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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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もゆら

その他の方・60代・神奈川県

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自己紹介
 自宅と図書館の本棚を行ったり来たり。街から本屋さんが引潮のように消えていく。悲しいなぁ。
好きなもの
 心躍る音、きらめく色、時を孕んだ文字、手にとって読む絵本。やっぱり、想像したり、創造することかなぁ。
ひとこと
 絵本に励まされ、教えられ、涙や笑いをたくさんもらって育てられ、しあわせなこと、しあわせなこと。

もゆら箱

公開

  • もうなかないよ、クリズラ
  • おおやまさん
  • つみき
  • ポッケのワンピース 新装版
  • あめのひのくまちゃん
  • でんしゃが きた
  • 福音館文庫 ミス・ヒッコリーと森のなかまたち
  • まめだぬき
  • 宮沢賢治の絵本 貝の火
  • 海をわたった折り鶴
  • むしのほん
  • おじいちゃん、戦争の話を聞かせてください。 五年一組 八木 湧太郎

もゆらさんの声

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自信を持っておすすめしたい 感動しました  投稿日:2015/09/04
おおはくちょうのそら
おおはくちょうのそら 作: 手島 圭三郎
出版社: 絵本塾出版
 手島の版画は、人の目をつかんで離さない。
まるで目の前でそのものがくり広げられているかのように、立体的なのだ。
奥の深い、ことばのない音の世界が、文字を蹴散らかすほどの迫力で、
実はページをくることもつい、忘れてしまいそうになる。
 白鳥の湖、白鳥の飛び立ち、大空に舞う白群…。
それらすべてのページには、命の尊さが刻み込まれている。
うつくしいという感動以上に、ことばにならないほどの、大切なことが
手島の思いとともに綴られている。
 「家族」…文字にすればたった二文字。考えても、考えても、
本当の姿、答えの見つからないこの厄介なことばに向かって、
手島は真正面から、私たちに伝えようとしているのではないか。

 子どもとみんなで、しずかに読む。
最良の絵本に、出会えて、うれしかった。

 感謝
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい かざりたいえほん  投稿日:2015/09/04
ひゃくおくまんのサンタクロース
ひゃくおくまんのサンタクロース 作: もたい ひろこ
絵: マリカ・マイヤラ

出版社: アノニマ・スタジオ
父:そうか、そうか。なるほど、なるほど。やっぱりねー…。
娘:ふーっ、やっぱり。おとなは信じてないからなぁ…。
父:・・・。そんなこたぁ、ない。サンタは、いる…、絶対いる。

 マリカさんの絵がすてきです。
神さまがお住まいの木のカタチ、サンタの帽子のカタチだったんですね。
苦労をものともせず、プレゼントを届けている情景やら、
屈託なく、みんなであそびあえる人の子らの風景。
自由にボソボソと、子どもの指が描きだしたようなタッチが
何とも言えず微笑ましく、こころ癒されます。

 私もきっと耳から、ささやかれた一人なのでしょう。
私も、娘も、いまでも信じています。

 アノニマ・スタジオさんに、感謝。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う みんなで、歌っちゃおう!  投稿日:2015/09/04
おでんしゃ
おでんしゃ 作: 塚本 やすし
出版社: 集英社
 何やらワイワイ、ガヤガヤ、楽しさ満載でゆく「おでん」の列車。
地域のうまいもん、地域の方言が、どんどん連結していく面白さ。
知育絵本?いやーっ、そりゃあ格好つけすぎ。
みんなでいっしょに歌って踊って、沖縄から北海道までつながる
みんなの「おでん」音頭みたいな、ノリの絵本かなぁ。
元気には、なれるかも。
 あーりがーと、さーん(坂田師匠よろしく)で、感謝。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う ぎょうれつを描くなんて、ギョーレツ!  投稿日:2015/09/04
ぎょうれつ
ぎょうれつ 作: 中垣 ゆたか
出版社: 偕成社
 行列を描こうなんて、なんてユニークな人なんだ。
行列は長いよね、だからその先が知りたくなる。
行列は面白いよね、いろんな人が並んでるから。
始まりは東京か?と思ったら、ありゃりゃ、地球の裏まで?

