
よく見てごらん。 生き物たちが、なんだかもぞもぞしているよ。
もぞもぞ、もぞもぞ、ダンゴムシ。 うわあ、だっぴ! 新しいダンゴムシさん、こんにちは。 小さくなった殻を脱ぎ捨てて、ちょっと大きくなったみたい。
もぞもぞ、もぞもぞ、今度はヘビさん。 だっぴ! ぴろぴろ〜。 つるつるの身体で気持ちよさそう。 残された半透明の皮は、長いんだね。
今度は何がもぞもぞしているのかな? のぞいてみよう、見てみよう! 意外なものが「だっぴ!」するかもしれないよ。
もぞもぞ、だっぴ! というテンポのよさと、だっぴしたあとの生き物たちの表情がとってもユニーク。 親子で元気に「だっぴ!」と声を合わせて読むと楽しいです。 次は何がだっぴするのかな? と、興味しんしんでページをめくりたくなります。
人間のひふも髪の毛も、日々、新しく生まれ変わっています。どんな生き物でも、小さな「だっぴ」を繰り返して、新しい姿になって今日を生きているのですね。 本書の最後にある「だっぴ!」は、「見覚えあるある!」と、思わず笑顔になりますよ。
(絵本ナビ編集部)

おやおや、生き物たちが、なんだかもぞもぞしているよ。その姿をよーく観察してみると…、あっ、脱皮してる!! ダンゴムシやザリガニたちは脱皮するとピッカピカのツーヤツヤ。 「もぞもぞ」「だっぴ!」とくりかえすリズムで楽しく読める、自然や生き物に興味を持ちはじめた子どもたちにぴったりの絵本です。

同じ作者さんの姉妹本『へんしん!』が面白かったので、こちらも読みたいと思いました。
ダンゴムシ、ヘビ、イモリなどの生き物が脱皮する瞬間を描いた作品。
「もぞもぞもぞ」「だっぴー」のセリフの繰り返しが楽しいです。
イラストもカラフルでポップなので大人も楽しく読めました。
巻末にある、「成長する途中で古いものを捨てて新しいものを作り出す」そういう意味で「だっぴ」は成長の証だという作者のお話も興味深かったです。 (クッチーナママさん 50代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子15歳)
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