韓国の方が描かれた絵本です。
丁寧な絵と あなぐまおばさんのまん丸おめめがとっても気に入りました。
お話は とてつもなく大きなつむじ風で
いきなり あなぐまおばさんが40里も飛ばされる場面から始まります。
そして 帰り道の途中で目にした 学校の花壇に目を奪われ
自分の家にも花をいっぱい咲かせようと思います。
この場面 すごく可愛いですよ。
あなぐまおばさんが 学校の垣根の隙間から運動場を覗いている後姿。そして まん丸おめめ。
視線の先に 何があるのか…
どうしてそんなに固まってしまっているのか…
早く続きが読みたくなる場面です。
家に着いて 花壇を作るために あなぐまおじさんに草刈りを頼みますが…
あっちもこっちも お花がいっぱいで 草を刈るところはありませんでした。
灯台下が暗いように
身近にある花畑には 今まで気が付かずに暮らしてきたのでしょうね。
このことに気がついて 二人でなぁんだという感じで 肩を並べて「ははははは…」と笑う場面は
あなぐま夫婦の幸せを感じ こちらも心が温かくなりますよ。