季節
新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし

  • かわいい

TOP500

10月

ママ・50代・東京都、男の子19歳

  • Line

10月さんの声

468件中 131 〜 140件目最初のページ 前の10件 12 13 14 15 16 ... 次の10件 最後のページ
なかなかよいと思う 想像の扉  投稿日:2010/10/26
ミュージアム・トリップ
ミュージアム・トリップ 作・絵: バーバラ・レーマン
出版社: 評論社
字のない絵本です。
男の子がクラスメイトたちと美術館へ。
みんなとはぐれてしまって、なおいっそう迫ってくる美術館独特の空気。
シーンとしつつも、さまざまな展示品が静かに手招きしているみたいです。
そして小さな小部屋に入るとそこには迷路の絵があって・・・

すると・・あら!小さくなって迷路の中を探検してます。
いろんな迷路をひとつひとつクリアーして・・するとさいごに
メダルがもらえました。
ぶじにみんなと合流できて、ちょっとした達成感を味わっている
男の子のようすが見て取れます。

美術館って自らの想像力や感受性で遊ぶところ。
能動的な楽しみ方だと思うんです。(それは絵本も一緒かな)
男の子は期せずして一人ぼっちになることによって、深く味わえたのかもしれませんね。

息子といっしょに迷路を指でなぞって、楽しめました。
ただ迷路だけでなくて、絵の中に入っちゃった!みたいな
ものもあるとなお良かったかなぁ。
たとえばブリューゲルの絵にタイムトリップ!とか。

絵はシンプルで読みやすいです。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 14ひき家族の丁寧な暮らし  投稿日:2010/10/25
14ひきのあさごはん
14ひきのあさごはん 作: いわむら かずお
出版社: 童心社
この絵本は息子が2、3歳くらいのころに読んでいて。
そのときも自然描写が豊かで、賑やかな家族の声が響いてくるような
魅力的な絵本だなぁ・・と思いました。

朝ごはんからぜいたくな食卓なんです。
それはただのぜいたくじゃなくって、本当の意味でのぜいたく。
だって朝ごはんの果実を森で摘んできたり、パンをこねたり。
外の焚き火でスープも作ってるんですよ。
どれもとっても美味しそう!
ごはんを食べるのも、外のきりかぶのテーブルとイスなんです。

この場所を読んでいたら、息子が途中で「ほら、ここがね、ここなんだよ」と見開きのページを教えてくれました。
見開きのところが遠景になっていて、14ひきのおうちや川が描かれていたんですね。
5歳になった息子の読み方が進化していることに気づきました。
(もうひとつの見開きはおうちの断面図です。)
それから朝の目覚めのシーンでも、
「この子がベッドから落ちちゃってるんだよね〜。」
「あ!おもらししちゃってる」
「ママに着替え手伝ってもらってるねー。○ちゃんみたい。笑」と私も。
読みながら会話が弾みます。

字は少ないので小さいときから読みやすい絵本ですが、
絵の中にたくさん読み取る情報が詰まっているので
いろんな読み方ができていいな〜と感じました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 女は強し  投稿日:2010/10/25
やまんばのにしき
やまんばのにしき 作: 松谷 みよ子
絵: 瀬川 康男

出版社: ポプラ社
この絵本は、私が子どものころに読んだ絵本。
まだ売られていたんですね!
実家から貰ってきました。

ぶんはまつたにみよこさん。絵が・・最近亡くなられた瀬川康男さんだったのですね。

山の上にやまんばが住んでいます。
あるときやまんばは「子を産んだから餅をもってこい!」と村人たちに雷雲のようなあばらものを使って伝えます。(それが産まれた子なんですけどね)
村人はいつもいばってる男二人を任命するも及び腰。
案内をあかばんばというおばあさんがかって出て・・。

ついに山頂にあかばんばが着き、やまんばと対面。
怖いかと思ったやまんばは気のいい豪快なおっかさんと言った風。
ごろんとねっころがったやまんば「てつだいもいねから21日ほどてつだってくれや」
はっとしました。
そうか、このやまんばも産後なんだ・・子を産まなければわからなかったことです。
それであかばんばと餅や熊鍋を食べ滋養をつけ、あかばんばと過ごします。

