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新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし

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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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自信を持っておすすめしたい おかみさんの方が何枚も上手  投稿日:2009/07/20
しごとをとりかえただんなさん
しごとをとりかえただんなさん 作・絵: ウィリアム・ウィースナー
訳: あきのしょういちろう

出版社: 童話館出版
 ノルウェーの昔話です。
 お百姓さんが、日々の農作業にほとほと疲れ果てて、おかみさんの家での仕事が楽そうだともらします。
 おかみさんは、陽気に「そんなら、明日から仕事を取り替えよう。」ってことになって、……。

 この会話、今のご時世じゃ、猛烈な反撃に出るおかみさんも多いことでしょうが、このおかみさんは、にこにこ旦那さんの要望を受け入れます。きっと、この頃の家事は今とは比べものにならないくらいの重労働であったでしょうに。

 見開きいっぱいの絵で、夫婦のそれぞれの仕事を同時に眺められます。もくもくと、農作業をすすめるおかみさん、一方だんなさんは、何をやってもうまくいかない様子。
 究極の大惨事を予想はしていたものの、絵で見ちゃうと笑えて笑えて、牛君ばっかりがいい迷惑の様子です。

 話は収まるべき所に収まるのですが、このおかみさんこうなることを見越した上で旦那さんの要望を受け入れたのかも。と、考えると、なかなかおかみさんの方が何枚も上手ですね。

 リスクは大きいとしても、お互いの立場を理解するためには、良い方法かもしれません。

 むすこは、衝撃の大惨事に大笑いでした。
 お話を、落ち着いてじっくり聞ける、3年生くらいからが、良いかと思います。
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自信を持っておすすめしたい 目が合うとダメなんですよね。  投稿日:2009/07/19
しらないいぬがついてきた
しらないいぬがついてきた 作・絵: 小林 与志
出版社: 鈴木出版
 表紙絵のワンちゃんが可愛らしくて、手に取りました。
 目が合うとダメなんですよね。「ン?この人いい人かも?」って、決めつけて、ついて来ちゃうんですよ。特に、子どもに。

 私も、小学生の時、野良犬に話しかけたら、ついてくる、ついてくる。「ついて来ちゃ、ダメよ。」って、優しくいってもついて来ます。途中、ランドセルの中から、給食で残したパンを出して あげたりなんかしたら、家まで来ちゃって。『ここまでついて来たんだから、何とかなるかもしれない。』って、子どもの浅知恵で。


 主人公のこの子は、どうも迷惑そうです。一生懸命足早に急いで、まこうと思ったらしいのですが、……。


 なんといっても、このワンちゃんのキャラは、魅力あります。
 油絵のように見えますが、暮れて行く夕方の町の様子が美しい。町並みも、一昔前の商店街という感じです。
 話の流れ上、もとのページの所まで戻ってくるのですが、子どもたちは、きちんと記憶していて、ほっとした様子で、最後のページを楽しんでいました。

 どうも、このワンちゃんは主人公に会った時から、保護者的な気持ちで、この子の事を観ていたような気もしてきました。
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自信を持っておすすめしたい 「犬飼いた〜い病」再発!  投稿日:2009/07/18
いいこだ、ファーガス!
いいこだ、ファーガス! 作・絵: デイビッド・シャノン
訳: 小川 仁央

出版社: 評論社
 犬大好きの戌年生まれの私。見逃すわけにはいきません。
 ファーガスがとっても可愛らしい。ウエスティー(ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア)かな?
 
 「いいこだ」っていうから、どんなお利口な事をしたのかと思ったら……。

 ペットことにワンちゃんは、癒されますね。
 飼い主を信じ、ますっぐ胸の中に飛び込んで来るんですもの。
 ファーガスは、家族に愛されている満足感と、自信で伸び伸び育っています。
 どの、ショットも口元が緩んでします。
 ズームアップ気味の表情は、ファーガスが本から飛び出してきそうな勢いがあります。

 「犬飼いた〜い病」が再発しそうな息子です。

 ホントに満足、私もウエスティー欲しくなっちゃいました。
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自信を持っておすすめしたい 立ち止まり心に抱いて歩んでいける『出会い  投稿日:2009/07/18
子ぎつねヘレンの10のおくりもの
子ぎつねヘレンの10のおくりもの 作: いまいまさこ
絵: 田中 伸介

出版社: 文芸社
 タイトルと表紙を見て、おや?っと思いました。
 “子ぎつねヘレン”といえば、『子ぎつねヘレンがのこしたもの』の竹田津 実さんの作品ではないのか?と。
 
 巻末を見て、映画『子ぎつねヘレン』の脚本を担当した方が、この絵本の作者 いまいまさこ さんだと解って、納得でした。
 この絵本は、映画の『子ぎつねヘレン』に沿って、描かれた絵本です。映画を観た方なら、その記憶がよみがえり、再び、涙されると思います。

