「はんぶん」を覚えたら、
なんでもはんぶんしたくなるときって
子どもの頃はありますよね。
それはきっと
「はんぶん」は、ただ物を二つに分けるそのことだけではなく、人に分けてあげることで「やさしさ」をプレゼントすることになり、また、「おそろい」という特別な関係を表すものになりうるからだと思う。
自分の分を人に分けてあげて「ありがとう」なんて言われたら、もう嬉しくて嬉しくて、もっと「はんぶん」したくなる。
また、「はんぶん」したものをあげることは、相手も同じ物を持つことであり「おそろい」になる。なんだか特別なともだちになったみたいで嬉しくなる。
『ふたりではんぶん』は、そんな気持ちを思い出させてくれる一冊。子どもにとっては「はんぶん」のスタートの一冊に。