あさかわ保育園に本当にあった樹齢50年以上の「くりの木」。
春夏秋冬、子ども達はいつもくりの木と一緒。
くりの木は、みんなの大切なともだちでした。
ある時、そのくりの木が切られることに!!
ガッカリする子ども達。
それでも、工事は進みます。
次々切り落とされるくりの木の枝。
たまらず、「やめろー!!」と叫んだのは、
いつもわんぱくなゆうちゃん。
子ども達のまっすぐな想い、それでもやらなければいけない現実。
切なくて、読むたび涙が出そうになります。
娘も、この本を読むと、何故か私の膝に座ってきます。
あとがきに
「くりの木が子ども達に与えてくれた教育って計り知れないよね」
と1人のお父さんに声をかけられたとあります。
今はもう無い くりの木ですが、それは 歌となり、本となり、
そして、遠い地の子ども達に 今もそしてこれからも、
いろいろなものを与え続けてくれることでしょう。