![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
さむいさむい夕ぐれどき、峠の茶店の茂平さんは、山道で出会ったいのししにほりたての大根をわけてあげました。するとその晩、いのししが集まる「ふろふき大根の会」に招待され……。読むと心がぽっとあたたかくなる『安房直子絵ぶんこ(全9巻)』の第1弾です。すこし不思議で、じんわりしみる安房直子ワールドをさらに魅力的に彩るのが、アヤ井アキコさんのイラスト。ほっかむりをしたいのししや、おいしそうなふろふき大根の絵に、思わず頬が緩みます。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
前に安房直子さんの童話短編集で「ふろふき大根のゆうべ」のおはなしは読んだことがありました。
文章がとても美しくて、「ゆげ」の描写がとっても印象的だったことを覚えています。
こちらの作品では、アヤ井アキコさんの温かみのあるイラストが、お話の雰囲気を壊さずにやさしく描かれていて、読みやすく感じました。
小さい子には、イラストのついたこちらの方が分かりやすくてとっつきやすいだろうと思いました。
寒い冬にぴったりのお話です。 (クッチーナママさん 50代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子15歳)
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