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それぞれの野菜の味が出てる。
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投稿日:2010/08/09 |
『くだものだもの』に続くシリーズ第二弾。今度は、野菜が登場『おやおや、おやさい』
本物の野菜の特徴をしっかりとらえて描かれた、生き生きとしたお野菜たちが、元気いっぱいマラソン大会。
『そらまめ そろって マラソンさ』
『にんきものの にんにく きんにく むきむき』と、言葉も、韻を踏んだような、リズミカルさで表現されています。
前作の『くだものだもの』もとっても魅力的でした。目と口で、こんなにも、特徴ある表情ができ、それに手足をひょひょいと描いただけで、動きが与えられるとは…
絵に感動し、そしてリズミカルな言葉をつないで、素晴らしいストーリが出来上がっているのです。最初から最後まで、目が離せません。
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どうして?と尋ねられたら…
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投稿日:2010/08/09 |
かあさん
かわは どうして わらっているの
たいようが かわを くすぐるからよ
かあさん
かわは どうして うたっているの
ひばりが かわの こえをほめたから
子うさぎの「どうして?」に優しく答えるかあさんうさぎ。
その答え方が、とても微笑ましく、愛に溢れています。
そして、ある「どうして?」を尋ねた後、子うさぎたちは、かあさんうさぎの元を離れ、旅を続けるのです。
子どもたちの口から、ポンと飛び出す『どうして?』に、こんな言葉を返すことができたら、なんて素敵なんでしょう。その言葉を受け止めて、川の流れと、季節の流れを、いっぱい感じながら、いっしょに旅をしているような気持ちになりました。
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素敵な世界を堪能!
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投稿日:2010/08/07 |
独特な猫を描く馬場のぼる氏の画集です。
それに加えて、馬場氏の生い立ちや日常などが、語りかけるような文章で添えられています。
たくさん登場する猫たち、色々なスタイル、そして、国籍色々、ユーモアたっぷりで、どの猫たちの表情も柔らかく、みる者の心を癒してくれます。
本物そっくりの猫を見ながら、『どうも描きにくいねぇ、こういうネコは。』の一枚には、思わず笑ってしまいました。
大好きな11ぴきのねこたちの、『11ぴき』の由来も知ることができました。何度も、繰り返し見たい一冊です。
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みんなの愛に包まれて
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投稿日:2010/08/06 |
赤ちゃんが生まれてくるとわかった時、家族はみんなで大喜びをしました。
画面いっぱい、おどったり、子どもを抱き上げたりして、喜びを体中で表している家族の様子が、目に飛び込んできました。
そして、ゆりかごを作ることに…
おとうさんは、板の寸法を慎重に測って、のこぎりで切り、いろいろなことを考えながら、何日もかけて作りました。おじいさんが色を塗り、おばあさんが、ぼくが、そして…
みんなが、それぞれの思いを込めて、手を加えていく様子に、感動しました。
思いをこめて、愛情いっぱいで迎えられる新しい命、この上もない幸せだと思います。
少し違う角度からみて描かれた独特の画法が、画面の広がりを感じます。登場人物の穏やかな表情は、なんともいえません。そして、どの画面にも登場する犬の動きや、裏表紙の絵にも、喜びがあふれているようです。
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キキのスランプ!
