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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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もゆら

その他の方・60代・神奈川県

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自己紹介
 自宅と図書館の本棚を行ったり来たり。街から本屋さんが引潮のように消えていく。悲しいなぁ。
好きなもの
 心躍る音、きらめく色、時を孕んだ文字、手にとって読む絵本。やっぱり、想像したり、創造することかなぁ。
ひとこと
 絵本に励まされ、教えられ、涙や笑いをたくさんもらって育てられ、しあわせなこと、しあわせなこと。

もゆら箱

公開

  • もうなかないよ、クリズラ
  • おおやまさん
  • つみき
  • ポッケのワンピース 新装版
  • あめのひのくまちゃん
  • でんしゃが きた
  • 福音館文庫 ミス・ヒッコリーと森のなかまたち
  • まめだぬき
  • 宮沢賢治の絵本 貝の火
  • 海をわたった折り鶴
  • むしのほん
  • おじいちゃん、戦争の話を聞かせてください。 五年一組 八木 湧太郎

もゆらさんの声

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自信を持っておすすめしたい どんなふうに読もうか、楽しみ  投稿日:2015/11/30
セクター7
セクター7 作・絵: デイヴィッド・ウィーズナー
出版社: BL出版
 子どもならみんなサイエンティストに憧れる。
ワクワクするこのSF絵本に、読むための文章は一行もない。
なんてグローバルチックでおもしろいんだ!
絵を見ながら、自由に想像を膨らませながら読む。
主人公に、名前だってつけられる。

 その名「セクター7」は、空上に浮かぶ雲派遣機関だ。
空の雲、実はみんな知能を持っていて
人が彼らたちに高層や低層、形状や大きさ等の指示を与えた後
各地に派遣・配置しているというアイデアだ。
型破りな雲の子と、エンパイアステート展望客の男の子が
一波乱起こすストーリーに、子ども科学者のDNAが反応するだろう。

 どんな風に読もうか、楽しみだよ、きっとね。
デイヴィッドさんに、感謝。
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なかなかよいと思う 驚いたなぁ  投稿日:2015/11/04
ふしぎなナイフ
ふしぎなナイフ 作: 中村 牧江 林健造
絵: 福田 隆義

出版社: 福音館書店
 図書館の「今月、読み聞かせた書棚」の中に立てかけられていた。
ナイフ一本が、予想外の表情に変化する。
おっと、ありゃ?、うへっ、そうなるか、あり得ないぞ!と
ページを繰るたび、歌舞伎の早変わりのように変化するのだ。
ナイフなのに、「きれる」が、刃先の繊切りになってる!
 創作者たちはコピーライター、Gデザイナー、CMアニメーターである。
緻密に実験を繰り返し、驚きの予想を再現するかのような構成だったのかも。
見た目に「驚いたなぁ」が、印象に「驚いたなぁ」になれば
ずっと記憶に残る、すばらしい絵本となるでしょうね。
 感謝。
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自信を持っておすすめしたい 認めること、認められること。  投稿日:2015/10/20
はじめてのかり
はじめてのかり 絵: オノン・ウルグンゲ
作: オノン・ウルグンゲ
絵: 唐 亜明
作: 唐 亜明
絵: ムンフジンチュールテミン

出版社: 福音館書店
 厳しいモンゴルの大草原にバートル少年の普段の暮らしがあると思うと、実に感慨深い。しかし、まだ若い一人息子に対して、狩りに参加することを初めて許したおじさんや父親の心境には、さらに感慨深い。父親として、あるいは息子として、おそらくは仲間として認め合ったという喜びは、何物にも代え難い宝になるのだろうと思った。
 また同時に、狩るという行為に、ひととして生きることの意味を常に問いかける暮らしだと、深く気付かされた。言葉と映像にまみれて暮らす私たちは、いのちの尊さを軽くしてはいまいか。よくよく考えてみようと思う。
 モンゴルのバートル家族に、感謝。
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なかなかよいと思う 大きくなるということ  投稿日:2015/10/20
ベンジーのもうふ
ベンジーのもうふ 作: マイラ・ベリー・ブラウン
絵: ドロシー・マリノ
訳: まさき るりこ

