![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
チェルノブイリ原発事故の子どもたちの怒りと悲しみを訴えた命の記録。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
チェルノブイリの原子力発電所が事故を起こしたのは、1986年だから、36年も昔のことです。
その時の恐怖を子どもたちは知らないけれど、11年前の東日本大震災の福島原発事故は、国内でも起こりうる事故だということ、そのために何が起こったのかを、身を持って経験しました。
そして、その問題が終結していない今、当のチェルノブイリ原子力発電所が、何故攻撃されなければいけないのか、私にはその意味が理解できません。
多分、ロシア軍ののウクライナ侵攻がなければ、この本に目を留めることもなかったかも知れません。
でも、この本は別の意味で重く感じられます。
この本は、チェルノブイリの子どもたちの絵と文章で構成されています。
事故のこと、町や村のこと、病気のこと、家族のこと、10代の子供の心でまとめられています。
今は40代から50代になっている彼ら、彼女らは、別の意味で自分たちの町を見ているに違いありません。
当時よりも緊迫した目で、変わり果てて行く町を見ているゆとりもないに違いありません。
無事でいるのでしょうか。
「生きていたい!」というタイトルが、別の意味を持って叫んでいます。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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