![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
じごくにつれてこられたゾロリは、生きかえるために7つのじごくをクリアーしなければなりません。 ぜったいぜつめいの大ピンチ!
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
閻魔帳に名前が載っていたゾロリは、一度前作「てんごくとじごく」で地獄を脱出したが、ママのお説教で再度地獄にチャレンジする。果たしてゾロリ一家は生き返ることができるか?
地獄のオールスターVSゾロリ軍団の、知恵比べが始まる。
2002年刊行。落語や民話などでお馴染みの「地獄の三人組」(地獄のあばれもの、とも)を思い出させる。楽しい展開と、くだらないギャグと、下品な「とっておきの作戦」に爆笑。
いつも通り、どうでもいいような話で、気軽に楽しめる。
人生にはユーモアと笑いが必要だ。
お笑いは役に立たないものの筆頭のように思っていたが、実は役に立つ。困った場面では、発想を変えて物を見るとか、普通と違った方法を試すとか。どうやって面白くするか、日夜頭を悩ましている(と思われる)作者の偉大さを感じる。
うっかりミスとか、無茶ぶりとかに対応しなければならないことも、日常生活でよくある。
そんな中でも、どうにかやっていって、楽しく生きていこうと思えた。
どんな目に遭ってもめげないで、切り抜けていこうとするゾロリを見て、勇気と笑いをもらえる一冊。
あと、やっぱり駄目なものはだめで、ずるもダメだとちゃんとわかるのが、えらい。素晴らしい。そこは大事だ。 (渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )
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