出版社: あすなろ書房
 「子どもっていつ、どうやって、昨日の自分より進歩するのかなぁ?
大きくなるって、どういうことなのかなぁ?
お兄ちゃんでしょ!お姉ちゃんでしょ!って言うけど、
弟でしょ!妹でしょ!って言わないのは、どうしてなのかなぁ?」
そう思っているんだろうな子どもは…、って感じるお父さんお母さんに、この絵本を薦めます。

 幼稚園に通うベンジーくんは生まれてからずっと、一枚の毛布が手放せない。
ベッドで眠る時はもちろん、家の外であそぶ時、幼稚園にいる時、床屋さんで髪を切る時や、歯医者さんで治療してもらう時でさえもね。ほら、スヌーピーのライナスがいつも引きずってる、あの毛布と同じです。
 でもある日、隣のトルーディちゃん家にやって来た一匹の子ネコ、よく鳴いて三日三晩も泣きっぱなしだったんだけれど、彼は何かを感じて、自分のお気に入りの毛布であるいいことを思いつく。ベンジーのお母さんも、お父さんもお兄ちゃんも、お隣のトルーディちゃんもおばさんも、そりゃあビックリのね。

 ひとが優しくなれるとき、褒められたとき、自信を感じるとき、ちょっと胸がぽっとあたたかくなるとき、そんなとき、大きくなるっていうことかなぁ。
ベンジーとトルーディの家族に、感謝。
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なかなかよいと思う 静かに、考えよう。  投稿日:2015/09/20
パセリともみの木
パセリともみの木 作・絵: ルドウィッヒ・ベーメルマンス
訳: ふしみみさを

出版社: あすなろ書房
 ベーメルマンスの絵、すてきだなぁ。
The NEW YORKERの表紙に、ホレボレしたものです。
都会的であか抜けて、どこかヨーロッパの香りが洒落ていて。

 でもこの絵本では、正反対を描きます。
断崖に根を張るモミの木と、その枝葉の下で生まれ育ったシカのパセリとの、
ふしぎで、こころあたたまる、ハッピーなおはなし。

 人間の息の届かない断崖上の環境と、麓の森に暮らす人の環境とが
くらべてみてねと、見る者に問いかけます。
人間は、人間に許されたくらしをしているけれど
森や木々や生き物に、許しを得ているわけじゃないものね。

 野の草花が、いのちの大切さを静かに、訴えているようでした。
なんどでも、読んでみたい絵本です、感謝。
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なかなかよいと思う 生きる知恵  投稿日:2015/09/20
おやゆびトム―ペロー童話
おやゆびトム―ペロー童話 作・絵: リディア・ポストマ
訳: 矢川 澄子

出版社: 福音館書店
 読んでいそうで、読んでいない「おやゆびトム」
とても決断の早いトムに、新たな勇気をもらえそうです。
リディアさんのイラストが、超繊細で表情ゆたか。
怖い話がさらに怖くなること、間違いなし。

 話は貧乏な夫婦の、7人の子どもの不幸な人減らしから始まります。
しかし末子のトムだけが聞きつけ、逃れる知恵を用意します。
人食い鬼の家に自ら助けを求める話なんて、ハラハラします。

 貧乏を救えるは、さぁ何でしょう?
恐ろしくて、ドキドキして、聞き耳立てるほどシーンとして
子どもらには最高のペローですね。
感謝です。
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自信を持っておすすめしたい こころが鳴る  投稿日:2015/09/06
大きな時計台小さな時計台
大きな時計台小さな時計台 作: 川嶋 康男
絵: ひだのかな代