 隅から隅まで見ていたら、終わらなくなっちゃう。
おしまいなんてあれーっ?どこに帰るかもわからないのかぁー?
なんてギョーレツ!な、えほんなんだ!
行列は人間関心の究極の先、ということか…。

 こころして、楽しむべし。
中垣ゆたか画伯に、おつかれさま。感謝。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う かぁちゃーん!  投稿日:2015/09/03
日本昔ばなし 三まいのおふだ
日本昔ばなし 三まいのおふだ 再話: おざわ としお
絵: かないだえつこ

出版社: くもん出版
 日本の昔ばなしなのに、なぜか西欧の臭いがする。
ページの中、お札の表書きや、境内の柿の朱色に、
暮れかける山中の薄明や、ひも握る山姥の手のカタチに、
黒く飛び散る蝙蝠!や、歪んだ顔映す池の蓮葉にカエル等々…。

 山姥に追いかけられ、食われそうになる恐ろしい昔ばなしなのに、
どこか滑稽で、洗練された繊細な空気と、スピード感が漂う。
あぁきっと、金井田画伯の手による、版画の魔法にちがいない。
印刷ギルドか工芸か、アートのインクの臭いなのだろう。

 それにしても三枚のお札の威力は、ふしぎだ。
便所戸がしゃべる?大川が現れる?砂山が現れる?
とっさの小僧さんのこころの有り様だと思うと、感慨深い。
自分だったら、さて何を念じる?…神さまー?仏さまー?かぁちゃーん!?

 ああ六根清浄。感謝。
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なかなかよいと思う 文字がきこえる。音が見える。  投稿日:2015/09/02
おはなし音楽会 4 ショパン ナレーション入りCD付
おはなし音楽会 4 ショパン ナレーション入りCD付 監修: 照屋 正樹
切り紙: 戸部 翼

出版社: 博雅堂出版
 どうして、先を急いで逝ってしまったのだろう
ショパンの曲は正直好きじゃなかった…繊細で、美し過ぎて、狂おしくて。
でもどうしても耳から離れない一曲があった。
なぜなのか、この本を読めば分かるかと思って、開いてみた。

 切り絵の影が、ショパンの思いを語っている
家族に愛され、兄弟仲良く、音楽に親しむ情景が見て取れる。
わずか7ー8歳の幼さと、天才と賞賛されるその落差が、切り絵と重なる。

 旅立つ若者を送る、親の心境にも触れてみる
天才とはいえ、19歳の若者がさらなる飛翔を求めて国を後にする。
時に故郷は、ロシアとの戦闘態勢まっただ中。心は複雑だろう。
なのにあの美しい旋律は、いったいどこから生まれたのだろう。

 子どもと一緒に、聴きながら想像してみる
感じ方一様であるはずのない音楽と絵本の組み合わせが、おもしろい。
私の疑問はまだ、闇の中だけれど、
きっと本の中から、いつか聞こえてくるだろう。

 天才ショパンに、感謝
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なかなかよいと思う おはなしのある音楽会  投稿日:2015/08/31
おはなし音楽会 1 新装版 ベートーヴェン ナレーション入りCD付き
おはなし音楽会 1 新装版 ベートーヴェン ナレーション入りCD付き 監修: 照屋 正樹
切り紙: 戸部 翼

出版社: 博雅堂出版
 肩肘を張らない内容が、いい。
私たちのほとんどは、クラシック音楽を特別扱いして「教えられ」「聞かされ」てしまった、そんな気がしてならない。勉強のひとつとして、「学び」始めてしまったのかもしれない。教室の壁に仰々しく飾られた、あの爆発した髪型の、あの偉そうな、歴史上の「作曲家」として以外に、いったい何を楽しんだ記憶があるだろう。

