日常のふとしたきっかけで、じぶんでない、ほかの誰かの気持ちを考えられるようになっていく、子どもの心の成長をえがきます。
あら、松成さんだし、森山さんだし
すごい作品なんじゃないかな?
と、手に取り何も考えずに
図書館から借りてきました
みずたまりから津波の被害・・・
「よその国」の画像で
「よその国」のニュースで
「かわいそうに」
が、まさかの日本でも・・・
出版初版は、東日本大震災から2ヵ月後だったんですね
震災から2年3ヶ月になります
時間が経過して
私は読めたのは、タイミングがよかったのかもしれません
ブランコに乗るような男の子が
こんなこと考えるのかしら?って
思う方もいるかもしれませんが
言葉に上手く出来なくても
なんとなく
大変なことだ
悲しいかな
淋しくないかな
って、心で 子どもは未熟ながらも感じていると
私は思います
震災には遭っていないのに
何度も怖い津波の映像を見た子どもが
精神的にダメージを受けたという話も聞きました
この絵本の救いは
おとなりのおじいさんの存在
頼まれてもいないのに
公園の整備や、お花のお世話をしてくれています
タクちゃんが今まで気付かなかったことを
気付かせてくれるふれあいの場面です
こういう人もいるのですよね
何か手伝いたいけど
何も出来ない
でも
自分が出来ることを
誰にも気付かれなくても
していくことの大切さ
いつか、何かの形で繋がっていくと思う
タクちゃんの優しい気持ちが
なんらかの形で、伝わるといいなぁ
絵本を閉じると
青空を見上げる女の子
水たまりには、虹とお花です
同じ青空を、こんなやさしい子どもの心で
繋がっているといいですね
大人向け?なのかな
こどもに読んでも、「?」かもしれませんが
後で、何かに気付くことがあるかもしれません
じっくりと、何度も繰り返して読む絵本なのかもしれません
いろいろ考えさせられました (しいら☆さん 50代・その他の方 )
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