
あるところに、とても欲張りな地主がいました。百姓が木蔭で休もうとすると「これはわしの木だから木蔭もわしのものだ。入りたければ木蔭を買い取れ」と言い張ります。百姓たちは仕方なく、その言葉に従いました。しかし季節が秋へと移るにつれて影が長くなると、木蔭は地主の屋敷の中まで伸びていって、百姓たちは中庭から板の間まで横になってごろりごろり。地主の横暴な言い分を逆手に取った、百姓たちの機転が小気味よい物語。

5歳と3歳の子供達に読みました。
欲張りな地主に百姓が知恵で対抗するお話で、
子供達は大好きです。
教訓も入っているし、考えさせられる絵本です。
3歳の娘でも楽しんで聞いてくれていますから、
幼い子にも分かりやすいと思います。 (土筆さん 30代・ママ 男の子6歳、女の子4歳)
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