ガイコツのフィニギンは大食いで、みんなに恐れられています。ハロウィンの日、知らないさびしい土地にやってきたフィニギンは、「なんてすてきなところだろ。ここならきっと、すてきなハロウィンのごちそうパーティーに出会えるぞ」と楽しみにしています。ところが町のみんなは、フィニギンが来ると知って、大急ぎでたべものを隠します。フィニギンは、ごちそうにありつけるでしょうか。魔女、ビースト、ゾンビ、ミイラ、オオカミ男など、化け物たちが登場するハロウィンの楽しいお話。主にヨーロッパに伝わる民話『石のスープ』を題材に、楽しくユニークに、そしてちょっぴり気持ち悪く味付けしたハロウィン版『石のスープ』です。
フィニギンはガイコツ。
だから、登場人物も魔女やゾンビといった怖そうな人たち・・・。
でも、ぜんぜん怖くありません。
どちらかというと、かわいい雰囲気さえ感じます。
そう、絵がかわいいのです。
話はどこかで読んだようなお話で、おいしいスープを飲むために、フィニギンは知恵を働かせます。
おなかいっぱいおいしいスープを食べられたフィニギン。
細かい絵を見ていろいろ発見するのも楽しいし、面白い絵本でした。 (イザリウオさん 40代・ママ 男の子13歳、男の子10歳)
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