 ヘレンが亡くなった1年後。
 
どんな命も この世界に生きたしるしに おくりものを のこしていく
 
 ぼくは それを みつけよう


 扉絵の前から、お話が始まる形で、映画のような演出がここにも見えます。
 主人公のぼくは、ヘレンと出会った所から回想し、おくりものを一つずつ見つけていきます。
 頼りない命が、人間の少年をそして家族を変え、気づかせてくれた大きな存在であったことを伝えています。

 私は、“ぼくの生きている世界にも、つかまえておきたい瞬間がたくさんある”という、2つ目で、もうウルウルでした。

 最後の10個目で、ダメでした。

 出会いは、儚く通り過ぎて行くことが多いものですが、このように人生のどこかで、立ち止まり心に抱いて歩んでいける『出会い』は、その人の“大切な宝もの”になるのでしょうね。

 10歳の息子は、「忘れられないだろうね、ヘレンのこと」って、ティッシュを一枚引っ張って、隣の部屋へ。

 こどもたちだけではなく、私たち大人にも様々なメッセージを伝えてくれる一冊です。
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自信を持っておすすめしたい お米に関する“総合学習”  投稿日:2009/07/16
もしも日本人がみんな米つぶだったら
もしも日本人がみんな米つぶだったら 作: 山口 タオ
絵: 津川 シンスケ

出版社: 講談社
息子が稲作の授業を社会科でちょうど学び、5月に田植え体験をし、バケツ稲も育てている最中です。秋には、刈り入れ体験もする予定です。非常にタイムリーな出会いでした。

 お茶碗一杯にお米が何粒入っているか、疑問を抱いた主人公に、こめとのさまが助言をし、数える工夫が始まります。
 
 現在でも、1合(180cc)の単位が残っている理由や、石高が、当時の大名の力をはかる単位として、いかに解りやすいものであったかまで説明されています。

 
 そして、本題です。
 米つぶ1つを人間1人に換算しての考察。

 10万つぶは、2キロのお米。2キロのお米の袋に10万人が入っている…っていう具合に。
そして、現在の日本の総人口をお米で換算し……。
 
 最後は、日本の心を守るため朝もお米を食べようという終わり方です。

この一冊で、お米に関する“総合学習”といっても良い内容の濃さです。
 私も一緒に、勉強しました。

 小学4〜6年生に、いかがでしょうか。
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自信を持っておすすめしたい 偉大な 我が手を respect!  投稿日:2009/07/16
てとてとてと て
てとてとてと て 作・絵: 浜田 桂子
出版社: 福音館書店
 普段は気をとめることもない私たちの体。
 ケガや病気になると改めてその役割の多様さに気づき、どの部分一つとっても、不要なものはないんですよね。

 この絵本は。「手」です。
 楽器、コップ、日除け、団扇、メガホンなどなど、出てくる出てくる。手のおしごと。

 「そうそう、そうだよね。」って、読みながら、自分の手をながめ思わず偉大な我が手をrespectしちゃいました。

 さらに、まだある手のしているしごとを………と紹介。
 そして、点字が出てきます。
 読みながら、点字に触れる貴重な体験ができます。

 息子が感心していたのは、赤ちゃん同士が向き合ってお座りしている絵に「手だけで遊べる。」と書いていた部分です。赤ちゃんがアババーと言いながら、おててをブンブンしていて、二人とも楽しそう。
「そうだよナ〜、ぼくもこうしてたでしょ。」って。

 最後のページの

 “手って、心が出たり入ったりするところかもしれない”

 の文が良い〆になっていると思います。


 画面割りが、工夫されていてどのページも無駄がありません。

 小学校高学年まで十分に、考え楽しめる一冊だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 濃厚なユーモア絵本  投稿日:2009/07/16
ちょっとまって、きつねさん!
ちょっとまって、きつねさん! 作・絵: カトリーン・シェーラー
訳: 関口 裕昭

