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
乱暴者の弟をどうやってこらしめようか? お兄ちゃんとお母さんは考えました。お池に放りこんじゃおうか? 宅配便で遠くへ送っちゃおうか? だめだめ。だってやっぱり弟は、かわいいもの……。
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
二人目ができる友達のお祝いに贈った本です。でも、赤ちゃんにではなく、上の子に。お母さんと二人でほのぼのできる本だと思います。
おとうとがとってもイタズラっ子な時期のお兄ちゃんの悩める姿が、なんともほのぼのと描かれています。
お兄ちゃんは大切なおもちゃを壊されてしまって、もうこんな弟はいらない!って思ってしまいます。
そんな時おかあさんがとんでもない方法で弟をいなくする提案をするのです。
お兄ちゃんはプンプン怒りながらいろんな理由をつけて「ダメダメ」と言います。そのやりとりがとってもほのぼのします。
でも本当はとっても大切な弟、最後には悲しそうに「ダメだよぉ」と弟をかばいます。
そしてお兄ちゃんはお母さんにとっても素敵な提案をするのです。
「ぎゅーっと抱きしめてあげればいいんじゃない? しずかに・・・ 眠ってしまうまで・・・」
二人目ができたとき、上の子は情緒不安定になりがちです。お母さんは下の子の世話が大変で、余裕がなくなったりもします。そんな時の子どもとの付き合い方のヒントもこの本にはあると思いました。 (なると銀時さん 20代・ママ 男の子2歳)
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