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嫌だ嫌だの坊や。
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投稿日:2009/02/09 |
歯が痛い坊や。お医者は嫌だと家を飛び出しました。
泣きながら歩いていると「どうしたんだい?」とゆうれいに声をかけられます。
お馴染み、せなさんの絵がかわいい幽霊の絵本。
歯医者は嫌だ、河を泳いで渡るのは嫌だ、火の山はいやだ・・・。
嫌だ嫌だの坊やが、最後にどうなるのかは見てのお楽しみ。
入園前のお子さんからでも楽しめる絵本。
優しい幽霊は怖くないから安心ですよ。
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命の響き
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投稿日:2009/02/09 |
からだのなかで 音がする。
それは 命の音。
小さな生き物も大きな生き物も、
みんな体の中で命の音を響かせています。
そんな 大切な鼓動を感じさせてくれる絵本。
読み終わってから、兄弟どうしで胸に耳を押しあてながら
「あ〜、聞こえる、聞こえる」
「大丈夫、生きてるね〜」
と、鼓動を実感し合っていました。
親子・兄弟で触れ合うきっかけを作れる作品です。
スキンシップの手助けになるのではないでしょうか?
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よだれが出そうです。
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投稿日:2009/02/09 |
繊細に描かれた美味しそうなイラストと、
食べている様子を豊かに表現している擬音に、思わずよだれが出てきそうな絵本です。
春巻きは「カコッ ホッ カル カル カル」
かぼちゃは「モモッ ポフ ポフ ポフ」
・・・え?わかめが
「ピララルッ リョリュ リョリュ」????
個性的な擬音ですが、本当に美味しそうなんですよ。
幼稚園生から小学校低学年位までのお子さんと一緒に、
声に出して食べる真似をしながら読むと楽しい作品ではないでしょうか?
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お化けと楽しく遊んじゃおう
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投稿日:2009/01/20 |
「おばけのはなしは夏にするもの」というのが定説ですが、作者のせなさんもおっしゃっているように、「冷暖房完備の現代では夏でも冬でも関係なくお化けの話を」してしまいましょう。
だって、子供達はお化けの話が大好きですもんね。
男の子が落書きしたお化けが、夜になると抜け出して現れました。
二人は「おばけのくににあそびにいこう」とウキウキと出かけていきます。
「えー、なんで怖がらないんだろ〜?この子」と、読んでいて驚いちゃうほど、喜んでお化けの国に行く男の子。
もちろん、出てくるお化け達を怖がることもありません。
・・・でも、そうですよね〜。せなさんの描く可愛いお化け達はちっとも恐ろしくなんかないキュートでユーモラスな姿ですもの。
小学生には少し物足りないくらいかもしれませんが、幼稚園保育園までのお子さんにはお薦めです。
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素朴だけど真剣な質問
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投稿日:2009/01/20 |
仲良しのとうちゃんとぼく。
釣りをしながらぼくがいうには
「ぼくが**に襲われたら助けてくれる?」
鮫・海賊・大地震・・・・。
子供ならではの素朴だけど真剣な問に、とうちゃんはおどけつつも真面目に答えています。
父の日あたりにもぴったりな絵本ですが、こだわらずに一年中楽しめる暖かくておもしろい絵本です。
小学生にお薦めですね。
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「別れ」をありのままに
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投稿日:2009/01/20 |
みどりちゃんは花屋のおじさんおばさんと仲良しです。
毎日学校の帰りに花屋さんの前をとおると、おじさんが花の種をくれます。けれど、ある日おじさんが亡くなってしまい、花屋のシャッターも閉まったままに・・・。
ねじめさんのお話は、大げさな言い方をすれば、人生の不条理さを包み隠さずに表現しているものがあります。
特に別れ。死別・生別にかかわらず、別れというものはある時突然やってくる場合が多く、納得して別れるという場合の方が少ないもの。
それを 柔らかく包まず、隠さず、充分に説明もせず、ありのまま突きつけ流す。
子供の絵本としては不親切といえば不親切。
しかし、逆を言えば、別れの不条理さとそれを納得しなくても受け止め乗り越えるという大事な事を、絵本という分かりやすい形で子供に触れさせるというのは、思いやりかも。
込められたメッセージは深いですが、悲愴さはなく、明るいラストに心が温かくなる作品。
小学生になってから、とくに中学年以上に読んで欲しい作品です。
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電車好きさんの為の絵本
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投稿日:2009/01/20 |
冬の絵本を探していていて、見かけたので手に取ってみました。
お話の内容は、電車好きの兄弟が二人だけで雪国まで小旅行をするというもの。
子供たちだけでの初めての旅。
そういうお話に付き物の、予想外のとんでもないハプニングは起こりませんが、淡々と描写される車窓からの眺めに、電車好きの子供なら一緒に胸を躍らせる事必至です。
読んでいると二人と一緒に本当に旅をしているような気分になれるほど、細かくリアルに描かれている絵本。
電車が大好きなお子さんにはぜひ読んでみてあげて欲しい一冊です。
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スーパーポジティブおばあちゃん
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投稿日:2009/01/20 |
何が起きてもにこにこばあちゃんは、超前向き!
普通は損したと嘆く場面でも「こっちの方がいいさ、わたしゃほんとにうんがいい」
現状に不満を抱きたくなるのが人間。不満も向上心へ繋がるのなら必要ですが、自分は何もせずに文句を言うのが大概ですよね。
このおばあちゃんの本当に運がいいところは、まさにこの「前向きな性格」だというところでしょう。
人から見れば運がいいように見えなくても、本人の気の持ちよう。
裏を返せばどんなに人がうらやむような幸運も、本人が違うものを望んだならば「運がいい」とはならないわけで・・・。
おばあちゃんのプラス思考を見習わないとなぁと思った一冊でした。
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わかりやすく楽しいお話
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投稿日:2009/01/20 |
小学校2年生の教室での読み聞かせに使用しました。
とのさまのひげが逃げ出すというあり得ないお話に、子供ならではの無邪気な突っ込みが入る楽しい読み聞かせになりました。
長すぎず短すぎず、殿様のお話といっても難しい単語はない、分かりやすく楽しいお話。
保育園や幼稚園でも楽しんで聞いてくれると思います。
お話によくあった国松さんの絵も、可愛らしくて子供達が気に入ってくれるのではないでしょうか。
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入魂の一作!?
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投稿日:2008/12/12 |
待ちに待っていた 内田麟太郎さんの狂言絵本の最新作。
今回もシリーズの他作品に勝るとも劣らない大迫力の絵を担当なさっているのは、よしながこうたくさん。
福岡出身のお二人が描く狂言「かみなり」の世界やいかに!と期待していたら・・・予想をはるかに超えた驚愕の絵本でした。
ヤブ医者や雷様はもちろんのこと、お話には関係ない者たちも画面の隅々まで力いっぱい生きているし、うごめいております。
よしながさんがひと筆ひと筆、魂を『練りこんで』描いているような鬼は、心の準備無くページをめくった人には危険(!)な位の豪快さです。
内田さんの狂言絵本シリーズは、どれも文章量が多く、教室などで読み聞かせるときには、相当の気合いが要る作品。
ぜひ子供たちに聞いてもらいたいと、私も以前読ませて頂きましたが、読み終わった後は、まるで100M走でもしたかのような感覚でした。
まだ子供たちには今作を読ませていないのですが、喜ぶ反応が楽しみです。
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