この絵本は、私が子どものころに読んだ絵本。
まだ売られていたんですね!
実家から貰ってきました。
ぶんはまつたにみよこさん。絵が・・最近亡くなられた瀬川康男さんだったのですね。
山の上にやまんばが住んでいます。
あるときやまんばは「子を産んだから餅をもってこい!」と村人たちに雷雲のようなあばらものを使って伝えます。(それが産まれた子なんですけどね)
村人はいつもいばってる男二人を任命するも及び腰。
案内をあかばんばというおばあさんがかって出て・・。
ついに山頂にあかばんばが着き、やまんばと対面。
怖いかと思ったやまんばは気のいい豪快なおっかさんと言った風。
ごろんとねっころがったやまんば「てつだいもいねから21日ほどてつだってくれや」
はっとしました。
そうか、このやまんばも産後なんだ・・子を産まなければわからなかったことです。
それであかばんばと餅や熊鍋を食べ滋養をつけ、あかばんばと過ごします。
終始印象的なのは、女二人のたくましさ。(やまんばとあかばんばのことです)
子を産む強さ。いざとなったら腹がすわっているところ。
なんだかんだと「女は強い!」のひとことです。笑
人間ともののけという種を超えたところで、分かり合えているような感じがします。
そしてさいごに持たされた錦は出産祝い(餅)の半返しかしら。
なんとも豪快なやまんばとその子、そしてあかばんばのお話でした。