季節
新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし

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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい 今夜 実験 してみます  投稿日:2009/07/29
ちいさいおうち
ちいさいおうち 作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 石井 桃子

出版社: 岩波書店
 何歳になって読んでも、色あせない作品だと思います
 
 最初のページは“ちいさいおうち”の誕生シーン。
建てた人の台詞から思うことは、あちらの昔の建物は耐久年数が長い事。百年単位の家屋だって珍しくないと聞きます。

 さて、“ちいさいおうち”は、自然環境に恵まれた四季折折りの移り変わりを何十年も楽しみ眺めてきましたが、周囲が年々喧しくなっていき、時代に取り残され、忘れられてしまったような存在に…。
 遠い昔、町の灯りに興味を持った事もありましたが、現実は…。

 見開き右のページに、“ちいさいおうち”は描かれ、その周囲の様子の変化が、後ろのページに行くほど加速し描き加えらています。
 
 読みすすめていくと、“ちいさいおうち”に、思わず心を寄り添わせ、『この先どうなっちゃうのだろう』と、ページをめくる手が怖々になっていきます。

 5歳当時の息子に、『ちょっと長くて飽きちゃうかな?』って思いながら読みましたら、二つのビルに“ちいさいおうち”が挟まれるシーンで泣き出しました。そして、先を読ませず、田園風景の頃のページに無理矢理もどして眺めていました。
 結局その日は、最後まで読みませんでしたが、翌日続きを読んでやっと、安心したような様子でした。

 10歳の今、読んだらどんな感想を持つか、今夜実験してみます。
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自信を持っておすすめしたい おうちより 大きく なってみたい!  投稿日:2009/07/29
もぐてんさん
もぐてんさん 作: やぎ たみこ
出版社: 岩崎書店
 ある夏の日。家族で庭に池を掘ろうとしていたら、もぐらが、顔をのぞかせた。それだけで仰天なのに、人間の言葉も話せちゃう。さらに、びっくり……。

 「ありそうで〜、やっぱ、ないか。」っていうお話。
 もぐてんさん(もぐらくんの名前)のおかげで、小さな世界を家族で体験。あったらいな〜〜〜〜こんなこと。

 惹き付けられてしまったのは、花火のシーンですね。
この展開は予想できませんでした。

 とても、ほのぼのとしたお話です。

 これを読んで、なんか近頃、随分気ぜわしい生活をしているな〜と反省しました。

 近所の4歳の女の子は、「ここにも、もぐてんさん、いないかな〜。あいたいな〜。」
 6歳のお姉ちゃんは、「わたしは、大きい方がいい。おうちより大きくなってみたい。」って、興奮していました。
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自信を持っておすすめしたい え゛〜〜〜〜〜、更衣室も〜〜〜〜〜  投稿日:2009/07/29
ぷしゅ〜
ぷしゅ〜 作: 風木 一人
絵: 石井 聖岳

出版社: 岩崎書店
 子どもの頃、楽しい海水浴が終わって、浮き輪の空気を抜くときの淋しさったらなかったですよね。

 親になって、海水浴後の脱力感、「さ〜これから帰って、洗濯だ〜〜〜。」って言う気だるさ。

 
 表紙絵から「何が始まるんだろう。」って、ワクワク。
 浮き輪の空気を抜いて、更衣室で着替えて、「え゛〜〜〜〜〜〜〜。更衣室も〜〜〜〜〜、ぷしゅ〜〜〜〜〜?」
 バスも、電車も、………。
 ここまで来ると、次のページの予測がつきます。

 でもでも、最後は、『なるほど〜そんな気持ちだろうな。』と笑えます。たくさん遊んだ一日、お疲れ様でした。

 石井先生の絵は、とても楽しいですね。最後の主人公のあの表情は、最高です。

 4歳の近所の子から、我が息子までおおうけでした。

 読後、口角が自然とあがってしまう絵本は、すぐお薦めしたくなってしまいます。
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自信を持っておすすめしたい きれいな池に美味しいお米  投稿日:2009/07/28
あまがえるりょこうしゃ トンボいけたんけん
あまがえるりょこうしゃ トンボいけたんけん 作・絵: 松岡 達英
出版社: 福音館書店
 とんぼ池探検のツアコンのあまがえるくん。
 ペットボトルのボートとは、なかなかなアイディアです。
 昼食付きで500円というのもお手頃価格。
 さて、本日のお客様は〜。

 出てくる出てくる水中の生物と水辺の生物。とてもリアルな描写です。生態系の厳しさむごさにも目を伏せず、ストーリー仕立てでソフトに描いてあります。
 
 このお話は、新潟県北魚沼郡川口町の池を取材して創ったものだそうで、息子は「こんなきれいな池がある所だから、美味しいお米もできるんだね。」と納得していました。

 生物図鑑を横に置いて、調べながら読むのも楽しいかと思います。“生き物博士くん”たちにとっては、楽しめることこの上ない自然科学絵本です。
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自信を持っておすすめしたい イギリスならではのティータイム  投稿日:2009/07/28
ガンピーさんのふなあそび<新版>
ガンピーさんのふなあそび<新版> 作: ジョン・バーニンガム
訳: みつよし なつや 光吉 夏弥