終始印象的なのは、女二人のたくましさ。(やまんばとあかばんばのことです)
子を産む強さ。いざとなったら腹がすわっているところ。
なんだかんだと「女は強い!」のひとことです。笑
人間ともののけという種を超えたところで、分かり合えているような感じがします。

そしてさいごに持たされた錦は出産祝い(餅)の半返しかしら。
なんとも豪快なやまんばとその子、そしてあかばんばのお話でした。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う なかよし兄弟  投稿日:2010/10/21
ぼくとおにいちゃん
ぼくとおにいちゃん 文・絵: マレーク・ベロニカ
訳: うちだひろこ

出版社: 風濤社
まんがのような細かいコマ割りで、兄弟の日常が描かれています。
全部で19のエピソード。
やんちゃな弟と、やさしいお兄ちゃん。
お兄ちゃんが冷静でよく弟の面倒をみているところが
身の回りにいる兄弟くんたちの様子と重なります。
弟のきもちをよく見ているんだな・・。

私は早く寝なさいと言われた弟がテレビになっちゃう「おとうとテレビ」が好きでした。
子どもが二人以上いると、そこだけでまた想像の世界が広がるんですね。
いろんな遊びを思いつくので感心してしまいます。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい おつきさまが追いかけてくる〜  投稿日:2010/10/21
おつきさまとあそんだよる
おつきさまとあそんだよる 作・絵: 神山ますみ
出版社: 講談社
この絵本を読んで、子供のころって自分が動くと
おつきさまも一緒についてきている感じがして不思議だったのを
思い出しました。
いつのまにかそういう感覚を無くしていて。
今は息子がやはり「おつきさま、ついてくる!」と言います。
おつきさま・・ただの空に浮かんだ物体ではなくて
なにか仲間のようなお友達のような・・そんな存在なんですね。

子の絵本は、そんなおつきさまがほわーんとした光に包まれた
優しいタッチで描かれていて、でもときに大胆にビューンと動いたり
煙突から入ってきたり。
大人からみると「そんなわけない」と思うようなことも
たぶん子どもからみたらけっして大げさではない感覚。
そんな気がしました。

安心感に包まれて眠れそうな、そんなラストもいいですね。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 落語っておもしろいんですね  投稿日:2010/10/20
落語絵本12 ときそば
落語絵本12 ときそば 作・絵: 川端 誠
出版社: クレヨンハウス
川端誠さんのこの落語のシリーズはいいですね。
絵がわかりやすくて、落語の雰囲気満載♪
江戸の暮らしも身近に感じてしまいます。

ときそば・・きっと有名な落語なんでしょうね。
おそばの値段を小さくごまかすそのやり方がなんともおかしい。
庶民のこころに触れ、くすっとさせられます。
でもお金の勘定もまだわからない5歳の息子にはこの面白さは
完全には伝わらなかっただろうな。
たぶん私のほうが楽しんでました。
時の数え方も独特で、ちょっとむずかしいですものね。

ごはんを外で食べて、美味しかったりまずかったり。
サービスが悪かったり・・そんなことって昔も今も変わらずあることで。
人のきもちも江戸も平成も変わりませんね。

絵も夜の暗さやおそばの湯気がうまいなぁ。

このシリーズ、まだ数冊しか読んでないので、じっくり読んで落語に親しみたいと
思います。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う はっけよい!  投稿日:2010/10/20
はっけよいごりまる
はっけよいごりまる 作・絵: 国松エリカ
出版社: Gakken
黄色いまわしを巻いたごりら、ごりまるくんのお話です。
ショートショートのように幾つかの「ぷぷぷ」と笑える小話。

すべてのお話がお相撲に絡ませてます。
私がとくに好きなのは、お部屋で散らかし放題で遊んでいるごりまるくんとお母さんの攻防。
おすもうの途中で「まった」と止める「みずいり」という専門用語とかけて、我が家でもよく見る光景に「そうきたか。笑」と。

