こういう遊び心が満載の絵本、大好き! 表紙のドラゴンの子が得意気に見せてくれているのは、多分、彼が今すっごくお気に入りの絵本。そして、恐らく今 一日のうちで一番張り切っているのが「おやすみの時間」。寝る前に、ママにお気に入りの絵本を読んでもらうからです。なんてかわいいぼうやなんでしょう。 ・・・いやいや、このやんちゃぼうず、なかなか一筋縄ではいかないようです。 読み終わった途端に「もっかい?」 お話をちょっと変えて読んであげると・・・またまた「もっかい!」 だんだんママの顔が眠そうになってきてるぞ、お話の内容もなんだか・・・「もっかい!もっかい!」 これは容赦ない。あれ、この感じ、なんか覚えがある? 我が家でも、何回も繰り返し読まされているうちに、お話グダグダ、目がとろーん。すると、息子に目を無理矢理手で開けられて「寝ちゃダメ!」と怒られたっけ。絵本が好きなのはとっても喜ばしいことなんですけどねぇ。 とはいえ、これが他人のうちだと、最高に笑えて、最高に可愛いやりとり(笑)。更にドラゴンの親子ときてるから、とんでもない展開になっていきます。その面白さは実際に読んでみてくださいね。 それにしてもこの絵本の終わり方といったら・・・最高に洒落ています!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
おやすみ前の絵本の時間。セドリックはお気に入りの絵本をママに読んでもらいます。「もっかい!」と何度もせがむうちに、ママが先に寝てしまって…。怒ったセドリックが火を噴くと、なんと本当に絵本に穴があいちゃった…!? 字が躍る、おはなしがかわる、そして最後に、絵本のうしろに穴があく! ケイト・グリーナウェイ賞を二度も受賞した絵本界の奇才、 エミリー・グラヴェットが贈る"遊び心いっぱい"の絵本、新装版です。
お休みの時間にママ
ドラゴンはかわいいドラゴンに
読み聞かせを始めますが・・・
だんだん眠くなるママは、
話を変えたりして、
目がトローンとなり、
とうとうねちゃいます。
わかるわかるみんな経験済み。
おしまいのページは本当に
ビックリ!焦げた匂いが
します。(うそうそ(^_^;))
愉快でユニークな絵本のリスト
を作ってブックトークしようとして
みつけた作品。
かんしゃく起こす二歳児って
よくみかけますが、成長過程で
必要な現象だと思います。
長ーい目で見守りましょう。 (ふのよかさん 50代・じいじ・ばあば )
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