出版社: ほるぷ出版
 私のお気に入りの一冊です。
 今年の我が家のカレンダーは、この絵本の絵の入ったバーニンガムさんのものです。

 この季節、船遊びっていうのもステキですよね。ゆったりとした田園地帯の川べりに住むガンピーさん。
 ある日、船でおでかけ。そこへ「一緒につれてって。」とこどもたち。次から次へと「つれてって。」が。

 船の中がだんだん狭くなっていき、みんな川の中へ…。

 結末は予想できますが、この後が私の大好きなイギリスならではのティータイム。このページは、我が家のカレンダーでは、12月です。

 独特の筆致。どちらかというと大人向けの癒し系の画風でしょうか?
 でもこれは大人の先入観。こどもたちは、柔軟に絵を受け入れます。

 近所の4歳6歳の女の子に読みました。
 「お約束守らなきゃいけないんだよ〜。」って、笑いながら楽しんでいました。

 登場する動物のキャラクターが、皆愛嬌があります。
川も、読み進めていくうちに、そんなに深い川じゃないと想像してしまい安心感があります。

 のんびりゆったり、静かに時間が流れている一冊です。
 こんな風に、日々をすごせたらいいな〜と思います。
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自信を持っておすすめしたい 繊細な心象風景  投稿日:2009/07/28
やいトカゲ
やいトカゲ 作: 舟崎 靖子
絵: 渡辺 洋二

出版社: あかね書房
 昨年4年生の夏のお話し会で読みました。
 自転車が“足”のギャングエイジの彼らには、自転車を無くした主人公の気持ちを、自分の身に置き換え聞いていたようです。

 心ならずも、八つ当たりがトカゲに飛び火ならぬ飛び石して、しっぽが切れてしまった瞬間の静寂が何ともいえません。

 自転車に乗っていた頃の、主人公の周辺の四季折々の景色が、本当に美しく描かれています。

 少年の人生の中で、トカゲとのほんの一瞬の時間が、繊細な心象風景を交えつつ述べられています。

 少年の気持ちの推移をくみ取り、読む事は難しかったかな?と思いましたが、後日立ち読みした、小4の国語の長文読解問題に掲載されていましたので、学齢的には選書は間違っていなかったかなと思います。
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自信を持っておすすめしたい この頃こういう激しいのやっていないな  投稿日:2009/07/28
けんかのきもち
けんかのきもち 作: 柴田 愛子
絵: 伊藤 秀男

出版社: ポプラ社
 表紙を見て、やったな?って思いました。

 なかなか良いけんかです。
 素手でつかみ合って、倒して倒され、キックもパンチも…。
 
 この力勝負が大切ですよね。
 どれくらいのパワーで、どれくらいのダメージがあるのかを、やられやり返し学習しています。
 
 これをやらずに大きくなると、加減が解らず悲劇が起きる。 凶器に頼り、取り返しのつかないことになる。

 幼い時は、気持ちを言葉で表現することが拙いから、手や足が出てしまう。
 
 負けてしまった側の、火山火口のような噴煙をあげている気持ちが収まらないのは、大人も同じ。収め方も、けんかの数だけ上手になっていくのではないでしょうか。

 けんかは随分(10数年)していませんが、エネルギーのあったころは、“けんかのきもち”は、木の剪定や草取りを無心にすることで収めていました。大人でしょ。
でも、お恥ずかしい話ですが、枝を切りすぎて翌年花が咲かなかった年もありました。

 我が息子は、小1の頃、体型が小柄だった故、からかわれていたようです。夫に何かアドバイスをもらったようで、ある日スッキリした顔で帰ってきました。「けんかに勝った。」って。
 どうやって勝てたか尋ねると、「おとうさんに、『おまえには頭付きという技があるじゃないか。』って言われて、相手のお腹めがけて突進したら勝てたんだ。」って。
 それ以降、からかいは無くなり、親交を深める中になったようです。 男の世界じゃの〜〜〜〜〜〜〜う。

 この絵本を読んで「この頃、こういう激しいのやっていないな。」っていうから、「話し合いで、解決ができる年頃になってきたんじゃないですか。」って、私が言うと「つまり、やっと高等動物の仲間入りって事か。」ですって。
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自信を持っておすすめしたい 内面に降り積もるエネルギーの開花  投稿日:2009/07/25
ウエズレーの国
ウエズレーの国 作: ポール・フライシュマン
絵: ケビン・ホークス
訳: 千葉 茂樹

