いもとようこさんが描く日本むかしばなし。
なんと節分の由来に関するおはなしです。
再話の詳細が描かれていなかったのが残念ですが、
谷真介さん再話の伊豆地方の『鬼といりまめ』でしょうか。
日照りに困ったお母さんが、雨乞いの時につい口を滑らせて、
娘のおふくを鬼に差し出すことになったのですね。
でも大丈夫、お母さんの機転で、無事帰宅できたものの、
追いかけてきた鬼を追い払うアイテムが煎り豆という訳です。
確かに、この説を取れば、煎り豆ということに納得ですね。
少女おふくも、健気に逆境に打ち勝つ勇気があると思います。
いもとさんが添えた、ちょっとしたつぶやきもアクセント。
柔らかい絵も、雰囲気たっぷりです。
幼稚園児くらいからですね。