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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

紙しばい屋さん」 ママの声

紙しばい屋さん 作・絵:アレン・セイ
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2007年03月
ISBN:9784593504848
評価スコア 4.68
評価ランキング 2,205
みんなの声 総数 21
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  • 本物は見たことがありませんが

    このお話は、紙芝居屋さんという今ではなかなか見ることのできない紙芝居の移動読み聞かせをやっているおじいさんのお話でした。若い時に紙芝居の読み聞かせをやっていたおじいさんが年を取って久しぶりにまた紙芝居をやり始めました。子供のころにこの紙芝居を聞いていた子供たちが大人になっても覚えていたのにも感動しましたし、おじいさんのために手作りのお菓子を作ってあげていたおばあさんのやさしさにも感動しました。

    投稿日:2016/06/05

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  • 懐かしさと淋しさが交錯して

     私は紙芝居屋さん終焉期に子ども時代を過ごしました。
     テレビ普及時代に育ちましたから、気づかぬうちにその姿を見かけなくなりました。

     さて、主人公のおじいさん、もはや紙芝居業を廃業していたようでしたが、思い立ってかつての町へ、自転車に紙芝居とおばあさんの作ってくれた砂糖菓子を載せ…。
     町の様変わりに驚きながら、かつての自分の店開きをしていた場所で、独演を…。

     懐かしい想いと、時代にのみこまれてしまった淋しい想いが読んでいて交錯し、読後しんみりとしてしまいました。

     お話し会で紙芝居の台を使う事もありますが、この大切な「日本の子どもの文化」とも言えるスタイルは、お菓子はありませんが、こういう形でもやはり残して伝えていきたいと、改めて思いました。

    投稿日:2009/10/31

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  • 本職の紙芝居屋さんにあってみたい。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    うちは上の子も読みましたが、これはどちらかというと大人の絵本でしょう!
    アレン・セイ。いいですね〜。
    私はリアルタイムで、紙芝居屋さんを見た記憶はないのですが、
    戦後、こんな風に子どもたちに接してほぞぼそと商売をされていた方が、日本にはたくさんいたんでしょうね〜。

    まだうちの子どもたちが小さかった時、
    栃木県の子ども向けの小さいテーマパークで、
    子ども達に紙芝居をやっていると聞いて、連れて行ったことがありました。
    その時はどうも本職の人ではなく、
    ボランティアのおじさん(それもあまり本気モードでない)か、
    館職員の人っぽい方の、
    何とも抑揚のないつまらない紙芝居で、ひどくがっかりしたのを覚えています。

    今でも、こういうことを専門にやられている方はいるんでしょうか?
    いつか、「本職」といえる方に「黄金仮面」の紙芝居をやってもらって、聞いてみたいな〜。
    (余談ですが「黄金仮面」の紙芝居。読んだことある人いますか?
    話が途中で終わっちゃっているんですが、めっちゃくちゃ面白いんですよ〜)

    などと、この「紙しばい屋さん」の絵本を読みながら思いました。
    それにこの絵本の中に出てくるおばあさんの作ったお菓子。食べてみたいですね〜。一体どんな味がするんでしょう!?

    投稿日:2009/10/16

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  • 人と人との交流

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    紙芝居やさんは私が子供の頃にはもうあまり見かけなくなっていたのだと思います。
    多分、私の親の世代が楽しんだものでしょう。
    でも何故か懐かしさを感じるのです。
    紙芝居と共に子供の楽しみでもあった駄菓子のイメージがあるからでしょうか。

    テレビの普及とともに見かけることが少なくなった紙芝居やさん。
    この紙芝居やさんのいいところは、やっぱりテレビと違って、人と人との交流がそこにあることだと思います。
    人との関わりはやっぱりいつまで経ってもちゃんと覚えているもの。
    だからこの紙芝居やさんを懐かしく思う大人たちがしっかりといたのでしょう。

    うつりかわった街並みとは反対に、いつまでも変わることのなかった子供たちの心に、ホッと心が温かくなる思いでした。

    投稿日:2009/03/18

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  • 僕の所にも来てほしいな・・・

    我が子は、口元にわずかに笑みを浮かべながら、紙芝居の台の引き出しからカラフルなお菓子を出そうとしているおじいさんの表紙に心惹かれたようです。
    普段親しんでいる絵本に比べて落ち着いた絵を真剣な顔でじっくりと眺めていました。

