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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う 忘れていたものを思い出させてくれます  投稿日:2010/12/19
ゆきの日 −on Christmas day−
ゆきの日 −on Christmas day− 作・絵: 菊田 まりこ
出版社: 白泉社
「いつでも会える」が100万部を超えるベストセラーを記録した菊田まりこさんの作品。

主人公は、大人のサラリーマン。
出勤途上の雪に最悪という思いで歩くのですが、脇には、雪を楽しむ子供達の姿が。
そして、サンタクロースと出会うのですが、主人公が忘れてしまったものを、思い起こさせてくれたのです。

「大人になるということは、
 もう子供では いられない ということ。
 ・・・けれど、ああ ぼくは
 失ったものなど
 何一つない。
 忘れていたものが
 沢山あるだけだ」

珠玉の言葉を、サンタクロースとの出会いという物語の中に埋め込んだ手法はなかなかのもの。
きっと、読み手の心の琴線に触れることだと思います。

絵も淡い水色と黒の二色刷りというシンプルなものですが、物語に相応しいもの。
やはり、読み聞かせというよりは、大人が読んで感じる絵本といった類の作品だと思います。
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自信を持っておすすめしたい クリスマスのプレゼントにオススメ  投稿日:2010/12/19
ターシャ・テューダーのクリスマス 喜びはつかむもの
ターシャ・テューダーのクリスマス 喜びはつかむもの 作・絵: ターシャ・テューダー
訳: 内藤里永子

出版社: KADOKAWA
ターシャ・テューダーは、アメリカで最も愛されている絵本作家のひとり。
アメリカ人の心を表現する絵と言われていて、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターに使われています。
コルデコット賞オナー賞受賞作家。
園芸家としても知られており、30万坪の土地に住んでいた時のスローライフは日本でも注目され、書籍も沢山残されています。

この作品は1966年の作品ですが、輝くクリスマスツリーを取り巻く子供達を描いた表紙からして、溜息が出るくらい綺麗なもの。
前半は、クリスマスの物語、誌、伝説に、ターシャの絵が添えられて収められています。
大げさに言えば、クリスマスの全てがあると言っても良い位の読みものとなっています。
クリスマスツリーは、ドイツの伝説に基づくものといった知らない話が満載です。
後半は、ターシャの家のクリスマス風景が、描かれています。
「クリスマスは一年で一番の喜びの季節です」との言葉どおり、クリスマスが素晴らしいイベントだということが、ひしひしと伝わってくると思います。

この作品は、読み聞かせするような絵本ではありません。
クリスマス本と言えば良いのでしょうか?
クリスマスの大人へのプレゼントとして、相応しいもの。
ターシャ・テューダーの描くクリスマスの絵は、一見の価値があると思います。
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自信を持っておすすめしたい 消防自動車の絵本の入門編  投稿日:2010/12/19
ちいさいしょうぼうじどうしゃ
ちいさいしょうぼうじどうしゃ 作・絵: ロイス・レンスキー
訳: 渡辺 茂男

出版社: 福音館書店
1946年のアメリカの作品。
邦訳は、1970年。
スモールさんの絵本8冊シリーズのうち、6冊はカラーで復刻されていますが、ちいさいしょうぼうじどうしゃとちいさいきかんしゃは、モノクロのままのようです。
確かに、もともと赤と黒というニ色刷りで、メインの消防自動車が赤ですから、オリジナルがベストということなのかも知れません。

クラッシックな消防自動車ではあるのですが、装備が実に詳細に描かれていて、不思議と古さを感じさせません。
消防署の中のすべり棒は、日本と同じだし、国は変れどその仕事振りは万国共通なのでしょう。
消火作業も、分かり易く描かれていて、きっと子供の心を虜にすることだと思います。

我家でもそうでしたが、消防自動車とか消防署って、誰しも憧れるもの。
家族で車に乗っていて、消防署の前を通り過ぎると、自動車を止めてと言われたものです。
消防自動車の絵本は数多くありますが、入門編として良いと思います。

分章は若干長めですが、ワクワクするような展開なので飽きることなく読み聞かせることができる絵本です。
本のサイズも適正なので、3歳ぐらいからのお子様に是非オススメします。
シリーズ化しているので、気にいれば次の作品に広げていける楽しみもある作品です。
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なかなかよいと思う 等身大の話が良い  投稿日:2010/12/19
おかあさんは、なにしてる?
おかあさんは、なにしてる? 作・絵: ドロシー・マリノ
訳: こみや ゆう

