![作者からのコメント](/images/shoukai_sakusha.gif)
![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
家臣はあわて、殿さまがいかる、城もおおゆれの緊急事態! なんと他国の殿さま「ずるすぎ うそのすけ」に、大事な姫をさらわれた!?
「ひげにんじゃよ! すぐさま うそのすけの しろに むかい、 ひめを たすけだすのじゃ!」
殿の命によりはせさんじたのは……他ならぬ、殿ご自身のおヒゲ?
「ひげにんじゃの なにかけて かならずや ひめを すくいだして みせまする!」
殿さまのヒゲが音もなく抜けたと思ったら、読者の頭から飛び出した「!?」のマークも消えないうちに、汗をかきかき闇夜をかけ出す、ひげにんじゃ。いったいこのお話は読者をどこに連れて行ってくれるのか、スタートから期待に胸が高まります……!
「それっ、にんぽう……」のかけ声で、次々とびだす毛忍法。 闇から闇に、ヒゲからヒゲに。隠れて渡る『わたりひげのじゅつ』! 高いところもなんのその。ヒョロリと毛がのび縦横無尽、『ひげなわのじゅつ』!
これは、かわいいのか……? キモいのか……? ただひとつたしかなことは、とっびきりヘンテコで、一生懸命だってこと!
数々の術を駆使し、ようやく姫を見つけ出したひげにんじゃ。しかし、外には「ずるすぎ うそのすけ」の家来たちがぞろぞろいます。いったいどうすれば……と、そのとき。
「ひげにんじゃ またせたな! ひめも ごぶじでなにより!」
ひげにんじゃのピンチにかけつけた、意外すぎる忍者仲間たちの正体は? そして、忍者たちが協力してくりだす、必殺毛忍法『へんげのじゅつ』!
果たして、これを読んで笑わずにいられる子がいるのでしょうか……? 子どもたちがどんなふうに笑ってくれるのか想像してしまって、むしろ読み聞かせる側がワクワクしてしまうような一冊です。
任務を終えた忍者たちといっしょに、殿さまの元にご報告! そうして読者を待ち受ける、まさかまさかの、二段オチ……。
(堀井拓馬 小説家)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
姫さまをさらわれてしまった殿さまは、怒って自分のひげに命令しました。「ひげにんじゃよ!すぐさま うそのすけの 城に むかい、姫を 助け出すのじゃ!」すると、殿さまの“ひげ”は動き出し……。 ひげにんじゃは姫さまを救い出せるのでしょうか。ユニークで可愛い“ひげにんじゃ”の作戦やいかに!? 見開き1ページにひと月をかけて描く、丁寧で緻密な絵に目を奪われます!
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
忍者好きで、将来は忍者になりたい5歳児に読みました。
まず、表紙を見て、
「なんか、おヒゲが“こんにちはー!”ってして、手が出てるねー。おとのさま、胸毛はえてるね?(笑)。」との指摘。
そして、読みだしたら、「えっ!そっち?」と、ヒゲ自体が忍者であることに驚きつつも、忍術に興味津々。
忍術なの?という術で、仲間の忍者とともにお姫さまを無事に救出し、最初から最後までずっと笑わせてもらいました。
表紙の胸毛に着目した我が子、スルドイ!
これ、小学生男子が好きな絵本です!
でも、年長女子でも笑います!!
これだけ忍者が身近にいれば、お殿さまは無敵ですね。
私も忍者が欲しいような、欲しくないような…。笑 (うさぎのタンタンさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子1歳)
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