この「四季の絵本」シリーズはどの季節をとっても素敵です。
この春バージョンは、表紙絵に春ならではの野花やモンシロチョウ、真ん中には野うさぎが描かれていて、手に取った時から「春」を感じます。
斬新だな〜。と思ったのは
『うみべでは、ちいさな いきものたちが うごきだしました。』
という「春の海」の景色というか、海に生息する生き物の姿を描いているところです!
海はどうしても《夏》の表情として考えがちですから、こういう角度で物を描いてくれることに新鮮な驚きを感じました。
1つ1つとても穏やかで懐かしい気持ちになれるような田舎っぽい風景が多いです。
『里山』のシーンでは黄色くて円筒形のポストがポツンと立っていて、ものすごくよかったです。
一番最後のページに「オオイヌノフグリ」が咲いているのがまたよかったです。