出版社: 徳間書店
ドロシー・マリノの1959年の作品。

「今日は、月曜日です。
みんなは、学校や幼稚園に行きます。
でも みんなが 家にいない間、お母さんは 何を しているのでしょう?」
という一文で始まります。 

実際に、そのお母さんの中にドロシー・マリノ自身もいて、正に等身大の話が展開しています。
お母さんの大変さが、知らず知らずのうちに分かって貰えるのではないでしょうか?
他愛のないストーリーなのですが、恐らく実話なので、親近感を持って読むことができます。
特に良いのは、お休みの日のそれぞれの家族の風景。
家族の楽しさが存分に伝わってきて、ほのぼのとした気持ちになること間違いありません。

絵は、三色刷りというシンプルなものですが、そのシンプルさが、ストーリーにピッタリとはまっています。
何気ない絵本ですが、安心して読み聞かせすることできる良質な絵本としてオススメします。
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ふつうだと思う 背景の絵が面白い  投稿日:2010/12/18
だが しかし
だが しかし 文: 内田 麟太郎
絵: 西村 繁男

出版社: 文溪堂
「おれたち ともだち!」シリーズで知られる内田麟太郎さんの新作。
だが、しかしというフレーズに惹かれて読んでみました。

駄菓子屋さんのだがさん、歯科医のしかしさんという設定が期待をそそります。
物語は、二人が仲良く旅立つシーンから始まります。
お互いの言い争いというのは、想定された展開ですが、その背景が何ともいえず楽しいもの。
飛脚がいたり、茶店があったり、アフリカ風景があったりと、文脈と全く関係のないものが登場するというのは、ナンセンス絵本ならではのもの。
オチは、それ程でもないと言う感もありましたが、そこは、受け手の子供の感性によるものですから、 様々な感想があることでしょう。

だが、しかしという設定からのナンセンスな展開を期待したのですが、一寸拍子抜けと言う感じです。
ただ、背景に描かれた絵には、面白みのあるセンスがあると思います。
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ふつうだと思う 親子のコミュニケーションの絵本  投稿日:2010/12/18
すっすっはっはっ こ・きゅ・う
すっすっはっはっ こ・きゅ・う 作: 長野 麻子
絵: 長野 ヒデ子

出版社: 童心社
作者の長野麻子さんは、東京藝大大学院音楽研究科博士課程を修了し、現在立教女学院にて、幼児教育科専任教師。
音楽と身体の関係に注目し、現代音楽から幼児教育にわたり研究を行っているという但し書のとおり、この作品も、音楽と絵本のコラボという趣です。

最初は呼吸をしてみよう、次に声を出してみようと、親子で一緒にやってみようという主旨のようです。
確かに、こう読み進めると否が応でも、親子のコミュニケーションができるような絵本だと思います。

ありがちな親子で一緒やってみようという装丁の絵本ではないので、内容は意外な感じなのですが、どう子供が受け止めるかは一寸疑問です。
一緒にやるには、絵と文字の関係が分かり難いし、親としても読み難い感じがします。

この作品が初めての絵本ということなので、次回に期待します。
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なかなかよいと思う シンプルな絵が魅惑的  投稿日:2010/12/12
よるのいえ
よるのいえ 作: スーザン・マリー・スワンソン
絵: ベス・クロムス
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 岩波書店
2009年のコールデコット賞 オナー賞受賞作品。
著者は、オクスフォード版わらべの本にある
This is the key of the kingdomにヒントを得てこの作品を作ったそうです。

分章は短く、次の分章は、前の一文から単語を抜き出して輪のように繋がっていきます。
おそらく、英語版で読めば、その韻を踏んだ分章のリズム感が味わえると思うのですが、谷川俊太郎さんが補っているのでしょう。

ストーリーは、大きな展開もなく、家族が散歩から帰ってから眠につくまでの出来事を書いています。
本から飛び出した鳥と一緒に子供が空を飛ぶというシーンもありますが、それほどメインのストーリーではなく、あくまでも脇役。

