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満月の夜遅く、きつねのきっこは山こえ野こえ川こえて、町まで買い物にでかけます。油揚げを百枚買った帰り道、きっこから油揚げを取り上げようとするものが現れますが……。
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5歳の娘と楽しく歌うように読んでいます。
「やまこえて やまこえて きつねのきっこが おでかけです」
と、リズムのよい言葉が読みやすく楽しいです。
夜中におかいものするところや
おつきさま・ふくろうのろくす・けいたちのちいとにいが
お供についてきてくれるところや
あぶらげ100枚
という大量のおかいもの、
そして、帰り道の「こわいぞー、こわいぞー」という声の正体
どの場面も、わくわくどきどき、読み応えのある内容です。
秋祭り、きっこのいなりずしをお目当てにしてやってくる
たくさんの動物たちがかわいらしい、
ラストの落ちも思わずうふふ・・・と
笑顔がこぼれてしまいました。
秋の読み聞かせ会でも読んでみましたが、小学生もたくさんの場面で
わくわくドキドキを味わっている様子が伝わってきました。
おすすめです。 (ハッピーカオリンママさん 30代・ママ 男の子10歳、女の子8歳、女の子5歳)
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