|

かたかたかた…かたかたかた…ずっとなりやまない音。 ねむりたいけどねむれない。 何度もよんでも、ママもパパも来やしない。
佐野史郎とハダタカヒトが描く、たえがたい恐怖。

怪談えほん11。
小泉八雲さんの本を愛読する佐野史郎さんの作。
既に表紙絵から冷気が漂います。
窓がずっと、かたかたとなっている様子が描かれます。
いきなり奇妙なぬいぐるみ。
そばにいる少年が主人公?
どうやら両親もいるようだけど。
語られる光景にしては、殺風景な絵ばかり。
ニュースで火山が噴火した?
隣にいる妹って?
そもそも両親は?
怪談の肝、なにも描かれない世界がそこにあります。 (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子0歳)
|