シンプルな分章と絵で、純粋に本を楽しむという趣のもので、マザーグースのような作品が受け容れられるのと同じ理由で評価が高いのでしょう。
版画のように見える細かい線で描かれた絵は、モノクロ+黄色というシンプルなもの。
夜を上手く表現していて、実に効果的な技法だと思います。

読み聞かせは、幼稚園に入る前ぐらいからが適切かも知れません。
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なかなかよいと思う 旅行に行った気分になります  投稿日:2010/12/12
ぼくのママが生まれた島 セブ―フィリピン
ぼくのママが生まれた島 セブ―フィリピン 作: なとり ちづ おおとも やすお
絵: おおとも やすお

出版社: 福音館書店
著者はセブ島で1年間暮らしたことがあり、日本に戻ってきて、上越市でセブ島の学校で娘の先生だったシスターの仲間のシスターと出会います。
それをきっかけに、上越市に住むフィリピン出身のお嫁さんがいるご家族を取材してこの絵本は生まれました。
まさに、生まれるべくして生まれた本と言えそうです。

お話は、上越市のしょうた君一家が、おかあさんの生まれたセブ島へ、正月に訪れた出来事を描いたものです。
何と言っても異国の暮らしぶりが、つぶさにわかるのが良いです。
まるで、実際に行ったかのような気分になるくらい臨場感があります。

また、家族って何?人の繋がりって何?ということを、わかりやすく伝えてくれている絵本でもあると思います。

読み聞かせというよりは、自分で読む類の絵本です。
地図に興味を持ち始めた頃に読むと、とても役立つ教材的絵本だと思いますし、巻末に「少し詳しく」と説明があるのも気が利いています。



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ふつうだと思う 難しいテーマ  投稿日:2010/12/12
ちいさなつきがらす
ちいさなつきがらす 作・絵: マーカス・フィスター
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 講談社
「にじいろのさかな」「うさぎのホッパー」「ペンギンピート」シリーズで知られるマーカス・フィスターの新作。
特に、「にじいろのさかな」シリーズは、全世界で2000万部以上売れている超ベストセラーなので、読まれた方も多いはず。

物語は、年寄りのわたりがらすが語るという形式で進行します。
話の主人公は生まれたばかりのわたりがらす。
いつまでたってもちびなので、なかなか仲間に入れて貰えません。
仲間に入れて貰える条件が出されたのですが、それが「月まで飛んで戻ってくること」

果敢にもちびがらすは、月まで飛び立つのです。
読み終えて、ハッピーエンドと言えるのか、疑問に思いました。
救いだったのは、進行形の話ではなく、回顧録としていることぐらい。
いじめが全面に出ている作品なので、絵本として読み聞かせるのに、躊躇せざるを得ません。

ちびがらすが、月を見つめているシーンなんかを見ると、その仲間に入りたいという純粋な気持ちが伝わってくるだけに、もっと違ったストーリー展開を考えて欲しかったと思います。

絵は素晴らしいのですが、ストーリーに共鳴できないので、辛めの評価となってしまいました。
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なかなかよいと思う 心を癒してくれる絵本  投稿日:2010/12/12
もうすぐゆきのクリスマス
もうすぐゆきのクリスマス 作・絵: ターシャ・テューダー
訳: ないとうりえこ

出版社: KADOKAWA
ターシャ・テューダーは、アメリカで最も愛されている絵本作家のひとり。
アメリカ人の心を表現する絵と言われていて、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターに使われています。
コルデコット賞オナー賞受賞作家。
園芸家としても知られており、何と30万坪の土地に住み、そのスローライフは日本でも注目されていて、書籍も沢山あります。

この作品は、1941年の初期作品ですが、2001年から復刻された一連の作品のひとつ。
クリスマスまでの冬の生活を描いた作品で、物語は淡々と進みます。
それが、喉かな農園ということもあるからなおさらです。
最後は、クリスマスのシーンで終わるのですが、本来のクリスマスというイベントの持つ意味合いが、分かったような気がします。
絵は、まさに古き良きアメリカと言う感じで、精緻な絵が心を和ませてくれることでしょう。

ただ読み聞かせとなると、インパクトが少なく文章が長いので、飽きられてしまうかも知れません。
どちらかと言うと、大人の心を癒してくれる作品です。
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