SNSで話題、発売即重版! 入園・入学準備にもぴったりの一冊。
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絵本紹介
2023.02.08
まだ文字を読めない小さいお子さんにとって、絵本は絵を目で味わい、言葉を耳で楽しむもの。読む人の声と絵本の絵がセットになって子どもたちに届きます。
特に0、1、2歳のお子さんが楽しめるよう考えて作られている「赤ちゃん絵本」は、物語絵本よりも絵がはっきりしていて、子どもたちが認識しやすい原色を使われていることが多いのが特徴です。また、リズミカルで声に出すと心地よい文章は、黙読したよりも、誰かに読んであげたときに新鮮な驚きを感じることでしょう。子どもたちと自然にコミュニケーションが取れるように作られている、出版社おすすめの赤ちゃん絵本をご紹介します。
「子どもと同じように読み聞かせてもらった感じを体験したい!」という方は、各出版社公式のYoutubeをチェック! 記事には動画が公開されている作品の動画へのリンクも貼っています。子どもの気持ちに返って、読み聞かせ体験をしてみてくださいね。
この書籍を作った人
埼玉県生まれ。女子美術短期大学造形科グラフィックデザイン教室卒業。企業のデザイナーを経て、絵本作家になる。 主な絵本に「そらまめくん」シリーズ(福音館書店・小学館)、「ばすくん」シリーズ(小学館)、「くれよんのくろくん」シリーズ(童心社)、「どんぐりむら」シリーズ(学研)、「こぐまのくうぴい」シリーズ(ミキハウス)、「やさいのがっこう」シリーズ(白泉社)など多数ある。愛くるしく魅力的な登場人物を描いた絵本作品は、子どもたちに絶大な支持を受けている。
みどころ
「やっほー! こんにちは。かくれんぼするひと、てをあげて。はーい!」と手を挙げているのは、恐竜ですよ。赤いアンキサウルス、オレンジのプテラノドン、青いブラキオサウルス。他にもトリケラトプス、ステゴサウルス、プレシオサウルス、イグアノドン。忘れちゃいけないティラノサウルスも!
カラフルな恐竜たちがあちこち、岩山やシダのしげる池、海藻のゆらめく海で、とっても上手に隠れます。鮮やかな色彩のせいでしょうか。よーく見ないと7頭全部見つからない! これはけっこう難しいかも……。
著者は、南アフリカ在住の絵本作家アレックス・ラティマーさん。前作『まいごのたまご』に続き、翻訳は今作も「聞かせ屋。けいたろう」さんです。実はSNSなどでやりとりする中ですっかり仲良しになったおふたり。ラティマーさんが作成したダミー絵本をもとに話し合いながら、文章を一緒に制作したそうです。この日本語版が原書となり、英語版は2023年に出版予定だとか。
保育士でもある「聞かせ屋。けいたろう」さんの語りかけるような言葉が幼児にピッタリ。繰り返し読みたくなるリズム豊かな作品です。2、3、4歳くらいのお子さんに特におすすめ。そうそう、前作のあの「たまご」もあちこち隠れているみたいですよ。探してみてくださいね!
この書籍を作った人
夜の路上で、大人に絵本を読み始めた、聞かせ屋。親子読み聞かせ、絵本講座、保育者研修会で全国を駆け巡る。絵本の文章、翻訳も手がける。元保育士で一児の父。作品に「どうぶつしんちょうそくてい」「おっぱいごりら」(アリス館)「まいごのたまご」(角川書店)など。
この書籍を作った人
絵とデザインの仕事を中心に、近年は空間デザインのアートディレクションやモザイクタイルの壁画など、幅広い仕事を手がける。様々な素材を組み合わせた作品は、ガラクタを集めたオーケストラのように、にぎやかで楽しいハーモニーを奏でる。「とびだすえほん たべるのだあれ?」「トトのかんぱい」「パタンパ!」「ピーターとおおかみ」刊行。2021年「とびだすえほん たべるのだあれ?」A’ Design Award 金賞、Indigo Design Award 金賞/2018年「ソレイユ川崎・それいゆ保育園」キッズデザイン賞/2009年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展 入選
みどころ
タイトルが並んだありでできています。しかも「むれ」ってなに?!