    読み終わった後、僕の所にも紙芝居屋さん来れば良いのにな・・・つぶやいていました。

    投稿日:2008/11/13

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  • 残してほしいものがあります

    昔懐かしいタイトルで選んでみました。
    といっても、生の紙しばい屋さんを見たことは
    ありませんがその良さが伝わってくる本でした。

    昔のように仕事をしてくるとおじいさん。
    お菓子を作るおばあさん。
    でも出ていくと、街並みはすっかり変わっていて。
    その変わりようには冷たさを感じました。
    果たして集まってくれる人はいるのだろうかと
    かわいそうな気持ちになりましいたが
    なんのなんの。
    子供のころ楽しんだ大人たちが集まっていました。
    紙しばいだけでなく、昔のいいものは
    どんどん受け継いでいくべきだなあと思いました。

    最後のページでは心温まりました。
    作者をよくよく見て、その事にも驚きでした。

    投稿日:2008/09/25

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  • 丁寧に読みたい極上の絵本

    この絵本は丁寧に読みたい絵本だと思いました。紙芝居屋さんのおじいさんと御婆さんがとても仲が良くて紙芝居をする事を二人して楽しんでいる所が素敵でした。お爺さんが持っていくお菓子を御婆さんが手作りするのはなんてうっとりする共同作業なのだろうと私の理想の夫婦の関係を見つけた気がしました。町の人も何年もたっているのにこの御爺さんの紙芝居を心の中で覚えていて楽しい記憶と一緒に何年ももち続けていたことはよっぽど素晴らしい記憶だったのだなと思いました。絵も言葉も極上でした。大切に読みたい絵本です。

    投稿日:2008/04/27

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  • 涙出てきちゃった

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子8歳、男の子4歳

    30代半ばの私、紙しばい屋さんのこと、うっすら覚えています。紙芝居をやってくれた後、水あめとかを売ってくれる。いつのまにか、そんな姿が見られなくなって…。
    今の子供たちは、こんな紙しばい屋さんの存在を知らないので、この本できっと初めて見たと思います。
    娘は、「この本、好き!」って。できれば、タイムトリップして本物の紙しばい屋さんを見せてあげたいなあ。

    どんなに時代が移り、新しいものがあふれても、子供のときの思い出は変わらないんですね。おじいさんのおかげで、多くの大人が子供のときをふりかえり、なつかしさを覚える、とてもすてきな光景に出会えたと思います。本当にいいものは、時代を超えて変わらず美しい。そんな感想を持つ本です。

    投稿日:2008/02/13

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  • 紙芝居のおいたち

    この本はどちらかというと大人の方に読んでいただきたいな〜!と思いました。

    子どもが生まれてから、紙芝居を読んでとリクエストされることもあり、よく図書館から紙芝居を借りてきては親子で紙芝居を楽しんだりしています。

    なので、この本を見つけたときすごく興味を持って手にし、読みました。

    紙芝居は日本の文化なんですね。

    この一冊の本で、紙芝居がどのように現在に至っているのかというおいたちが分かります。

    紙芝居に興味のある方、新たな発見に出会えると思うので一度手にとって読んでみてください。

    描かれている絵も、繊細に書かれていて温かみがあってとっても素敵ですよ。

    投稿日:2008/02/14

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  • なぜか懐かしいような気持ちになる

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子7歳

    紙しばい屋さんというのは、私より一世代前の人たちには、絶大なる支持を得ていたようで、その世代の作家たちがその面白さを語っているのを、雑誌などで何度も目にしたことがあります。
    娯楽の少ない暮らしの中で、子どもの最大の楽しみで、やってくるのを心待ちにしていたのでしょうね。
    お話はもちろんのこと、色とりどりのお菓子にもワクワクと胸をときめかせたのでしょう。
    この絵本からは、そんな甘美な気持ちがいっぱい伝わってきます。

    アレン・セイの絵本は、絵も素晴らしいですし、なぜか懐かしいような気持ちにさせらてしまうという不思議な絵本です。
    『紙しばい屋さん』は、静かな雰囲気のお話ですが、その懐かしいような気持ちにせかされて、どんどんページをめくってしまいます。
    そして、読み終わった後に、体の隅々まできれいな空気が行き渡ったような、爽やかな気持ちになっていました。

    投稿日:2007/05/01

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