どういうわけか、みんなよりずっとおおきい足をもつわにくん。 街中に出ると、何回も足を踏まれてしまうし、 エレベーターのドアには、足の先を挟まれてしまうし、 困ったことばかり。 何とか足を小さくしようと、洗濯機で洗ってみたり、冷蔵庫に突っ込んでみたり、寝ている間に足が小さくなるように神様に祈ります。 でもあるとき、よくよく考えてみると、足が大きいってことは悪いことばかりでもない、と気づきます。 「ごめんね ぼくのおおきなあし。ちいさくしようなんてかんがえて。これからもよろしく。ぼくのおおきなあし。」
人並みはずれた大きな足のワニくんは、自分の大足を悩み、 洗ったり、冷やしたり、何かと小さくしようとやってみるのですが……。 ニッサン童話と絵本のグランプリ絵本大賞
小学校2年生の子どもたちに紹介しました。
大きな足のせいで、エレベーターにはさまったり、車にひかれたり・・・
ワニくんのなやみが、おもしろおかしく描かれています。
なんとかして小さくしようとがんばって。
でもやっぱりだめ。
だけど、ちょっと考え方をかえると、いいこともあった!
これからもよろしくね、ぼくのあし。
ワニくんの心の変化を素直に受けとめる子どもたちの目が
とても印象的でした。
「人権」をテーマにした読み聞かせにもオススメです。 (ゆきぽんずさん 30代・ママ 女の子9歳、男の子5歳)
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