「なかやみわ×どんぐり」……聞いただけでもワクワクする組み合わせ! 期待通り、まるごと一冊どんぐりの魅力にあふれた絵本が出来上がりました。 (どんぐり新聞などの付録もついて、隅から隅まで楽しませてくれます。) 画面狭しと動き回るどんぐり達は大きさも形も様々。特に帽子のデザインの豊富さに、どんぐりってこんなにも種類があるのかと驚かされます。よく見るとキャラクターもそれぞれの雰囲気にぴったり、かなり個性的です。今後の展開に向けて勝手に想像をふくらませてしまいます。 そして、このシリーズの大きなテーマが「仕事」。子どもと仕事と言うと結びつきにくい気もしますが、「しごとってなあに?」「どうしてしごとをするの?」こういう事を理解するのは、案外ずっと感覚的な部分なのかもしれません。 物語は、どんぐり村の帽子屋ぽー、ちい、くりんが、なかなか売れない帽子を持って町へ出掛ける所から始まります。そこで出合った出来事とは? 楽しい結末に向かうきっかけとなる場面。実際に仕事を経験している大人でさえもはっとしてしまうような成功への秘密がかくされていたりして……!? 「楽しいこと」と「大切なこと」、常に両方に真面目に向き合い続けているなかやさん。だからこそ親子に愛され続ける作品が生まれてくるのでしょうね。じっくり楽しんでください。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
どんぐりのぽー、ちい、くりんは、どんぐり村の帽子やさん。 村では帽子が売れないので、お客さんを求めて、町へ出かけます。 ある日、ねずみの親子が帽子を買ってくれ、買った帽子をどうするのかと、ぽーたちがついて行ってみると…。 わくわくの結末が!
お仕事が楽しくなりそうな1冊です!
私自身、子どもができてからも働いているのですが、
仕事って、工夫と知恵でいくらでも売上アップができたり、
効率よく早くできたり、人とのやりとりもうまくいったりするもんですよね☆
ついつい、仕事のあととか「疲れたー」なんてこどもの前でも言ってしまいがちだけど、
なかやみわさんのインタビューでも「子どもたちに、仕事に対する希望を持って欲しい」というような言葉を聞いて、
私は、子どもがいずれ大人になって仕事をすることに、夢や希望を与えてあげられてたかな・・・と反省しました。
現実には、頑張っても思ったようにうまく事が運ばなかったりもするし、
楽しいことばかりではないけど、
子どもたちに「大人になったら働かなくちゃいけない、しんどそうだな、嫌だな」と思われるより
「大きくなったら、あんな仕事やこんな仕事がしたい!楽しみだなあ」と思ってもらいたいですよね☆
そのためにも、いろんなお仕事が見られる(予定の)どんぐりむらのシリーズ、これからも注目してます!
カバーには、切り取って遊べる着せ替えがあったり、
どんぐり新聞がついてたり、1冊まるごと遊べる絵本になっているので、
これこそ、図書館で借りたりするのではなく、
買って手元に置いて、元を取る勢いで何度も読み倒したいですね(笑) (シーアさん 20代・ママ 男の子4歳、男の子1歳)
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