出版社: 絵本塾出版
 もう何年、動き続けているのでしょう、130年!
北海道札幌が、まだ140年ほどの歴史なのに、とても感慨深いです。
私たちも見習って、これからも努力を刻まなければ…。

 ひだの画伯の、素朴な絵がすてきです。札幌の時計台によく似合って。
見返しの、手書きの時計機械構造が、ますます興味を誘います。
 昭和になってから、金融恐慌・経済苦にあえぐ日本には、
時計台を守る余裕などなくなっていたのでしょうね。
時計師・井上さんの職人気質に火をつけた時計台が、再び息を吹き返す、
その瞬間の再現でしょうか、自分の懐中時計と塔の時計を合わせる、
ワイヤーを巻き上げると、ゆっくりと塔の針が動き出す、
「カーン、カーン、カーン」、鐘が町中に響き、人々が時計塔に振り返る…。
胸がキューンとする、大好きなページです。

「大きな時計台 小さな時計台」、タイトルを噛みしめます。
ひとの考えはすぐ、靡くものですから、淋しいです。
井上さんに、こころから感謝せねばなりません。

 すばらしい絵本に、感謝
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なかなかよいと思う お父さん、お茶、入ったよー!  投稿日:2015/09/05
田んぼの一年
田んぼの一年 作: 向田 智也
出版社: 小学館
 娘が通う高校には、田んぼがありました。
年間を通じ、地域の農家の指導を受けながら自分たちで田んぼを育て、
稲を育て、米をつくって、そのいのちをいただくという創造の授業でした。
田んぼには、ふしぎなことがいっぱいありました。
この絵本には、そのきっかけになる内容が、ぎっしり詰まっています。
まるで百科事典のように詳しく、机の友には最適でしょう。

 それだけに、突然の雷雨やら長雨、あるいは日照り続きなど、
お天道様の気まぐれとか、のんびりでゆったりだけど強かなお百姓さんの、
まぁ、お茶にするかーとか、不意のため息や息抜きが欲しくなりました。
欲張りは、いけないですかね?

 お百姓さんに、感謝。
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あまりおすすめしない 見えない何かで哲学しろと?  投稿日:2015/09/05
はじめての哲学 神さまのこと
はじめての哲学 神さまのこと 文: オスカー・ブルニフィエ
イラスト: ジャック・デプレ
訳: 藤田 尊潮

出版社: 世界文化社
 しかしこれは、哲学の絵本でしょうか?
それとも信仰を、こころの支えを考えてみようとする絵本?

 結論がでないことを尊重する本、と記されても
見えない何かを、AかBかの2種がすべてのように明晰提示されては
心情的に誘導されている、嫌悪感を抱きます。

 哲学というむずかしい処理学問は、よく知りません。
もの言わぬイラストは、未来の私たちのようで興味深いです。
しかし神様のことを考えれば考えるほど、
未来の私たちもまだ、悩み続けているように思えて、不安です。

 いささか乱暴な、絵本です、私にとっては。
それでも、感謝。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 女の子には、わからんだろうなぁ  投稿日:2015/09/05
ボクのかしこいパンツくん
ボクのかしこいパンツくん 原作: 乙一
絵: 長崎 訓子

出版社: イースト・プレス
 あぁ、なんてシュールな絵本なんだ!
ちょっと思い当たるかなぁ、そう思う人はほとんど男のひとだろう。
「おまえ、まーだブリーフなんか?」なんて言われたのは、
そう忘れもしない、中学2年の頃だっけなぁ…。
漫画のコマ割り構成仕様であるのも、きっと画伯の照れ隠しかな?
 でもしっかり、伝えたいと思う。
これは男子の、単なる成長過程絵本ではない!ということを。
人間形成の認識に組み込まれた、重要な意識プログラムの展開なのだ。
ボクの「かしこい」パンツくん、と題されているではないか。
パンツに知能を読み取るのが、男子なのだと。
 パンツに、感謝。
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