勤勉なゾロと小悪魔のようなサライ。
共に天才レオナルド・ダ・ヴィンチの弟子。
サライにそそのかされ、秘密の部屋から飛行機の試作品を運び出し、
丘の上から飛んだゾロ。
墜落し怪我をしたゾロですが、大切なヒントをダ・ヴィンチに与え
ます。
あとがきによると、彼の発明品は現代のような材料や道具が
なかったため、失敗作が多かったようですが、多くのものが
著しく時代を先取りしていたそうです。
「どんなことだって、知ろうと 努力することが 大切だよ」
ダ・ヴィンチは一挙手一投足が夢の実現への努力だったようです。
「将来何になりたい?何をしてみたい?」こう問いかけても、
「わかんない」「考えたことない」そんな答えがよく返ってきます。
先達たちのおかげで便利になりすぎたせいでしょうか。
物のない時代の方が、夢がみられたのでしょうか。
夢を持つことの大切さを学んで欲しいです。
最後に…
皮肉にもサライの盗みや非行について、たくさんの記録が
ダ・ヴィンチのノートに残っているものの、ゾロについての記録は
あまりないそうです。