
高い山の右と左に2つの王国がありました.同じ日に両方の国で洗礼式がありましたが,どちらからも招かれなかった魔女がいじわるな贈り物をしたことから,ついに2つの国の間で戦争が始まります.
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ミヒャエル・エンデのお話は哲学的です。
一つの山をはさんだお城の、究極的な思いのすれ違い。
見ている方は楽しめるのですが、自分勝手な論理で展開するすれ違いは身の回りに結構あるようです。
それぞれのお城の王子様とお姫様は、簡単に解決策を見つけていました。
山の上で一緒に仲良く暮らすこと。
それがどうしてもできない二つの家族は、悪い魔法にかかっているのでした。
読んでいるうちに笑ってもいられなくなりました。 (ヒラP21さん 50代・パパ )
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