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1945年8月6日。わたしのふるさとヒロシマは、またたくまに焼け野原となりました。あの原子爆弾のために―。オーストラリアで作家活動を続ける著者が、平和への願いをこめて手がけた珠玉の絵本。

原爆の落とされたあとの様子がとてもリアルで、恐ろしいと感じました。
特に原爆が落ちた直後、爆風で抱いていた赤ちゃんを飛ばされてしまったお母さん、助けを求めるような無数の手、手のつめのあたりから皮膚をぶらさげている人々…目に焼きつきました。
まだまだ絵本に書ききれないほど恐ろしいことがたくさんあったのだろうと想像すると、ゾッとします。
怖がらせるのがかわいそうだからと、原爆のことを伝えるのを避けるのではなく、戦争がどれだけ無常なのか、原爆がどれだけ恐ろしいのか、こどもたちに伝えていかなければならないと感じました。 (こにゃららんさん 20代・せんせい )
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