出版社: 光村教育図書
 まず、表紙。「ユーモアな内容かな?」と期待しちゃいます。
 カトリーン・シェーラー?知らない。知らないぞ。初めて聞く名前。

 扉絵からストーリーは、始まっています。
 
 [1ページ目に、この絵本のお約束を読者に提示。]
 ここは、きつねとうさぎが「おやすみ」をいう場所。
 
 ここで、きつねとうさぎのぼうやが会ってしまいました。
 きつねは、『ごちそうだ』。
 うさぎのぼうや、どうするどうする。

 ペロリと食べられてしまいそうになるうさぎくん、知恵をはたらかせ、「お約束」を持ち出し、きつねを…。

 
 絵がとても素晴らしい。
 毛並みまでわかる筆致ながら、リアルなのに どのキャラクターも愛らしくユーモラス。

 中でも、恐いきつねを手玉にとって、「お約束」攻めで言いくるめるうさぎくんの論客ぶりの表情と、自信たっぷりな態度。

 はて?ポカーンとしているきつねの表情と、頼りない様子。

 これが対照的で面白いんです。

 息子に一番うけたのは、きつねの寝顔。二人で笑いました。
 寝てるときは、みんなかわいいんですよね。

 うさぎの親の反撃に、またもぼうやは、「お約束」を持ち出して…。
 あぁ〜〜〜〜〜、この次のシーンもおかしくっておかしくって。

 最後のページも、最高です。

 文も絵も、久々に濃厚なユーモア絵本を楽しめました。

 
 カトリーン・シェーラーさんのほかの作品も、日本で読めないのでしょうか。
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自信を持っておすすめしたい かっこいい「細マッチョ」に  投稿日:2009/07/12
かっぱのすもう
かっぱのすもう 作: 小沢正
絵: 太田 大八

出版社: 教育画劇
 私の父方の祖父母は遊びに行くと、必ず夜、私を真ん中にして川の字で寝ました。
 私が眠くなるまで、祖父は色々な創作昔話を即興で作って話してくれました。
 ウサギやたぬき、狐にからすそして、かっぱの話もありました。
 あまりにも、奇想天外なストーリーの時は、祖母が小さく笑い声を立てていました。
 この絵本を読んで、その時の事が思い出されました。
 あ〜、あの時間は、私たち三人にとって、幸せな時間だったのだな〜としみじみと懐かしく思います。

 さて、むかしむかし、おじいさんのキュウリ畑が荒らされて、その夜外でがやがやという話し声が、……。
 キュウリ畑を荒らしたであろうかっぱに遭遇して、おじいさんは、かっぱにぺこぺこ。すもうで、かっぱたちにやられっぱなし。
 でも、妙案が浮かんで、……。

 最初のページのおじいさんのルックスから、やせた土地で細々と畑作りをしていて、気の毒なほど貧相に見えました。
 かっぱの前でも、おどおどしていて気の毒でした。
 でも、形勢逆転のページから、おじいさんがだんだん力強くかっこいい「細マッチョ」になってきて、笑えます。

 エンディングも、安心できる“めでたしめでたし”で、心なごみます。それにしても、かっぱと酒盛りって合いますね。(笑)

 息子6歳の夏によみました。「うちのキュウリは大丈夫?」なんていうことをいっていました。
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自信を持っておすすめしたい 理に適った説得に大うけ  投稿日:2009/07/12
シンデレラのおしり
シンデレラのおしり 作・絵: ニコラス・アラン
訳: とたにようこ

出版社: 徳間書店
 イギリスの絵本作家さんです。
 表紙もさることながら扉絵に、一笑いして、期待しながら読みました。

 せっかく海に来たのに、「太っておしりが大きくなり、水着がちいちゃくなって、泳ぎに行かない。」って、すねてるお姉ちゃんをなぐさめ説得している妹の語りで始まります。
 
 おしりも個性。その個性を「大事にしなきゃ」って、色々な人を引き合いに出し語ります。
 
 女王陛下、エスケープマジシャン、アメリカ西部開拓時代のガンマンまで話に出てきて、イギリスの歴史教育はすごいなと思いました。

 さらに、シンデレラ、白雪姫まで引っ張り出してきて、理に適った説得に大うけです。

 最後のおちがなかなかです。
 
 女子小学生ばかりではなく、男子にも楽しんでもらえる絵本だと思います。
 息子は、「ハハハハハ〜〜〜〜〜」と満点大笑いでした。

 いつか、お話し会で読んでみたいと思います。
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自信を持っておすすめしたい おびえつつ近づいて行くねこちゃんのしっぽ  投稿日:2009/07/12
うちの おばけ
うちの おばけ 文: 谷口 國博
絵: 村上 康成

出版社: 世界文化社
 おばけの忙しい季節になってきましたね。
 なんでも恐いと思うと、恐いものにみえてくるものです。
 
 この絵本は、恐いはずのおばけが、ちょっとユーモラスなんです。
 
 表紙の地色は、あまり絵本では見かけないラベンダーパープル。
 『うちの…』シリーズの一冊です。
 『おとうじゃ、ないって』の村上康成先生の絵です。
 
 私は、“おばあちゃんのページ”が好きです。
 近所の4歳の女の子は、“お風呂のページ”がお好みのようでした。
 『なんだろう?』とおびえつつ、わんちゃんと近づいて行くねこちゃんのしっぽが、各ページまたかわいいんです。

 見返しには、五線譜にのせた曲のおまけまで、早速ピアノで弾いてみました。歌にするとお話を丸暗記できちゃいそうです。

 小さいお子さんと楽しいおばけ談義のできる一冊です。
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