てのひらを たいように(フレーベル館)
歌うと元気が湧いてくる!
世界の国からいただきます!(徳間書店)
世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
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農夫と3人の息子のお話です。 農夫は動物が大好きでとても大切に育てています。 それと同じように息子たちもしっかり仕事をしながら 毎日楽しそうに歌を歌っています。 農夫は畑に種を蒔きましたが ちっとも雨が降らず何週間もひからびたままでした。 ここから物語が急変します。 生活できず、食べ物さえ食べれず 家畜を手放し住む場所も小さくしました。 このお話はアメリカの開拓時代を舞台にしており、 移住した人々の厳しい生活の様子を描いたそうです。 やがて農夫も歳を取り子供たちは大人になります。 子供たちにどうやってこれから生きていくか 親としてその接し方は素晴らしいと思いました。 息子たちもちゃんとわかってくれていて安心しました。
投稿日:2022/06/08
知人が中学校での読み語りで取り上げていたのでセレクト。 なるほど、将来を見つめる頃にぴったりのストーリーでした。 『THE ANIMAL HEDGE』が原題。 直訳すれば、「動物の生垣」ですが、「おとうさんの庭」という意訳も味わい深いですね。 農夫が、3人の息子たちと農場で楽しく暮らしていたのです。 ところが、干ばつでこの農夫一家は、大事な家畜たちや農場も売ることになるのです。 小さな家に移り住んだ農夫は、生垣を見て、あることを思いつくのです。 それは、生垣に、動物たちを刈り込むこと。 やがて、その生垣は、3人の息子たちにも、進路を語りかけることになるのです。 トピアリー(樹木を刈り込んで動物の形などにデザインする)については、 『ナーサリー・クライムズ』や『魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園』で知っていましたが、 なるほど、こういう視点もあったのですね。 生垣の成長を時間をかけて眺めて見えるもの、それが「心の底にあった願い」なのですね。 生垣の成長という、時間の流れとともに、 農夫の年老いていく様子、息子たちの成長していく様子が絵の中に丁寧に描かれていて、 時間を体感できます。 親子の間にある、心のつながりもまた、素晴らしい作品だと思います。 小学校高学年以上から、じっくりと味わってほしいです。
投稿日:2014/02/07
丁寧に描かれている作品だと思いました。 三人の息子と、小さな農場を営む父親のお話です。 18見開きの中で、約20年の時の経過が凝縮されています。 父親の働き盛りの時、それを手伝う息子。 天候不順で、家畜も農地も家も手放し、親子で力を合わせ細々と生計を立てなければならなかった時代。 父親の息子たちへ語ったメッセージが素敵でした。 自分で生きていくことの覚悟をしっかりと伝えています。 そして、そのための職業選択を慎重に考えることも。 これこそが、親が自立前の子供たちへ最後にする大きな仕事だと思いました。 子供たちの人生に最後まで寄り添えない親故、一人立ちを後押しするこの言葉が、親の責任として必要だと思いました。 この後の、生け垣の刈り込みをモチーフにお話が展開していくところが素敵でした。 息子たちが巣立った後のおじいさんの生け垣が切なかった。 最後に、驚きと喜びで胸がいっぱいになりました。
投稿日:2010/07/02
私が図書館から何冊かまとめて借りてきて、図書館用のバックに入れていたら、 上の子がいつの間にか勝手に見ていて、「これよかったよ~」と薦めてくれました。 本当にジ~ンと、染みいる良さがありました。 子どもたちがだんだん大きくなっていくのは分かるけど、お父さんが少しづつ老いていくのが、すごいな~と、思いました。 絵本の中で、これだけの時間の流れを上手に出している作品は少ないかと思います。 この絵本はあまりごちゃごちゃいうより、まぁ、手に取って読んでください!と、いいたいです。 自分の子どもをよいしょするようですが、何冊かある本の中から、この絵本を「よかったよ」と、差し出せる娘の心の成長も、嬉しく思いました。
投稿日:2010/04/26
前から気になっていた本です。 息子と読みましたが、難しかったようで、大人の方が内容的に理解しやすいように思いました。 絶望した中でも生活の中で喜びを見つけることや、自分の道を選んでいくことなどを教えてくれるような本だと思いました。 緑を基調とした絵が印象に残りますし、癒されるものがありました。
投稿日:2009/11/06
厳しい天候に一度は動物も農場も失った農夫が、 移り住んだ小屋のいけがきに、かわいがっていた動物たちの 姿を刈り込むことで、再び希望を見出します。 そして三人の息子達が大きくなったとき、 自分たちの進む道を切開くか・・・ やがて、答えを見つけ出した三人の息子たちは・・・。 深い緑と豊かな土の色、 あたたかなまきストーブの燃えるような落ち着いた赤色が、 とても美しい重みを持った絵物語。 陶器仁描かれた絵の様に輝きと表面を持つ独特の繊細な絵に、 農夫一家の運命を静かにつづった文章が、 透明感あふれる水のように注がれて、 お話しの展開とともに小さな泉のように、感動を呼びます。 ゆめを持つこと、自分の進むべき道を身分で見いだすことを 教えて頂いたようなきがします。
投稿日:2008/09/23
きびしい自然の中で暮らす民族だからこそ生み出される知恵を感じました。 自然の猛威によって大切な農地や動物を売ってしまったあとも、その場所でできることで生活し、家族の絆を頼りに、あるものの中から知恵を得て、夢もみていく・・・ 壊れてしまえばつぎのもの・・・飽きてしまえばまだ使えるのに品を換え、自然のままだと採算が合わないから人工的なもの・・・なにか近代的な世の中が滑稽であわれに感じます。 人も自然の一部として生まれ、生きていく中には、どうすることもできないようなことも体験し、だからこそ、この絵本のように将来の夢を神秘的な描き方で導きだすような表現も生まれたのかなと思います。 歌を歌いながら仕事をする・・・昔の映画によくありましたよね・・・なんか、そういうのって、すごくあこがれるんですよね。
投稿日:2007/12/24
アメリカの開拓時代のはなしです。 移住した人々の生活の厳しさが書かれています。 苦しい生活の中でも、息子たちに自分の夢を見つけさせるお父さん。 その方法がとても不思議で素敵です。 自分の内面から湧き出る「夢」からのメッセージを子どもたちはちゃんと受け取って、 自分の道へと進んでいきます。 親は、子どもをこうやって見守るものなのですね。 ついいらないことまで、口を出してしまいます。 反省しました。。 わが子にも、ひとりの時間を持って、自分をみつめ自分を見つけてもらいたいです。
投稿日:2007/05/10
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