表紙を見るだけで、子どもたちは興味津々。
はじめは同じむれの中から、ちがうものを探して楽しむのかなと思ったけれど、
(ちがうものはちがうものなりに、ツッこみどころが満載で面白い。)
むれるとみんな同じに見えちゃうけど、同じとはかぎらないさ、というメッセージも伝わってきます。
むれから離れたいっぴきのありが、またちがうむれに出逢う。今度のむれはみんなそれぞれがオリジナルです。
このページを見ると、子供たちは自分でも絵を描きたくなるみたい。
この本にはそんな、どこか解放された気持ちになる魅力があります。
それは子どもだけじゃなくてきっと大人も。
雨のむれの中のひとつぶは、誰かの涙。
私はここにグッときてしまいました。
作者のひろたあきらさんは、吉本興業の芸人さん。
絵本の読み聞かせの活動の中から、この絵本が出版されることになったそう。
手書きの文字もかわいいイラストも、シンプルな本の装丁とぴったり。
小さいお子さんと一緒に、クラスの読み聞かせでみんなと一緒に、楽しめる絵本です。
出版社からの内容紹介
ベルギー発、世界中のママ・パパに選ばれている絵本。ダンスがうまい、ダンスパパ。おんぶがうまい、おんぶパパ。ちっちゃなおさかなちゃんのパパは、どんなパパ? 大好評だった旧版の文や構成、絵、発色をさらにパワーアップさせた新版です。父の日にも!
★★ おさかなちゃんシリーズ こどもが喜ぶひみつとは…? ★★
『おさかなちゃん』シリーズは、こどもが自分から「これ読んで~! 」と持ってくると大評判。小さな試みが積み重なって、ゆるくて優しい絵本が生まれました。
1 . ほどよいサイズ!
⇒ こどもの視野にぴったり! 約18センチ四方のコンパクトな絵本です!!
2 . 厚くてじょうぶなページ!
⇒ 小さな手でもめくりやすい厚みのページ。角が丸くなっているのも安心!
3 . ページの表面をコーティング!
⇒ よごれてもさっとふけるし、絵や文字の発色もあざやか!
4 . 新発想の黒い海!
⇒ 白いおさかなちゃんがぱっと目に入り、ページごとの色の変化もひと目でわかります!
5 . ちっちゃなおさかなちゃん
⇒ 海の中のだれよりも小さく、あどけない存在。背中の虹色もほんのりです!
6 . ユニークな海の仲間たち!
⇒ 名前はおさかなちゃんの命名。似ている子がいても、巻ごとに別の子です!
7 . 擬態語や擬音を大きくゆかいに!
⇒ 「もにょ~ん」「ずんずずん」など、楽しい言葉が目にとびこみます。感じたままに声に出すだけで好反応が!
8 . 本文にも大小のメリハリが!
⇒ 大きな字のところは特に気持ちをこめて読んでみて!
9 . 短めの1文! こども目線の内容!
⇒ こどもが理解しやすい2~3文節が基本。内容もこどもの思考にこだわりました!
10 . シンプルな構成。わずか10見開き!
⇒ 海の仲間が登場するたびに「○○パパ」「かっこいいね!」…理解しやすいくり返し。こどもの集中力が続く長さと構成です!
この書籍を作った人
1959年、ベルギー生まれ。ハッセルトの美術学校で、絵、グラフィックアート、写真を学ぶ。著者に『わらって!リッキ』(ハッセルト市の国際絵本賞を受賞)『リッキとアニー』『リッキのなつやすみ』『リッキのおともだち』『リッキのクリスマス』『リッキのゆめ』『リッキとにわとりのミア』(以上、「リッキ」シリーズ)、『おしりをだして』『みんなおやすみ』『ゆきがたくさんつもったら』『あなたのことがだーいすき』『だっこのえほん』『パパ、おばけがいるよ。』(すべてフレーベル館)など。ベルギーではもちろん、ヨーロッパ各国でも大人気の絵本作家。