母から子へ伝えたい。ピアノを愛する人すべてに贈る物語。
(だれが ひいてくれるのかしら) くるひも くるひも まちつづける ピアノの まえに、あるひ ちいさな おんなのこが あらわれました。
「このピアノが きにいったかな?」 「この ピアノも わたしのことが だいすきみたい!!」
おんなのこは ピアノに 『メロディ』と なまえを つけました。 (わたしは せかいで いちだいだけの なまえの ある ピアノ) メロディは、うれしくて たまりませんでした。
うれしいことが あったとき かなしいことが あったとき おんなのこは、いつも メロディを ひきました。 でも、おんなのこが ちゅうがくせいになり、こうこうせいになると、メロディとすごすじかんが だんだんと すくなくなり…
この絵本を、世界中のピアノと、ピアノを愛するすべての人に贈ります。
新品のピアノと女の子の交流を描いた作品。
そう、ピアノって、弾いてくれる人がいて初めて生きるんですね。
このピアノは、女の子に気に入られて、「メロディ」と名づけてもらうのです。
女の子との楽しい日々。
そして、女の子が大きくなって、次第に疎遠になって・・・。
よくある光景ですが、後半、メロディには素敵な運命が待っているのですね。
古くなっても、修理されて蘇るピアノ。
なるほど、こんな光景は本当にありそうですね。
我が家も電子ピアノに子どもたちがお世話になっただけに、
余計共感してしまいました。
ピアノのレッスンをしている子どもたちに読んであげてほしいです。
きっと、ピアノに対する想いがよりいい方向に行きそうな気がします。 (レイラさん 40代・ママ 男の子18歳、男の子16歳)
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