はたらき者のとうふ屋七兵衛さんは、ひとりのおさむらいに出会います。おさむらいはよほどとうふが好きなのか、なにもつけずに一丁ぺろりと食べてしまいます。「とうふ代は後ではらう」というのですが、実はとうふ代もはらえないほどまずしい暮らしをしているのでした。話を聞いた七兵衛さんは、こまっているおさむらいを放っておけず、少しでも元気づけようと毎日おからをさしいれることに。ところがある日、七兵衛さんが熱を出してしまいます……。
私はこの本を読ませて頂いて、とても感動しました。これは何よりもホットな気持ちにさせてくれます。これは荻生徂徠さんのお話ですが、私はこんなストーリーが大好きです。共感できるところがいっぱいありました。私はこの本を読んで、あらためて人生は素晴らしいと思いました。この本を読んでから急に豆腐が食べたくなりました。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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