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航海日誌のスタイルで綴られた絵本です。 光を放つ石を手に入れたことをきっかけに、船員たちに変化が起こります。 淡々と綴られる日誌が、かえって不気味さを増幅しているような気がします。 みんなが元に戻っても、何だかスッキリしない後味の悪さがあるのは、結局その石が何だったのか分からないからでしょうか。 人間の姿を変えてしまういまいましい石ですが、石からしてみれば自分の居場所から勝手に連れ出されて、いまいましい人間だと思ったかもしれませんね。
投稿日:2009/04/04
リタ・アン号の船長の航海日誌に綴られた世にも奇妙な物語。 地図にのっていない小さな島で拾った石には、不思議な力が備わっていて、船員たちに奇妙な変化が表れる。 航海日誌は、順風と晴れ上がった空…からはじまるのですが、船長の冷静な語り口がじわじわと迫り来る不気味さを引き立てます。 そしてオールスバーグの独特の、一件落着に見えて実は背中が薄ら寒くなる終わり方で今回も物語は幕をとじます。 挿絵の印象が「西風号の遭難」と重なります。 楽しそうにしている場面でも、何か重い空気があり、日の光の中の絵ですら、暗い影を感じます。 それにしても題名にもなっている「石」。描かれていませんから… どこをとってもまさにオールスバーグの作品。
投稿日:2007/12/17
船長の航海日誌スタイルのお話。 順調な航海中立ち寄った無人島から持ち帰った不思議な石。 そのために乗組員が・・・。 最後まで絵では描かれない不思議な石が、不気味な存在感です。 ラストはお得意のオチも。 題名を読んだ時、コナン・ドイルの『黒い石の秘密』 (マリーセレスト号が無人で発見された事件を推理創作) を思い出してしまったのですが、 それにも似たスリル感を味わいました。 あの出来事は一体・・・と後を引く読後感でした。
投稿日:2007/10/20
全編フルカラーで、明るく、はっきりとした絵本でした。 文章はだれかの航海日誌風になっていて、大人が書いているので、漢字が多く(ルビはふってあります)、言葉もやや難しめになっているので、以外と読み聞かせに使ったり、大人が読んであげて、子どもたちには絵に集中してもらった方が、楽しめるかもしれません。 重大な危機というのが、こんな事態だとは!全くオールズバーグの発想の奇想天外さには毎回驚かされます。 最後は(まだ完全とは言えないまでも)“彼ら”が元に戻れてホッとしました。 小学校高学年くらいから中・高生にお薦めします。
投稿日:2011/11/25
オールズバーグの作品は、文章や絵に描かれていないところが恐ろしいという、底知れぬものがある本が多いのですが、やはりこの本もそうでした。 一読した時は、結局なんだったんだろうという物足りなさを感じましたが、船員達が変化してしまったページは、鳥肌が立つくらいぞっとしました。 その他のページは、肝心なものは正面きって描いておらず、「ちょっとどうなってるの?」というもどかしさが残ります。 でも、後からまた読むと、そのもどかしいページが、じわじわと怖いのです。何かが潜んでいるような気がして。 結局最後まで、つかみ所がなかったのですが、なんだか不安になるような読後感でした。 それにしても、表紙が一番疑問なのです。 途中にも出てくる絵なのですが、これは一体何を意味しているのでしょう。なぜ表紙にこの絵を持ってきたのでしょう。 決して不愉快ではないのですが、考えれば考えるほど、不安をあおる絵本です。
投稿日:2006/11/19
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