子どもから大人まで読んでもらいたい一冊。
ここに出てくる韓国のこどもと、その家族は決して韓国代表ではないけども、
隣の国のことに興味をもつきっかけになると思います。
けっこうお洒落で、新しいものが好きで、友達と外で遊ぶのが好きで・・・と現代っ子の普通の顔が見られます。一方、隣の国の伝統的な新年のご挨拶とか、お料理とか、そういったものも見られて、韓国にホームステイしているような気分になりました。
実際に韓国には行ったことがなく、メディアのニュースなどの情報しかないと、印象が偏ります。思い込みや報道されている部分だけで、韓国という国をとらえてしまうのではなく、この本のように、普通の人の生活をもっと知ってみると、素敵な関係がつくっていけるのではないでしょうか?
同じところもあるけど、違うところもある隣人だと思って、いろんな国や文化の人たちと、子どもたちも仲良くなっていって欲しいと思えました。世界が広がる一冊です。
個人的に面白かったのは、韓国の学校給食や買い食いの屋台などのこと。
子どもでも辛いものを食べるのかな?という長年の疑問がありましたが、なるほど!と納得しました。どうやるかというと・・・それは、読んでのお楽しみ。
大人が読むと、自分たちの学校生活やいろいろな子ども時代の事を思い出して楽しめたりもします。私は、子どもの頃に田舎のばあさんに「子どもは辛いものを食べるな!」と怒られていましたので、こっそり隠れて〇〇屋のキムチの元をごはんや白菜などにかけまわして食べていました。セコイ思い出です。
今のことども達はどんどん豊かになって、情報もたくさん与えられているから、将来、平和な、国際関係をつくっていって欲しいと思います。がんばれ〜!