にんじゃサンタは、きょうもしゅぎょうにはげみます。
ひたすらはしるのです。ひたすらとぶのです。ひたすらなげて、かくれて、もぐったりするのです。そして12月24日クリスマスイブの日。ハンドベルのおとがきこえてきたら、にんじゃサンタはきがえてしゅうごうです。よるになったらしゅっぱつです。いよいよにんじゃサンタのでばんです。にんじゃサンタは、よるのまちをひたすらはしるのです。ひたすらとぶのです。ひたすらなげて、かくれて、もぐ……らないです。そして、こどもたちにみつからないように、プレゼントをとどけるのです。
書籍の装画などで活躍しているイラストレーター丸山誠司氏、初の絵本。リズミカルな文章と躍動的なイラスト、カラフルな色使いが魅力の一冊です。
意表を突かれるコラボです。
でも、案外、本当かも、と納得してしまいました。
舞台は、丸山誠司さんお得意のお城です。
とくれば、忍者は必然ですね。
日々修行中の忍者が、やはり面白いです。
そして、クリスマスイブになれば、サンタに早変わり、
これはお手の物ですよね。
もちろん、修行の賜物、身軽な仕事ぶりは、サンタクロースの仕事にぴったりです。
極秘の任務も、得意技。
最初は、殿、ご乱心か!と心配しましたが、この発想に、拍手です。
忍者ものなので、子どもたちもサンタクロース像の夢は壊さず、楽しめると思います。 (レイラさん 40代・ママ 男の子21歳、男の子18歳)
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