![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
アメリカ開拓時代に、3000キロ以上を旅してリンゴなどの果樹を運んだ一家のお話。 勇敢だけどおっちょこちょいな父と、しっかり者の娘の絆を描きます。 米ゴールデン・カイト賞受賞。アメリカ図書館協会推薦図書。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
アメリカ開拓時代にアイオワ州からオレゴン州までリンゴの木を運んだ家族の実話をもとにした絵本。
デリシャスという女の子の家族は、オレゴン州へ移住することにします。しかし、大好きなリンゴの木を置き去りにすることはできません。
そこでリンゴの木を、大きな木箱を作り馬車で運ぶことにします。
行く先々で、リンゴの木が溺れそうになったり、嵐に会ったり、水がなくて木が枯れそうになったりと様々な困難に遭遇しますが、無事にオレゴン州の地にたどり着きリンゴの木を植えることができたというお話。
リンゴの木を植えたあと、ゴールドラッシュがあり周りの人が金に殺到するなかで、自分たちの宝物はおいしいリンゴで、お父さんとお母さんはずっと仲が良く、リンゴの木を運ぶ旅の中でデリシャスが頑張っていたことをお父さんがきちんと評価する姿、お父さんがデリシャスに言った言葉、旅の様子もわくわくして楽しいですが、最後の4ページの文章がとても素敵だと思います。 (キダカさん 20代・その他の方 )
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