![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
いろんな音を楽しみながら春を待つ熊の親子
冬ごもりの穴の中で、クマの母さんはふたごの坊やを産みました。坊やはおっぱいを飲んで少しずつ大きくなり、外から聞こえるさまざまな音は何の音とたずねます。「かーんかーん」というのは木こりが木を切る音、しーんと静かなのは雪が降っている時、「つっぴいつっぴい」は、お天気でヒガラが歌う声、そして「ぽとんぽとんってなんのおと?」それはうれしい春の兆し。春を待つ熊の母子の交流と、季節の移り変わりを暖かい言葉と絵で描いた絵本です。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
冬ごもりの、くまの穴の中。うまれたふたごのこぐまたちは、温かいおかあさんに抱かれ、おっぱいを飲み、どんどん大きくなっていきます。
そして、いろんな音が聞こえ、おかあさんに「なんの音?」と尋ねます。ひとつひとつ、おかあさんは、優しく答えてあげます。その音の変化は、冬から春へ季節が変化していく様子を伝えてくれます。そして、最後は、匂いまで加わり、春の訪れを感じ、初めての世界へ飛び出していくこぐまたち。
音の変化で、季節の移り変わりを分かりやすく表現しているところがなんとも言えません。おかあさんの優しい語り口、そして優しい絵に、温かい気持ちで、読んであげることができることでしょう。おかあさんの大きな愛を強く感じることができます。 (おしんさん 40代・ママ 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳)
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