出版社: あすなろ書房
 『種をまく人』のP・フライシュマンさんの作品です。
 サンタモニカ育ちの方の作品という、空気を感じます。

 両親も心配しているちょっと独特のパーソナリティの持ち主ウエズレーは、夏休みの自由研究に、“自分だけの文明”をつくる事を決意。

 耕し、種が飛んできて、芽が出て、花が咲き、誰も見たことのない新しい作物が…。

 作物から様々な衣食住が生み出され、子供騙しのない徹底した終結に、この文明世界へ引き込まれた我が息子は、読後ウエズレーを大絶讃。連日、一人で読み直しています。

 私が感心したのは、ウエズレーの両親。息子が招待するまで、このウエズランディア(ウエズレーの国)に、足を一歩も踏み入れず、覗かず、止めず、ウエズレーを信じ待っていたことです。
 
 とかく、奇異(ウエズレーを理解しようとしない人々にはそう映っていたであろう)な世界へのめり込もうとする我が子を見たら、世間の目もあること故、親は無理矢理、軌道修正をしようとしがちです。

 しかし、この両親は息子を歪めることなく、力を使うでもなく、信じ、見守り、待ちます。この姿勢が素晴らしいと思いました。

 結果、ウエズレーの内面に、静かに確実に降り積もっていたエネルギーが、見事開花したのだと思います。

 中高学年のお子さんとこの夏読んでみてはいかがでしょうか。

 親子共々満足できる一冊だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 恋した 相手が 悪かった  投稿日:2009/07/25
じがかけなかったライオンのおうさま
じがかけなかったライオンのおうさま 作・絵: マーチン・バルトシャイト
訳: 加納教孝

出版社: フレーベル館
 横長の珍しいスタイルの絵本だなと思って、手に取りました。
見返し(効き紙)は、本文の内容を含む絵を描いた切手がペタペタ、見返し(遊び)には、

“じぶんで ほんが よめるようになるまで ほえなければならなかった ライオンに ささげる”

の一文があり、作者のこの絵本への愛が感じられ、読む前から温かい気持ちになりました。


 百獣の王ライオンくん。
牙を剥き、「ガオー!」と吠えれば、それでなんでもOK。

 ところが、恋した相手が悪かった。
読書するちょっとハイソな香り漂うレディのライオン。

 レディには、手順をふまなくちゃ。そう、まずは手紙を出して。えっ?あっ!字がかけな〜〜〜い。

 恋文代行を他の動物たちに命令し、……。


 自分の思いを伝えきれない手紙に、ライオンくんが、癇癪をおこしていくのが滑稽です。癇癪ボルテージマックスのページに、場所を忘れて大爆笑。レジへ走りました。


 絵がまた素晴らしい。恋するライオンくんは、牙を抜かれ、勇猛果敢をすべて捨て去ったような、“愛すべきおとぼけキャラ”に描かれています。

代筆した恋文が読みあげられるたび、その動物たちの習性を模したライオンくんの姿が、笑えて笑えて。

 なんといっても、癇癪をおこし発するライオンくんの台詞の“字体”が、この絵本を一層楽しくしていると思います。『この本のタイトルのもう一つの意味付けなのかな?』と、ちょっと深読み。


 ラストシーンも、本当に素敵です。
 表紙絵をあらためて見ると、ライオンの手形(指紋?肉球紋?)がうっすらと、おしゃれですねぇ〜〜。

 10歳の息子に、読みましたら涙を流さんばかりに笑っていました。
レディの台詞も“大人の魅力”を意識して言ってみましたら「はは、レディというより魔女みたい。」って、がっかり。

 高学年まで楽しめる、ぜひお薦めしたいドイツの作家さんの作品です。
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自信を持っておすすめしたい ちょっと 涼しげな 絵  投稿日:2009/07/20
うみの きらきら やまの きらきら
うみの きらきら やまの きらきら 作・絵: 花之内 雅吉
出版社: 鈴木出版
 暑さが厳しくなってくるこの季節、ちょっと涼しげな絵はいかがでしょうか。

 寒い北の海に、二組の父子。シロクマとエトピリカ(海鳥)。
 ある日、ワシがやって来て、人間の町の「きらきら」の話を…。
 そこで、二組の父子は、早速見物に。
 帰ってきたら、こどもたちからおねだりをされるのですが…。
 どちらのお父さんも、こまりました。そして、思いつきました。


 エトピリカは、北日本から北太平洋沿岸域に生息する海鳥だそうです。水深10mまで潜り餌を捕るそうです。(日本では絶滅の恐れもあるということです)


 人間のつくった「きらきら」は、自然の中にある「きらきら」に及ぶわけがありません。
 
 子どものために、どちらの父親も「きらきら」について、考えているページが好きです。
 こどもと、ぴったり体をくっつけている様子は、とってもほのぼのしちゃいます。

 絵の中に「きらきら」が、出てくるたび、「あら〜」っていう、かわいい歓声が、あがりました。

 自然の中の、「きらきら」をもっと探してみたくなりました。
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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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