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手島圭三郎さんインタビュー
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北海道に生息するえぞしかは、秋にたくさん食べて脂肪を蓄え、食べ物がなくなる冬に備えてます。そんな厳しい冬に群れからはぐれたえぞしかの親子。母じかは子じかを必死に守り、子じかは、母じかから強さを学びながら長い冬を生き抜いていきます。

冬を越すエゾシカ達の姿を描いた絵本です。
美しく力強い版画は、幻想的なようでいて、とてもリアルです。
「たくわえのすくない としよりや
からだのよわいこじかは、はるまでいきられません」
「からすと きつねが あつまってきて、・・・
・・・・えぞしかが しぬのを まっているのです」
読者を子供扱いせず、動物たちの現実をありのままに綴っています。
自然界の厳しさを知る機会はなかなか無いので、
私も、この絵本を読んで初めて知ったことが 沢山ありました。
長い冬を生き抜いたエゾシカたちの姿が、眩しいです。
雪の降る季節に、家族全員で読みたい一冊です。 (なーお00さん 20代・その他の方 )
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