![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
アフリカの民話の宝庫、タンザニア。 この地で生まれ育った絵本作家ジョン・キラカが、 タンザニア南西部に暮らすフィパの人たちの語りを記録し、この絵本をつくりました。 ティンガティンガ・アートを学び、ユニークな独自の画風を確立したキラカの絵と、 素朴な昔話のおもしろさを味わえます。 キラカの絵本は、スイス、ドイツ、スウェーデン、アメリカなど多くの国で翻訳出版されており、 また、キラカは各地でストーリーテラーとしても活躍しています。
【ティンガティンガ・アートって?】 1960年代、タンザニアのエドワード・サイディ・ティンガティンガによりはじめられた、 ポップアートの手法です。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
タンザニアの昔話ということで手に取りました。
出身地で昔話の収集をしている作者の作品という事で、
独得の空気感を感じます。
絵もアフリカらしいビビットで力強いです。
日照り続きで困った動物たちが、ごちそうの木の実を手に入れようとするストーリー。
賢者のカメに聞きに行くのですが、その方法が妙な呪文のような言葉。
わあ、覚えるのが難しそう、という印象そのまま、
帰途忘れてしまう面々。
結局、最初から志願していたウサギが見事!というのも昔話ならでは。
「びっくりするほどすばらしいもの」という意味のようですが、
何とも不思議な響きが、まさに語りならでは。
めでたしめでたしの着地も心地良いです。
(レイラさん 50代・ママ 男の子30歳、男の子28歳)
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