 切り絵の挿絵が、音のない世界を、歌ってくれる。
ベートーベンはそうか、こんな時代に生まれて、こんな家族に育てられ、くらしの中でこんな風に考えて、恋をしたり苦しんだり、耳を患い、生死を悩み、それで表現したかったんだこれを。ああ、人間なんて、みんな同じなんだ、そう素直に感じた。伝記物の、教科書的な「学び」とはまるで違うものだ。

 なんどでも、読みやすい。
音の中に生きる、人間臭いベートーベンを、自分なりにゆっくり、なんどでも噛みしめることができる。彼はきっと、こころの人なんだ、そう感じることが、うれしいし、また楽しい。

 おはなししていただいて、感謝。
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なかなかよいと思う 音楽の、内と外。  投稿日:2015/08/31
おはなし音楽会 3 新装版 チャイコフスキー ナレーション入りCD付き
おはなし音楽会 3 新装版 チャイコフスキー ナレーション入りCD付き 監修: 照屋 正樹
切り紙: 戸部 翼

出版社: 博雅堂出版
 小学生の頃、小遣いを貯めて、チャイコフスキーのレコード付き書籍を買った。「くるみ割り人形」を聴きたくて。でも本は、難しくて読めなかった。ありがとう、これなら何とかかんとか、読めるね。

 音の内と外が、ちょっと覗ける
チャイコフスキーは、好き嫌い真っ二つに分かれる音楽家だろうと思う。この本は、その両の二つをちょっとだけでも、取りもってくれるような気がする。

 原話原曲の内と外に、ちょっと興味がわく
「白鳥の湖」は、全く不評だった。過ぎては、踊り話しと歩調が合わない音楽。ペローの原話「眠れる森の美女」。そりゃぁもぅ、恐ろしい、おぞましい。

 チャイコフスキーの内と外が、ちょっとわかる
大家族だったチャイコフスキー。13年間も彼を援助し続けたナジェージェンダ婦人。不思議な関係を、紐解いてみたくなる。

 切り絵のちから、内と外をつなぐ調味料
台詞のないシルエットが、とてもこころに想像力を与えてくれる。曲を耳にして、シルエットを目にすれば、なにかポワンと浮かぶような、そんな気がする。

もういちど、感謝。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい たまらなく、あったかい。  投稿日:2015/08/31
よるくま
よるくま 作: 酒井 駒子
出版社: 偕成社
 「ママあのね…」。このフレーズが、たまらない。
ある男の子の、夢のおはなし。
文章がすべて、絵からフレームアウトされている。
文字のない絵が、生き生きとして、見る者に語りかけてくる。

 目が覚めると、母がいない…
不安にかかれ、母の姿をさがす。
母と子の見えない糸が、この私にも見えるようで
こころがキューンとなる。

 「よるくま」。この響きが、たまらなくいい。
ひとは大人になっても、母のぬくもりを、忘れていないのだろう。
「よるくま」は、そのぬくもりを、思い出させてくれる。
こころに、柔らかいものを、あてがってくれるようだ。

 酒井駒子氏と偕成社に、感謝
参考になりました。 0人

あまりおすすめしない ふうせん  投稿日:2015/08/30
ティニー ふうせんいぬのものがたり
ティニー ふうせんいぬのものがたり 作: かわむら げんき
絵: さの けんじろう

出版社: マガジンハウス
 仔犬のティニーの大冒険!?
ティニーはえぇっと…男の子かな?女の子かな?
ふうせんどうぶつって、ふうせんかな?なんだろうな?
ふうせん、ふわふわ、ふわふわ、風まかせ。
ふうせんが、いーっぱい、ふうせんのくに。

 ぺーじの景色は変わっても、ざんねんだよ、
いつも表情がおなじで、みんな、こわばってる。
ふうせんだから、しかたないか…。
「ふうせんいぬのものがた」…か…
あれ?ティニーって、ふうせんなの?

 ふうせんは自由にとんでくのに、なぜか自由じゃない。
ふうせん、ふうせん、ふうせん…。
ティニーのえほんを、開いたんだけどなぁ。

 がっかりの感謝…
参考になりました。 0人

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