さいごに「すもう辞典」もついてて、
「すりあし」や「股割り」などのけいこ。
「よりきり」や「突き倒し」などの技についても少し学べます。
横綱に憧れるごりまるくんの姿が、お相撲好きなうちの息子に重なります。
息子も楽しく読んでました。
ごりまるくんのピュアなかんじがかわいらしいです。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 建築家というお仕事  投稿日:2010/10/14
こびとのまち
こびとのまち 作・絵: 青山 邦彦
出版社: パロル舎
作者は建築家をされていた方。
建築家のマルヒゲさんはある日変わった依頼をうけます。
「こびとと人間がいっしょに暮らせる家を作って欲しい」と。
どんなプランだと違うサイズの両者が楽しく一緒に暮らせるか・・
頭をひねります。

何百人ものこびとたちが手伝います。
家がどんどんできてきます。
できあがった家は賑やかで不思議な家。
喜ぶ住人たち。(ちょっと人数多すぎでこわいくらいですが。笑)

プランニングの途中でマルヒゲさんが言い出した
「人間を巨人、こびとを人間と呼ぼう!そうでないとこびとの気持ちはわからない!」という提案がさいごのつぶやきに繋がっていて
ちょっと深いです。
そのときのマルヒゲさんは巨人になった目で、この世を俯瞰しているのでしょうね。

そしてそうやって他者に歩み寄る姿勢。
こびとと人間だけでなく、動物との暮らしや二世帯同居なども同じことなんだろうな・・と。
相手を敬うこと、相手のことを尊重する想像力・・など。
そんな要素がないと、いい家も作れないと思います。(住む人もね)

夫も同業なので、親子で楽しく読んでました。
建築家というお仕事を理解するのにもいい絵本です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 多摩川をたどる  投稿日:2010/10/14
たまがわ
たまがわ 作・絵: 村松 昭
出版社: 偕成社
多摩川のすべてを知りたい人におすすめ。
奥多摩の山の神様とおつかいの男の子(精霊?)が多摩川の源流から海までをたどっていく絵本です。

奥多摩の山の中から始まって、ずーっとずーっと川は流れてゆきます。
その様子を途切れることなく、細かくイラストの地図にしています。
奥多摩のダムのこと、田園地帯の円筒分水というしくみのこと。
狛江であった洪水のこと、分倍河原での大昔の戦のこと・・。
川と人間の暮らしのさまざまなことを学べました。

息子も知っている小田急線・南武線・田園都市線・・
行ったことがある場所はいっそう興味深くくいつきもよいです。
中でも大好きな等々力渓谷には「あ〜!ここをこうやって歩いたよね〜」と嬉しそう。
同じく山歩きの好きな祖父が、源流から海まで歩いたことがあるそうで、
この絵本を見ながら息子と「さいごの所だけ工場で入れなかったんだよ」とお喋りしてました。「いい絵本だ」とも。

かなり細かく地名も載っているので、子どもから大人まで
いろんな楽しみ方ができそうな絵本です。
もちろん地図マニアな私も楽しみました。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う タイムリー?  投稿日:2010/10/14
ちか100かいだてのいえ
ちか100かいだてのいえ 作: いわい としお
出版社: 偕成社
書店で平積みされているこのシリーズ、息子は好きみたいです。

ちょうど読み聞かせした日にチリ鉱山の救出をテレビでやっており、
不謹慎かもしれませんが、どちらも深い深い地下の世界で偶然でした。
地下のたくさんのお部屋の様子が細かく描いてあり、息子は
じっくり見てました。
だんご虫さんのボーリングとか、ナルホド〜って楽しいですね。
木の根っこが棚になってたりね。

私も子どものころ、地下に穴を掘って基地を作るんだ!なんて
掘ってたこともあるので、息子のワクワクもわかる気がしました。

チリのニュースを見ながら、この絵本のようにボーンっと簡単に
出てこられたらいいのに・・・なんて思ってしまいましたが、
絵本もニュースもハッピーエンドでよかったです。
参考になりました。 0人

468件中 131 〜 140件目最初のページ 前の10件 12 13 14 15 16 ... 次の10件 最後のページ

いくつのえほん掲載絵本児童書一覧

出版社おすすめ

  • ライオン
    ライオン
    出版社:瑞雲舎 瑞雲舎の特集ページがあります!
    美しい絵と素敵な物語の古典絵本! 百獣の王となる完璧などうぶつ「ライオン」が作り出されるまでのお話。

全ページためしよみ
年齢別絵本セット