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投稿日:2010/08/06 |
コリコの町に来て二年目の生活。初めての里帰りから戻った場面からお話は始まります。色々な物を配達しながら、その時々のエピソードがたっぷりと描かれています。スランプもあり、色々悩みますが、新しい出会いのなかで、少しずつ成長していくキキを感じることができます。
二年目のキキの、人との出会いのなかで、感じる思い、まるで、私自身が修行をしているような気持ちになりました。生きていくなかで、壁も色々ありますが、本能に任せ、感じるままにやれば、意外とうまくいく、なんか、そんなことを教えられたような気持ちになりました。
キキの始めた新しい試みが、3巻でどうつながっていくのかが楽しみです。
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大きなやくそく
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投稿日:2010/08/05 |
一頭のおじいさんくじらが、南の島へ旅をしているとちゅう、一匹の勇敢な飛行ぐもが、おじいさんくじらを島と間違えて、飛び降りてきました。
新天地を目指していたのにと、とても残念そうなくもに、おじいさんくじらは、良さそうな島まで案内すると言いました。
そして、くもは、くじらにある約束をします。
とても、かないそうもない大きな約束です。
何年も、ひとりでいたおじいさんくじらにとって、この小さなお客さまは、ほんとうに大きな存在だったような気がします。何もかもが対照的なふたりの会話が、実に気持ちよく心にしみこんできました。
全体を通して、淡い色遣いの水彩画が、『海』の雰囲気を充分に引き出しているようでした。
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いちばんのりの海
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投稿日:2010/08/05 |
夏の朝早く、男の子は、手にバケツを持ち、シャベルをかつぎ、頭には、船長気取りの古い帽子をかぶって、海のほうへ歩いていく。
いちばんのりの浜辺には、イソシギやカニ、ハマトビムシ、ハマグリがいた。
やがて、浜辺は、大きなパラソルで彩られる。
朝早い海の様子から、時間とともに、刻々と変わっていく浜辺の様子が、リズミカルな文章で描かれています。無表情な男の子、でも、その気持ちは行動にあらわれ、よろこびがあふれているようです。
この時期、じっくり読んで、感じて、実際の海に会いに行きたくなることでしょう。
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夏ならではの音
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投稿日:2010/08/05 |
こいぬのマフィンは、車の後ろのシートで、うとうと居眠り。
でも、車が、町を出て、牧場に向かっているのがわかりました。
音だけで、町から牧場への変化を楽しむことができます。
そして、牧場できこえるいろいろな音。
まずは音に気づき、そして、何の音なのかを確かめていく…
本当に夏ならではの音が色々ときこえてきます。
その表現が、なかなか素晴らしい。言葉での表現の幅を充分に実感することができました。
絵がはっきりしている。そして、文字の配列や、その変化等、目で楽しむ要素もいっぱい詰まっています。
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とおいところって?
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投稿日:2010/08/04 |
マーチンは、おかあさんに聞きたいことがあった。
でも、おかあさんは、赤ちゃんにお湯を使わせるのにむちゅうで聞こうともしない。
マーチンは、ぼくが聞くことにちゃんと誰かが答えてくれる遠いところへいくことにしました。
でも、とおいところって?
赤ちゃんが生まれて、それまでは、おかあさんは、自分だけのものだったのに、相手にされなくなった寂しさ、というよりも怒りをぶつけるために出た行動は、センダックらしい発想なのでしょうか。仲間が動物というのも、もうひとつの作品に似ているような気がします。
思い切った行動にでたものの、その先で待ち受けていたものは…
心の葛藤や、成長の現われ等、この年齢ならではの出来事が描かれているような気がしました。色遣いも少なく、時代を感じさせるファッションは、子どもたちの目には、どのように映るでしょうか。
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色んなことして、帰ってたよなぁ。
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投稿日:2010/08/04 |
ある日の帰り道、そら君は、道の曲がり角で、ぴたりと止まってつぶやきました。
「きょうは、この白い線の上を歩いて帰ろう。」
表紙の、線をじっと見つめるそら君の表情が、いいですね。
まるで、平均台の上を歩いているような緊張感。いろいろな誘いにものらず、ただひたすら、白い線の上。ところが、途中で、工事中があったりして、なかなか大変です。そんな時、そら君の頭の中の想像は、とんでもないことに…
読んでいて、とっても懐かしい気持ちになりました。自分自身、学校の帰り道、色んなことしていました。ある時、息子が、こんなことして帰ってたよなあと話してくれたこともありました。誰もが、経験した、また思い出のある学校の帰り道を、うまく表現していると思います。
読んだ後、親子の会話も、きっと弾むことでしょう。
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