのですが、果たしてブルーナは何を言いたかったのか、一寸考えてしまいました。
助けられているのに、笑ってしまいましたというのは、有り得ない話です。

ブルーナの作品はどれも沢山読まれていますが、この作品のレビューは1人だけ。
海難事故が多いから、海に行く時には注意がいると諭しているのか、真意を聞いてみたいものです。
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なかなかよいと思う 可愛らしい子犬  投稿日:2010/11/06
スナッフィーのあかちゃん
スナッフィーのあかちゃん 作: ディック・ブルーナ
訳: 角野 栄子

出版社: 講談社
2010年の今年は、うさこちゃん生誕55周年。
福音館書店では、これを記念して全点新装版を2010年4月1日に発刊しましたが、この作品は、講談社のもの。
何と、絶版となっています。
福音館書店では、石井桃子さんと松岡享子さんが翻訳していましたが、講談社では角野栄子さんが翻訳の中心という違いがあります。

原作を見ていないので定かではありませんが、スナッフィーという名の犬は、福音館書店では、くんくんと訳されているのではないかと思います。

お話は、単純明快。
スナッフィーに、3びきのあかちゃんが生まれるというストーリ−。
3びきが生まれて、3週間までの話が盛り込まれているのですが、とてもわかりやすいもの。
シンプルな絵ですが、子犬の可愛らしさを充分に表現しているので、気にいるお子さんが多いのではないでしょうか。
まだ、おめめがあかない時の絵は、なかなかのものだと思います。
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自信を持っておすすめしたい 推薦図書にイチオシの作品  投稿日:2010/11/06
ぼくが一番望むこと
ぼくが一番望むこと 文: マリー・ブラッドビー
絵: クリス・K・スーンピート
訳: 斉藤 規

出版社: 新日本出版社
少し前に読んだ「ママ、お話読んで」と似た雰囲気のある作品です。

お話は、アメリカの教育家、指導者ブッカー・トラバ・ワシントンの少年時代を描いたものです。
ワシントンが、パパと兄と、岩塩の精製所で働いている風景から始まります。
主人公であるぼくは、文字を教わりたいし、字が読めるようになりたいと切に願っていますが、環境が許しません。
日の出前から日が暮れるまで、働かないとならないのです。

何の不自由なく暮らしている日本の子供からすると、この現実はおよそ理解できないものかも知れません。
でも、年頃が同じ位だとすると、ぼくの学びたいという純粋な気持ちに心打たれないはずがありません。

「ママ、ぼくは字をならいたい」といったことに対して、ママは、小さな本を渡します。
その本は、18世紀〜19世紀のアメリカでもっとも読まれたノア・ウェブスターの綴り方教本。
何も言わないママの心情は、察して余りあるものがあります。
ママは文字が読めないのです。

その働く集団の中に、新聞を読んでくれる同じ黒人がいて、その人に、その本を読んで貰うのですが、ぼくは、思わず踊りだしてしまうのです。
そして、自分の名前を地面に書いて貰った時の最後の言葉が感動的です。

「ぼくは、書かれたその文字を見つめた。
 ぼくは、このときのことをけっしてわすれない」

映画のワンシーンを見ているような絵は、生き生きとしていて生の躍動感に溢れたものです。
この絵本の人の表情たるや、まるでそこに人がいるかのような錯覚に陥るくらいの高い水準のもの。
惹きこまれないはずがありません。

推薦図書として多くの人に読んで欲しい作品です。
絶対にオススメの一冊です。
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