![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
明日は運動会。ドキドキしてねむれない。 これはなんのドキドキなんだろう。 走る前もドキドキする。 思いっきり走ったあとも、やっぱりドキドキする。 走るまえと走ったあと、どっちのドキドキも同じものなの?
そういえば小さい頃は、しょっちゅうドキドキしていたな。 みんなの前でしゃべらなければいけないドキドキ。 スタートラインに立った時のドキドキ。 心臓が動いているのは、感覚的にわかるんだけど、実は全身に血を送り出すポンプとして一生懸命動いているって知った時は本当に驚いたのを思い出します。 「すごい、私の心臓!」
“からだってすごい!”と感じることで、自分のからだへ興味を持ってほしい、そんな思いがこめられたこのシリーズ。今作では、「こころと心臓」のエピソードを中川ひろたかさんと村上康成さんの大人気コンビが興味深い内容で描き出します。「ぼく」のからだのなかで心臓が正しく働いている仕組みを、とってもわかりやすく教えてくれるのです。 そうか、緊張のドキドキも、疲れた時のドキドキも、脳の働きが大きく関わっているんだ。でも、好きなあの子を見ていると、またまたドキドキしちゃう・・・。これもやっぱり同じなの?
自分が生きていることの不思議と奇跡。それを実感することができるのは、子どもの頃も、大人になった今だって、やっぱり鼓動を感じる瞬間なんだなあ・・・。そう思うと、なんだか急に胸に手をあててしまいますね。「今、自分はどんな気持ちなのかな」心臓に聞いてみようっと。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
明日は運動会! 走る前からドキドキ、 走ってからもドキドキ。 そして、あの子を見ると……。 このドキドキは同じもの? 「ぼく」のからだのなかで心臓が忙しく働いている様子と、 仕組みをやさしく解説。 心臓とこころのエピソードから、 自分が生きていることの不思議・奇跡を実感できる一冊。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
『こころとしんぞう』は、中川ひろたかさんの言葉と村上康成さんの絵で綴られた、ドキドキの秘密を探る楽しい絵本です。この物語では、主人公の「ぼく」が運動会の前夜から始まる一連のドキドキ体験を通じて、自分の心臓がどんな働きをしているのかを発見していきます。
運動会での緊張、レース後の興奮、そしてクラスの特別な誰かを見たときのキュンとする感じ。この絵本は、そんな日常のいろんなドキドキが実は心臓と深くつながっているってことを、めちゃくちゃ分かりやすく教えてくれるんです。
村上さんのカラフルで動きのあるイラストが物語に活気を与え、中川さんのシンプルで心に響く言葉が、どんなドキドキも大事なサインだと気づかせてくれます。ちょっとした日常のドキドキが、実は自分の体と心が一緒になって作り出している不思議な力なんだと教えてくれるんです。
自分の体の中で何が起こっているのかを発見するのに最高の一冊です。家族で一緒に読んだり、学校で友達と話したりするのにもぴったり。読むたびに、「あれ、今のドキドキはどういう意味かな?」って、自分の感情や体の反応にもっと興味を持てるようになるかもしれません。 (マドレーヌさんさん 30代・ママ 男の子7歳)
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